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「公務員」を英語で言うと? - 公務員総研の独自調べ

「公務員」を英語で表現するとどのようになるのか、知っているようで知らない職種も多いのではないでしょうか?公務員制度が日本独自のものであるため、必ずしも決まった対訳があるわけではありませんが、気になる公務員の各職種の英語表現をまとめました。

2018年01月09日更新

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目次
国家公務員と地方公務員
国家公務員に関わる職の英語表現
地方公務員に関わる職の英語表現
その他、公務員が勤務する公的機関について
国連などで働く「国際公務員」を英訳すると
まとめ
「公務員」を英語で表現すると? - 公務員総研の独自調べ

国家公務員と地方公務員

「公務員」を英語に訳すと「公的な役人」という意味の「Public official」や、「政府の労働者」という意味の「Government worker」などと表現できます。「Public official」の英単語には、官僚・役人・公務員・公人といった和訳があてられます。

公務員の中でも「国家公務員」を英訳するには「National」を頭につけて「National public official」と言えばよいでしょう。それに対して「地方公務員」については「Local」を頭につけて、「Local public official」ということで「国家公務員」との対義語として表現できます。

なお、某航空会社の出入国書類の書き方では、国家公務員を「GOVERNMENT OFFICIAL」、地方公務員を「LOCAL GOVERNMENT OFFICIAL」という記入例が案内されています。

「政府」なのか「公的組織」なのか、このあたりの解釈がありそうです。

国家公務員に関わる職の英語表現

それでは国家公務員の具体的な職種について英訳の考察をご紹介します。

総合職と一般職

国家公務員の「総合職」は、ただ「総合」という部分を直訳しても「総合職」が具体的にどのようなポジションなのか、外国の人には伝わりづらいと思います。そこで、総合職が「キャリア」とも呼ばれ、出世が期待される職種であることから、「National Public Service career track」や「career-track position for national civil servants」などと訳すと「総合職」の指す意味が具体的に伝わりやすくなるかもしれません。

反対に「一般職」についても、「一般」を直訳しては意味が伝わりません。一般職は総合職とは違いひとつの職種や職場にとどまり、その仕事を専門的に扱うことが多いため、「National Public Employees in the Regular Service」や「National public officer engaged in regular services」などと言うと、具体的な働き方がわかりやすいかと思います。

専門職系

続いて国家公務員の「専門職」についても、どのように英訳すればよいか考察します。

まず「国税専門官」は直訳に近いですが「National tax specialist」や「National tax examiner」などと表現します。国税専門官が中央省庁で勤務することが多いのに対して、「財務専門官」は主に地方の財務局で働くようなので、財務局の英訳「Local Finance Bureaus」を利用して「財務専門官」は「Local Finance Bureaus Officer」と訳すとより具体的なイメージが伝わると思います。

「検査官」という意味の「Inspector」という単語を使う職種としては、「食品衛生監視官」が「Food sanitation inspector」、「労働基準監督官」が「Labor standards inspector」と英訳できます。

「法務専門職員(人間科学)」については、人間科学系という意味の「Division of Human Science」を追記するかたちで、「Ministry of Justice professional staff(Division of Human Science)」とします。

「外務省専門職員」は「外務省」を「Ministry of Foreign Affairs」と表現しますので、「Specialist Officerl of the Ministry of Foreign Affairs」と言えば伝わります。

「防衛省職員」だと「防衛省」が「Ministry」ですので、「Officer of the Ministry」と訳します。

「航空管制官」は外国でも一般的な職種ですので「Air traffic controller」という対訳があります。同じく空港など国の玄関口で勤務する「入国警備官」は「Immigration control officer」です。

裁判所関連では、「裁判所職員」が「Court official」、「家庭裁判所調査官」については「Family court probation officer」などと表現します。

「国会国立図書館職員」については、「国会」という意味の「Diet」を使用して、「National Diet Librarian staff」と言います。同じく国会関連の職種であり、国家公務員だということを見落としがちな「国会議員」は「Diet officials」と英訳できます。

「刑務官」に相当する英単語は「Provost」「Prison guard」があります。

「皇宮護衛官」は「Imperial Palace」と訳す「皇宮」を護衛する仕事ですので「Imperial Palace guard officer」と表現します。

自衛隊関係

「自衛隊」のことは英語で「Self−Defence Force」というのが正式な訳し方です。各部隊のことをそれぞれ英訳すると、「陸上自衛隊」は「Japan Ground Self-Defense Force」、「海上自衛隊」は「Maritime Self−Defence Force」、「航空自衛隊」は「Japan Air Self-Defense Force」と表現します。

