【私立とどっちが良い?】「公立保育園保育士」の給料の仕組みについて

公立保育園で働く「保育士」は、地方公務員です。この「公立保育士」の給料について、私立保育士と比較しながらまとめます。 また、「公立保育士」は民間の「保育士」と比べても給料が高いのですが、その理由も解説します。

「公立保育園」の「保育士」の給与は自治体が定めている

保育園には地方自治体が運営する「公立保育園」と、民間の社会福祉法人などの団体や企業が運営する「私立保育園」があります。「公立保育園」に勤める「保育士」は、それぞれの地方自治体に所属する「地方公務員」です。

また、近年運営する自治体が増えてきた「公立認定こども園」は、「幼稚園」と「保育所」が一体となった施設ですが、この「公立こども園」で働く「保育士」も、もちろん「地方公務員」の一員です。

常勤では「公立保育園」の方が「私立保育園」より給料が高い

平成25年の厚生労働省の調査によると、常勤の「公立保育士」の平均給与月額は約28万円、「私立保育士」の平均給与月額は約25万円でした。非常勤については、「公立保育士」と「私立保育士」、どちらも約15万円でした。

常勤の「保育士」の月給には、ボーナスの12分の1が含まれています。常勤の「保育士」の給与額を比べると、「公立園」と「私立園」で約3万円の差があり、「公立保育士」の方が給与が高いようです。より給与が高く、賞与の支給額が安定しているため「公立保育士」への就職について、給与面のメリットを理由に目指す人も多くいるようなので、狭き門とも言われています。

参考:厚生労働省ホームページ「幼稚園・保育園等の経営実態調査」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/163-1.html

「公立保育園保育士」は「勤続年数」が長いため給与額も大きい

「公立保育士」は地方公務員ですので、産休・育休の制度がほかの公務員の職種と同様に充実しています。

比較的女性が多い職場の保育園・保育所では、仕事と家庭を両立できる「公立園」の環境の方が、より仕事を続けやすく勤続年数も長くなっていると考えられます。

実際に、「公立保育士」の平均勤続年数は約12年ですが、「私立保育士」の場合は約8.5年というように開きがあります。

「公立保育士」は勤続年数が長ければ長いほど、昇給も大きくなるため、平均給与額が大きくなるようです。

参考:厚生労働省ホームページ「幼稚園・保育園等の経営実態調査」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/163-1.html

「公立保育士」の中でも「主任保育士」は給与額が大きい

「保育士」には「主任保育士」という役職があります。「公立保育園」の「主任保育士」の平成25年度の平均勤続年数は約28年で、平均月額給与は約49万円でした。「私立保育園」の「主任保育士」は、平均勤続年数が約21年、平均月額給与が約38万円ですので、同じ役職であっても給与額に大きな差があると言えます。

「公立園」と「私立園」の給与額の格差にはやはり、勤続年数が大きく関係しています。そのため、あくまでも平均値の話ではありますが、より仕事を長く続けやすい「公立保育士」の方が、「私立保育士」より給与面では恵まれていると言えるでしょう。

参考:厚生労働省ホームページ「幼稚園・保育園等の経営実態調査」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/163-1a.pdf

「公立保育士」の待遇や福利厚生は?

地方公務員である「公立保育士」の待遇や福利厚生は、給料と同じく各地方自治体によって異なります。

諸手当としては、「扶養手当」や「住居手当」「通勤手当」などが支給されることが多いようですが、詳しい金額については各市町村などの募集案内で確認してください。

また福利厚生として、助成制度や給付金制度を設けている自治体もあります。働きたいと思っている自治体での福利厚生がどのように設定されているのか、公務員試験を受験する前に確認しておくことがおすすめです。

「地方公務員保育士」の一例>「さいたま市の「地方公務員保育士」の給料・年収・福利厚生について」

まとめ ー 長く働きたいなら「公立保育士」がおすすめ

このページでは「地方公務員保育士」の給料について解説しました。「地方公務員」である公立の保育園で働く「公立保育士」の給与や待遇は、各自治体が定めており、それぞれ異なります。

しかし一般的には、私立園の「保育士」よりも「公立保育士」の方が平均勤続年数が長く、賞与の額も比較的安定していることから、お給料は高い傾向にあります。

また、産休や育休の制度がほかの地方公務員と同様に充実していることが勤続年数が長い理由だとも言われています。「保育士」には女性はもちろん、今後育休や介護での休暇を必要とする男性保育士も増えていくと思います。

家庭と仕事を両立し、長く「保育士」を続けていきたいと考える場合は、休暇制度が充実し、平均勤続年数が長く、平均給与額がより高い、「公立保育士」がおすすめだと言えます。

本記事は、2019年2月17日時点調査または公開された情報です。
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