難関試験「国家公務員採用総合職・一般職試験」とは?
「国家公務員採用総合職・一般職試験」とは、人事院が主催する採用試験で、国家公務員を採用するための試験です。
2012年までは「国家公務員採用試験Ⅰ種」「国家公務員採用試験Ⅱ種」と呼ばれていましたが、現在では「総合職」と「一般職」と呼ばれています。
どちらも難易度が高い試験ですが、「総合職」試験の合格率は5%と言われており、「一般職」よりも難しいと言われています。
「総合職」と「一般職」の違い
「総合職」は、大学院を卒業または大学を卒業しているものに受講資格があり、合格者は中央官庁や国の出向機関などで勤務します。また、「総合職」に合格すると「キャリア」と呼ばれる未来の幹部候補になることができ、将来的に重要なポストの仕事を任される可能性が高くなります。
対する「一般職」は、大卒程度・高校卒業程度資格を持つものに受講資格があり、合格者は各省庁にて政策の実行や事務処理などを担当します。幹部候補となる「総合職」に対して、「一般職」は「ノンキャリア」と呼ばれ、幹部を目指す人も少なくありませんが、自らの得意分野を伸ばしたスペシャリストの道を目指す人が多いようです。
「国家公務員採用試験総合職・一般職」を受講するための資格は?
「国家公務員採用試験総合職・一般職」は、受験が行われる都市の4月1日に21歳~30歳未満、もしくは21歳未満でも大学卒業の見込みがあれば受講することが可能です。つまり、30歳を超えてしまうと受講資格を失います。また、受験費用は無料です。
2018年度の「国家公務員採用総合職・一般職試験」開催日程
2018年度の「国家公務員採用総合職・一般職試験」は、以下のスケジュールにて開催されます。
総合職試験(院卒者試験・大卒程度試験)
申込受付期間(インターネット):3月30日(金)9:00~4月9日(月)
第1次試験日:4月29日(日)
第1次試験合格者発表日 :5月11日(金)
第2次試験日(筆記):5月27日(日)
第2次試験日(政策課題討議・人物):5月29日(火)~6月15日(金)
最終合格者発表日:6月29日(金)
(※ 院卒者試験(法務区分)及び大卒程度試験(教養区分)は別途秋に実施)
一般職試験(大卒程度試験)
申込受付期間(インターネット):4月6日(金)9:00~4月18日(水)
第1次試験日 :6月17日(日)
第1次試験合格者発表日:7月11日(水)
第2次試験日(人物):7月18日(水)~8月3日(金)
最終合格者発表日:8月21日(火)
申し込み方法は?
受験申込書は基本的にはインターネットからの提出となっていますが、郵送で取り寄せるほか、役所で直接申し込むことも可能なようです。
申し込み方法を含め、受験資格、試験種目、試験方法など詳細は、2018年2月1日に人事院ホームページ採用情報ナビ(http://www.jinji.go.jp/saiyo/saiyo.htm)に掲載予定です。
公務員総研ニュースでも、発表され次第お知らせします。
まとめ
今回は、「国家公務員採用総合職・一般職試験」の概要と開催日程についてお知らせしました。国家公務員を目指す方は、今の内からスケジュールを確認し、試験に備えた調整を行いましょう。
また、「国家公務員採用総合職・一般職試験」に関する詳細が発表され次第、公務員総研ニュースでお知らせします。
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