地方公務員に関わる職の英語表現

代表的な地方公務員である「市役所職員(市町村職員)」は「市役所」の英訳が「City hall」ですので、「City hall official」と言います。地方公務員の中でも、一分野の現場に特化して仕事をすることが多い「技能・労務職」は「現場」などを意味する「field」を使って、「Public field worker」と英訳できます。

地方公務員の仕事は外国にも同じ職業や似た職業があるものが多いため、ちょうど対応する英単語が存在するケースが多く見られます。

地域の治安を守る「警察官」は「Police officer」、地域住民を火事から守る「消防官」は「Fire officer」、同じく命を守る「救急救命士」は英語で「Emergency medical technician」です。

学校・教育に関する地方公務員

学校など教育機関や保育施設に勤務する地方公務員の英訳についてご紹介します。まず、「教員」は「Teacher」なので、「幼稚園教員」は「Kindergarten teacher」または「Nursery teacher」です。「保育士」はteacherは使用せず、「Childcare worker」と表します。

幼稚園などの「園長」は「Kindergerten principal」、「副園長」は「Vice-principal of kindergarten」という表現が当てはまります。

「小学校の先生」は「Elementary school teacher」や「Primary school teacher」と訳します。「中学校の先生」は「Junior high school teacher」、そして「高等学校の先生」は「High school teacher」と言います。

学校のトップである「校長」は「Principal」なので、「副校長」は「Vice-principal」です。 「教頭」は校長の補佐的な仕事をしますので、「Assistant principal」です。「理事長」は学校の方向性を決定する理事会のトップ(チーフ)ですので、「Chief director」が適当です。

大学の役職についても見ていきましょう。まず「国立大学法人」のことは「National University Corporation」と英訳します。

大学内の役職については、「教授」が「Professor」 、「准教授」は「Associate professor」です。「助教」は教授、准教授の補佐を担うため「Assistant professor」です。「研究員」一般を「Reseach worker」と表現します。そのほか「講師」は「Lecturer」、「助手」には「Assistant」が相当します。

学校や保育園などでも勤務することがある「栄養士」は「Nutritionist」や「Dietitian」ですが、給食の献立などを計画できる「管理栄養士」は免許制であることから、直訳すると「登録されている栄養士」という意味の「Registered nutritionist」と表現します。また、学校に務める「学校栄養士」を「School dietitian」と言うこともできます。

博物館や美術館の「学芸員」を表す英単語は「Curator」です。図書館の「司書」は「Librarian」です。

病院など医療機関に関する地方公務員

公立病院などに務める地方公務員の英語表現についてご紹介します。「医師」は「Doctor」ですが、「獣医師」は「Veterinary surgeon」や「Veterinarian」と言います。

「薬剤師」は「Pharmacist」と表し、「看護師」は「Nurse」なので「保健師」は「Public health nurse」と表現できます。

その他、公務員が勤務する公的機関について

まず、国家公務員の多くが務める「独立行政法人」は英語で「Incorporated administrative agency」と表現します。

そのほかの公的な教育施設として「海上保安大学校」が「Japan Coast Guard Academy」、「海上保安学校」は「Japan Coast Guard School」、「気象大学校」は「Meteorological Coll」 と表現します。

「防衛大学校」は「National Defense Academy」ですので、「防衛医科大学校」は「National Defense Madical Colledge」と英訳します。また、「航空保安大学校」は 「Aeronautical Safety Coll」と訳されています。

国連などで働く「国際公務員」を英訳すると

日本の国家公務員や地方公務員ではありませんが、国連や、国連の関連機関で働く職員のことを「国際公務員」と言います。「国際公務員」は英語で「International civil servant」と表現します。ちなみに国連は「国際連合」の略で、英語では「United Nations」と言います。

まとめ

このページでは、国家公務員や地方公務員の役職や勤務先を英語でどのように表現するのか、公務員総研独自の考察を加えてご紹介しました。

こちらに掲載した表現は正式な英訳のものもありますが、あくまで一例であり、他にも違う表現がある役職や施設もあります。気になる表現があれば、ご自身でも検証してみてください。

公務員は海外向けの業務はもちろん、今後ますます増えていくだろう国内の外国人観光客などに向けての業務も増えていくでしょう。公務員というのがどのような仕事を担当し、英語でどのように表現するのか知っておくと、思わぬところで役に立つかもしれません。

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