【国家公務員】2021年度試験で、女性の「一般職合格者」が過去最多を記録

2021年8月17日に、2021年度国家公務員採用一般職試験の合格者が発表されました。発表によると、国家一般の合格者のうち、女性の割合が過去最高を記録したようです。


2021年度(令和3年度)国家公務員採用一般職試験で、女性の割合が過去最高に!

2021年8月17日に人事院が発表した試験結果によりますと、2021年度の国家公務員採用一般職試験(大卒程度)で合格したのは、7553名でした。

このうち、女性の合格者は2910名で、全体の38.5%だったようです。この合格者数と割合はともに、2012年に「一般職試験」が始まって以来の過去最高の水準であり、国家公務員の一般職への女性進出がますます進んだ結果となりました。

▼参考URL:人事院|2021年度国家公務員採用一般職試験(大卒程度試験)及び専門職試験(大卒程度)の合格者発表(外部サイト)

人事院の女性公務員を増加させる取り組みについて

人事院では、国家一般職に限らず、女性の公務員の採用・登用を拡大させるため、専用ページなどで女性の働き方に関する質疑応答や、仕事と家庭の両立の事例について紹介しています。

人事院の担当者は、朝日新聞の取材に対し、「今後も女性の割合は高まっていきそうだ」とも話しており、女性国家公務員の活躍が期待されます。

▼参考URL
人事院|女性の皆さんへ(外部サイト)
朝日新聞|国家公務員の一般職合格者、女性が過去最高に(外部サイト)

前年度から人気は戻ったが、受験者数は減少傾向の「国家公務員」

2021年度の「国家公務員採用一般職試験」の申込者は2万7317人で、2012年度以降で最少だったようです。

2020年度は、「新型コロナウイルス感染症」の拡大の影響で、国家公務員一般職採用試験の実施が例年より遅れたため、地方自治体などに人材が流出したことなどから合格者は2021年度の7553名に比べ1500人ほど少ない6031人でした。

2021年度の試験は、例年通りのスケジュールで実施され他こともあり、合格者は例年の水準に戻ったようです。

しかし、国家公務員全体として、一般職も総合職もともに受験者数が減少傾向にあり、国家公務員の人気低下は進んでしまっています。

まとめ

このページでは、2021年度の国家公務員一般職採用試験の合格者のうち、女性の合格者の割合、合格者の人数がともに過去最多を記録したことをご紹介しました。


この背景には、人事院が進める、女性公務員採用拡大の施策が一定の効果を見せていることや、優秀な女性が地元にとどまらず、国家公務員を目指す事例が増えてきたことなどが考えられます。

ただし、国家公務員一般職試験の受験者数全体としては減少しており、国家公務員の人気低下が起こっていることも指摘されています。

今後、女性国家公務員の割合が増えることで、働き方がますます改善され、働きやすく人気のある職種として再び注目され、優秀な人材が集まることが期待されます。

【国家一般になるには?】大卒や高卒から「国家公務員一般職」になる方法

本記事は、2021年10月27日時点調査または公開された情報です。
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