8億円かけて開発した避難支援システム、ダウンロード3000人止まり(2023年2月16日情報)

公務員総研の行政・社会ニュース紹介、今回は「8億円かけて開発した避難支援システム、ダウンロード3000人止まり」についてです。


8億円かけて開発した避難支援システム、ダウンロード3000人止まり

2023年2月7日、鹿児島県が2022年4月1日に運用を開始した原子力防災アプリのダウンロード数が、伸び悩んでいるというニュースがありました。
アプリを含む住民避難支援・円滑化システムの開発費は8億500万円とのことです。

鹿児島県原子力防災アプリとは?

鹿児島県原子力防災アプリは、原子力災害時の住民避難をより円滑なものとするために、2022年(令和4年)4月1日より運用を開始しています。

鹿児島県原子力災害時住民避難支援・円滑化システムが集約した原子力災害における避難情報などを閲覧できるスマートフォン用アプリで、QRコードを活用して、避難所などでの手続きを円滑に実施することができるものだそうです。

主な機能をご紹介します。
・自治体からの避難に関するお知らせを受信
・最寄りのモニタリングポストの空間放射線量を確認
・スマートフォンのGPS機能を使って現在地からの避難経路を検索
・QRコードを使った素早い受付登録

参考)鹿児島県のサイト:https://www.pref.kagoshima.jp/aj02/genbousai-app.html

鹿児島県にある原子力発電所ってどこにある?

鹿児島県にある原子力発電所とは、九州電力が管轄する川内(せんだい)原子力発電所のことで、鹿児島県薩摩川内市の川内川河口にほど近い海岸部にあります。

参考)九州電力のサイト:https://www.kyuden.co.jp/sendai_index.html

鹿児島県の原子力防災訓練が2023年2月11日、3年ぶりに実施

2023年2月11日、鹿児島県の原子力防災訓練が3年ぶりに住民も参加して実施され、今回の訓練では、円滑な避難のために、2022年4月から運用されている「原子力防災アプリ」も初めて活用されたというニュースがありました。

みんなの反応・SNSの反応

原子力防災アプリについてのTwitterでの反応をいくつかご紹介します。知らなかったという声が多く、ニュースで知って登録したという声もありました。
また、要らなかったのでは?などの声がありました。


本記事は、2023年2月19日時点調査または公開された情報です。
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