国家公務員「刑務官」の採用試験の日程や試験内容(平成29年度)

国家公務員専門職「刑務官」は、高卒程度の試験で、試験区分が、刑務A、刑務A(武道)、刑務B、刑務B(武道)、刑務A(社会人)、刑務B(社会人)とあり、勤務地で試験区分をわけ、採用人数も各勤務地で区分されます。


試験日程と試験地について

受付期間が、7月19日(火)9:00~7月28日(木)でインターネットから申し込みます。第一次試験が9月18日(日)、第二次試験が10月20日(木)~10月26日(水)(第一次試験の合格通知にて指定)です。最終合格発表日は、11月22日(火)です。

試験地は試験区分によって異なります。第一次試験をどこで受けたかによっても第二次試験地が変わります。()内が第二次試験地になります。

刑務A・刑務A(社会人)の試験地は、函館市、旭川市、釧路市、帯広市、網走市、青森市、盛岡市、仙台市、秋田市、山形市、福島市、ひたちなか市、前橋市、川越市、千葉市、東京都、横浜市、甲府市、新潟市、松本市、静岡市、名古屋市、金沢市、京都市、鳥取市、松江市、岡山市、広島市、山口市、徳島市、高松市、東温市、高知市、北九州市、諫早市、熊本市、大分市、宮崎市(原則として第1次試験を受験した試験地)、江別市(札幌市)、宇都宮市(大田原氏)、岐阜市(名古屋市)、松原市(堺市)、神戸市(明石市)、和歌山市(堺市)、福岡市、鳥栖市(宇美町(福岡県糟屋郡))、鹿児島市(湧水町(鹿児島県姶良郡))、那覇市(南城市)です。

刑務B・刑務B(社会人)の試験地は、函館市、旭川市、釧路市、帯広市、網走市、江別市(札幌市)、青森市、盛岡市、仙台市、秋田市、山形市、福島市(福島市)、ひたちなか市、宇都宮市、前橋市、川越市、千葉市、東京都、栃木市、横浜市、甲府市、新潟市、松本市、静岡市(栃木市)、岐阜市、名古屋市、金沢市(笠松町(岐阜県羽島郡))、京都市、松原市、神戸市、和歌山市(和歌山市)、鳥取市、松江市、岡山市、広島市、山口市、(岩国市)、徳島市、高松市、東温市、高知市(東温市)、福岡市、北九州市、鳥栖市、諫早市、熊本市、大分市、宮崎市、鹿児島市(鳥栖市)、那覇市(南城市)です。

刑務A(武道)の試験地は、札幌市、仙台市、東京都、名古屋市、堺市、広島市、高松市、福岡市、南城市で、第二次試験は原則として第一次試験地を受験した場所で行います。
刑務B(武道)の試験地は、札幌市(札幌市)、仙台市(福島市)、東京都(栃木市)、名古屋市(笠松町(岐阜県羽島郡))、堺市(和歌山市)、広島市(岩国市)、福岡市(鳥栖市)です。

なお、平成29年度の刑務官採用試験から、第1次試験地「岐阜市」が廃止されました。

第一次試験の内容について

基礎能力試験(多肢選択式)は、公務員として必要な基礎的な能力(知能及び知識)についての筆記試験です。出題数は40題、内訳は知能分野20題(文章理解7、課題処理7、数的処理4、資料解釈2)知識分野20題(自然科学5、人文科学9、社会科学6)です。試験時間は1時間30分、配点比率は4/7です。

作文試験は文章による表現力、課題に対する理解力などについての筆記試験です。試験時間は50分、配点比率は1/7です。

実技試験(刑務A(武道)・刑務B(武道)のみ)は柔道又は剣道の実技に関する試験です。

第二次試験について

人物試験で人柄、対人的能力などについての個別面接(配点比率2/7)を行います。これに加えて身体検査・身体測定・体力検査(刑務A(武道)・刑務B(武道)を除く)を行います。以下の基準に達しないものが一つでもある場合は、体力検査で不合格となります。

上体起こし(筋持久力)… ひざを曲げ、あおむきに寝た姿勢で、30秒間のうちに何回上体を起こすことができるかを検査します。男子21回以上、女子13回以上を基準とします。


立ち幅跳び( 瞬発力)… 立位姿勢から両足踏み切りで前方にどれだけ跳躍することができるかを検査します。男子205㎝以上、女子147㎝以上を基準とします。

反復横跳び(敏しょう性)… 100㎝間隔に引かれた3本のライン上で、20秒間のうちに何回サイドステップすることができるかを検査します。男子44回以上、女子37回以上を基準とします。

また、身体測定では、次のいずれかに該当する場合は不合格になるとして公開されています。

・身長が男子160㎝、女子148㎝に満たない者
・体重が男子47㎏、女子40㎏に満たない者
・裸眼視力がどちらか一眼でも0.6に満たない者(ただし、矯正視力が両眼で1.0以上の者は差し支えない。)
・四肢の運動機能に異常のある者

採用予定人数について

採用予定数は、試験区分と勤務地によって異なります。

勤務地が北海道の採用予定数は、刑務Aは約30名、刑務Bは約25名、刑務A(社会人)は約5名、刑務B(社会人)は約5名、刑務A(武道)は約10名、刑務B(武道)は約10名です。

勤務地が青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県の採用予定数は、刑務Aは約50名、刑務Bは約20名、刑務A(社会人)は約10名、刑務B(社会人)は若干名、刑務A(武道)は約15名、刑務B(武道)は約5名です。

勤務地が茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、新潟県、長野県、静岡県の採用予定数は、刑務Aは約85名、刑務Bは約60名、刑務A(社会人)は約15名、刑務B(社会人)は10名、刑務A(武道)は約25名、刑務B(武道)は約15名です。

勤務地が岐阜県、愛知県、三重県、富山県、石川県、福井県の採用予定数は、刑務Aは約70名、刑務Bは約25名、刑務A(社会人)は約10名、刑務B(社会人)は若干名、刑務A(武道)は約15名、刑務B(武道)は若干名です。

勤務地が滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県の採用予定数は、刑務Aは約55名、刑務Bは約40名、刑務A(社会人)は約10名、刑務B(社会人)は約10名、刑務A(武道)は約15名、刑務B(武道)は約10名です。

勤務地が鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県の採用予定数は、刑務Aは約55名、刑務Bは約35名、刑務A(社会人)は約10名、刑務B(社会人)は約5名、刑務A(武道)は約15名、刑務B(武道)は約5名です。

勤務地が徳島県、香川県、愛媛県、高知県の採用予定数は、刑務Aは約35名、刑務Bは約10名、刑務A(社会人)は約5名、刑務A(武道)は約10名です。

勤務地が福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県の採用予定数は、刑務Aは約85名、刑務Bは15名、刑務A(社会人)は約15名、刑務B(社会人)は若干名、刑務A(武道)は約25名、刑務B(武道)は若干名です。

勤務地が沖縄県の採用予定数は、刑務Aは約10名、刑務A(武道)は若干名です。

本記事は、2017年6月27日時点調査または公開された情報です。
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