【行政栄養士】「管理栄養士・栄養士・学校栄養士」の給料について

地方公務員として各自治体に所属する「管理栄養士」「栄養士」「学校栄養士」の給料についてまとめました。 参考として、全国の「公務員管理栄養士」の平均給与額と、一部の自治体が募集している「公務員栄養士」の初任給について紹介します。

「地方公務員」の「栄養士」の給料は各自治体が決めている

「地方公務員」の「管理栄養士」「栄養士」「学校栄養士」は、公立病院や保健所、保健センター、公立幼稚園や保育園、公立学校など、各自治体が管理する施設で働いています。「公務員栄養士」は、各自治体が採用する自治体職員ですので、給与は勤務先の施設によって異なるわけではなく、各自治体の基準によって決められており、各自治体から支払われます。

「公務員栄養士」の中には、複数の施設や学校の担当を兼任することもあるのですが、給料については各自治体にある地方公務員の俸給表によって一律に算出されるので、担当する数によって変動することは無いようです。

ただしこれは正規職員の場合であり、「非常勤職員」や「期限付職員」などの非正規雇用の「公務員栄養士」は、日給制や時給制のこともあります。給与形態については採用時の勤務条件などで確認できます。

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「管理栄養士」の方が「栄養士」より給与が高いことがある

「地方公務員」の「栄養士」については、国家資格である「管理栄養士」を採用するケースが多いと言われています。栄養についての公務では、「管理栄養士」にしか権限がない仕事内容もあるため、「管理栄養士」のみを採用するケースがあるのです。

一般的に、「地方公務員」の「栄養士」については「短大卒程度」の「地方中級」として採用されます。それに対して、「地方公務員」の「管理栄養士」は「大卒程度」の「地方上級」として採用されます。

地方中級と上級では、上級の方が初任給が高いため、「地方公務員」では同じ勤続年数で見たときに「管理栄養士」の方が「栄養士」より給与が高くなります。「管理栄養士」と「栄養士」では、資格の取得の方法が違いますので、進路選択をする際には注意が必要です。

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「地方公務員」の「管理栄養士」の平均給与額は?総務省調べ

総務省が調査した「平成29年地方公務員給与の実態」では、「管理栄養士」を含む「医療技術職」の平均給与額は、約30.8万円でした。これはあくまで平均値であり、職員の平均年齢「40.9歳」時点での給与を換算したものです。

具体的な給与額を年齢別に見てみると、「地方公務員」の「管理栄養士」として勤務する22歳~26歳の平均給与額は約22万円、57~59歳の平均給与額は約37万円のようです。

参考:総務省ホームページ「地方公務員給与実態調査」
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_gyousei/c-gyousei/kyuuyo/kyuuyo_jc.html

滋賀県の「管理栄養士」の初任給の例

滋賀県が平成30年度に実施する県立病院などを管轄する「滋賀県病院事業庁」で勤務する「管理栄養士」の募集案内では、採用時に大卒で職務経験なしの場合の初任給を「約193,200円」としていました。給料月額の基準は改定されることがあるので、滋賀県のホームページなどで最新情報を確認してください。また、最終学歴や職務経験が認められた場合には、初任給に加算されることがあります。

また給料とは別に、支給条件に応じた「扶養手当」「地域手当」「住居手当」「通勤手当」「期末手当」「勤勉手当」等が支給されるようです。

参考:滋賀県ホームページ「平成30年度管理栄養士採用選考受験案内(平成31年4月採用予定)」
> http://www.pref.shiga.lg.jp/n/byouin/shiken/310210nb0003.html

長野県の病院勤務の「管理栄養士」(経験者)の初任給の例

長野県の伊那市・箕輪町・南箕輪村の3市町村によって構成されている「一部事務組合」の「伊奈中央行政組合」が運営する「伊奈中央病院」では、平成31年度に「経験者」枠での「管理栄養士」の採用があります。

募集案内によると、公務員の区分としては「地方公務員中級」に該当しますが、その給料については「国家公務員の給与に準じた金額」とされており、例えば3年制短大卒の場合は「約193,200円」、4年生大学卒の場合は「約199,400円」が目安の金額であり、これに職歴に応じて加算されるようです。

近年では、長野県のように行政サービスの効率化やコスト削減等の理由で、複数の自治体が共同で病院やインフラなどを運営することを目的とした、広域連合の設置が増加しています。その場合、自治体ごとに給料の基準が違うこともあります。そのため長野県のように、「国家公務員」の給料を基準にして、「地方公務員」の「管理栄養士」の給料を決める方法をとる自治体もあるようです。

参考:伊奈中央病院ホームページ「2019年度採用正規職員募集(管理栄養士)」
> https://www.inahp.jp/0400728.html

板橋区の非常勤 学校栄養士の場合

東京都板橋区では、1年を通して登録制の「学校栄養士(給食事務補助調理職員)」を募集しているようです。板橋区のこの制度では、板橋区立小中学校の栄養士に欠員があったときにのみ、登録している「栄養士」の中から面接を行ない、臨時職員として採用しています。登録すると、受付から1年間有効となるようです。

板橋区の非常勤の「学校栄養士」の給料は「日当制」が採用されています。月の勤務日数に応じて、日当の約10,125円の勤務日数分と、交通費が支給されます。

登録制なので必ずしも採用されるわけではありませんが、このような制度を利用して「地方公務員」の「学校栄養士」としての経験を積む方もいるようです。

参考:板橋区ホームページ「給食事務補助臨時職員登録者(学校栄養士)の募集

> http://www.city.itabashi.tokyo.jp/c_kurashi/095/095337.html

まとめ ー 「公務員栄養士」は給与・待遇面でおすすめ

このページでは、「地方公務員」の「管理栄養士」「栄養士」「学校栄養士」の給料についてまとめました。

「地方公務員」の「栄養士」の中には、正規職員として勤務している方や、非常勤職員として勤務する方がおり、勤務体系によって給与も変わってきます。

また、「管理栄養士」の中でも「地方公務員上級」として雇用される場合と、「地方公務員中級」として雇用される場合があり、上級と中級では給与額に差があります。それに対して、「栄養士」はほとんどが「中級」として採用されています。

経験者採用の場合は、職務経験によって給料が加算されますので、給料は勤務先や条件によって異なります。しかし、上記のように「地方公務員」の「管理栄養士」を含む「医療技術職」については、総務省が平均の給与額を調査していますので、そちらも参考にしてみてはいかがでしょうか。


本記事は、2019年2月16日時点調査または公開された情報です。
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