中国の偵察用気球か アメリカ本土上空で飛行を確認
2023年2月6日、アメリカ軍はアメリカ本土やカナダの上空を横断していた中国の気球を、南部サウスカロライナ州の沖合で戦闘機によって撃墜したというニュースがありました。
アメリカ側は、気球は、中国からの偵察が目的だと発表しています。
中国の偵察用気球か アメリカ本土上空で飛行を確認 米国防総省 #nhk_news https://t.co/BMa616RgUi
— NHKニュース (@nhk_news) February 3, 2023
アメリカ国防総省とは?
アメリカ国防総省は、アメリカ軍の八武官組織のうち、沿岸警備隊、アメリカ公衆衛生局士官部隊、合衆国海洋大気局士官部隊を除く陸軍、海軍、空軍、海兵隊、宇宙軍の5つの軍を傘下におさめるアメリカの行政機関のひとつです。
参考)「アメリカ国防総省」(2023年1月25日 (水) 01:45 UTCの版)『ウィキペディア日本語版』
中国の気球が飛行したルートは?
2023年2月2日、アメリカ国防総省のライダー報道官は偵察用の気球が民間機が利用するよりも高いアメリカ本土の上空を飛行しているのを確認したと発表しました。
気球は数日前にアメリカ本土上空に入り、2月1日に西部モンタナ州の上空を飛行していたということで、モンタナ州にはICBM=大陸間弾道ミサイルを運用するアメリカ軍の基地があるそうです。
アメリカ国防総省、気球をミサイルで撃墜と発表
現地時間の2023年2月4日、日本時間の5日に声明を発表し、南部サウスカロライナ州の沖合の領海の上空で、アメリカ軍の戦闘機が、アメリカ本土の上空を飛行してきた中国の気球を撃墜したと明らかにしたとのことです。
アメリカ国防総省の高官によりますと、現地時間の午後2時39分、日本時間の午前4時39分にF22ステルス戦闘機が気球に向けて空対空ミサイル1発を発射し、海に墜落させたということです。
参考)NHKのサイト(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230203/k10013969441000.html)
2020年日本でも気球を確認
2020年6月、日本でも宮城県や福島県で謎の気球が確認されています。
左:2023年、アメリカのモンタナ州に現れた中国のスパイ気球
右:2020年、日本の宮城県に現れた謎の気球 pic.twitter.com/YI4nKYwQxo— JSF (@rockfish31) February 2, 2023
みんなの反応・SNSの反応
中国の気球がアメリカ本土上空で確認について、Twitterでの反応をいくつかご紹介します。
アメリカの中国への監視や、日本政府の気球への対応についての声がありました。
https://twitter.com/Catsuzuchan_01/status/1622399206383308800 https://twitter.com/keiseisuzuki/status/1622834787831668736アメリカが「中国のスパイバルーン」と断定し、中国がそれを認め、アメリカは撃墜した😉👌
一方、2020年に宮城県上空で目撃された“謎の白い球体”について記者団の質問に、河野防衛大臣は「気球に聞いてください」と応えた😩
河野太郎議員はあまりにも無責任で、いかにダメかハッキリしちゃいましたね⁉️ pic.twitter.com/ojKe9mjVpi— ami (@amisweetheart) February 6, 2023
アメリカが中国の気球について詳細に監視をしている。
そりゃスパイ衛星のお国柄だし。
pic.twitter.com/fHvmrE3xin— くろやす (@kuroyasu17) February 10, 2023
アメリカ空軍のF-22が中国の観測気球を撃墜したことが大きなニュースになってるみたいだけど、アメリカがF-22を使った理由はアメリカが保有する戦闘機の中でもっとも高高度飛行能力に優れているからだと思う。今回2万mの目標を破壊したわけだけど、普通の戦闘機の作戦高度は1万m強くらいです。 pic.twitter.com/B0JFH2mNs6
— ぐり@関賢太郎 航空軍事記者 (@gripen_ng) February 5, 2023
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