さいたま市の「地方公務員保育士」の給料・年収・福利厚生について

埼玉県さいたま市の地方公務員として働く「保育士」の平均の月給料や年収モデル、参考初任給や定められている福利厚生についてご紹介します。公務員の保育士は、地方公務員として、各地方自治体に採用されて働きます。


保育園は厚生労働省の管轄で、保育士は子どもの日常生活の援助をしたり、保育を行います。

さいたま市で保育士として採用されると、保育園をはじめ、子ども未来局等に配属され、保育の業務や地域における子育て支援事業等の業務に従事します。なお現在さいたま市内には61の公立保育所が存在します。

さいたま市の地方公務員「保育士」の給料について

さいたま市の地方公務員である保育士の給料は、俸給表行政職給料表に基づいて計算されます。月の給与は、基本となる給料の月額に加え、扶養手当、通勤手当、住居手当の合計値です。地域手当は基本給の13%となります。ボーナスにあたる期末・勤勉手当は月の給料4.3か月分が支給されます。なお、公務員も「税金」や「社会保険」は、民間企業と同じく、給与から差し引かれます。

さいたま市の地方公務員「保育士」の初任給(29年4月現在)

さいたま市の地方公務員「保育士」の初任給は、短大卒の場合188,898円です。(地域手当を含む。)これに通勤手当や住居手当、扶養手当が追加されます。なお、学歴や職歴に応じて加算されることがあります。

さいたま市の「保育士」の平均給与データと年収例(平成29年)

さいたま市の地方公務員「保育士」を含む「行政職給料表」に該当する職員は、平均年齢39.2歳で、平均給料は311,043円、扶養手当や地域手当を含む平均給与月額は381,251円です。平均年収は、約621万円(※1)です。

※1:月給与の12ヶ月分とボーナスは、おおよそ月給与4.3ヶ月分を仮に計算して、算入しています。

さいたま市の地方公務員「保育士」の福利厚生

地方公務員「保育士」の福利厚生は下記の通り、案内されています。

▼諸手当
扶養手当 配偶者:13,500円、配偶者以外の扶養親族:1人につき6,500円、満16歳の年度初めから満22歳の年度末までの子1人に対する加算:5,000円
住居手当 借家・借間:家賃に応じて27,000円を限度に支給
通勤手当 支給限度月額 55,000円 など

▼就業時間
午前8時30分から午後5時15分まで。
休日及び勤務時間は、職種や勤務場所によって異なる場合があります。
年次有給休暇は年20日(初年度は採用月により異なります。)あり、未使用日数は20日を限度に翌年に繰り越すことができます。
このほか、病気休暇、結婚・出産・忌引・夏季などの特別休暇、介護休暇、育児休業などがあります。

▼休日・休暇
日曜日、土曜日及び祝日並びに年末年始(12月29日から翌年1月3日まで)

▼福利厚生
職員互助会による各種助成制度や、給付金制度があります。さいたま市では保育士として働き始める方へ、家賃補助などの様々な補助や研修を実施しています。主な補助や研修内容は以下のURLから確認することができます。
http://www.city.saitama.jp/003/001/015/001/p048243_d/fil/PRguide001.pdf


さいたま市の地方公務員「保育士」の職員数(平成28年)

保育士を含む行政職給料表に該当する職員の人数は5,071人です。平成28年度では、379人が採用に応募し、52人が採用されました。

さいたま市の地方公務員「保育士」の退職金について

さいたま市の地方公務員の退職手当については、地方自治法(昭和22年法律第67号)第204条第2項及び第3項の規定により、各地方公共団体の条例により定めることとされています。

退職手当の計算方法及び支給率は以下のとおりです。

退職手当額=基本額+調整額
基本額=退職日給料月額×退職理由別・勤続年数別支給率
調整額=調整月額のうちその額が多いものから60月分の額を合計した額

基本額の支給率は、勤続年数(抄)によって変わり、定年退職の場合勤続25年で34.5か月と30か月以上を超えて、35年以上で49.59か月分で計算されます。一人当たりの平均支給率は定年退職で24,216千円です。

本記事は、2018年2月16日時点調査または公開された情報です。
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