海上保安庁が日本のEEZ内で違法にサンゴ漁を行っている中国船の船長を逮捕(2023年2月27日情報)

公務員総研の行政・社会ニュース紹介、今回は「海上保安庁が日本のEEZ内で違法にサンゴ漁を行っている中国船の船長を逮捕」についてです。


海上保安庁が日本のEEZ内で違法にサンゴ漁を行っている中国船の船長を逮捕

2023年2月22日、海上保安庁が日本のEEZ内で違法にサンゴ漁を行っている中国船の船長を逮捕したというニュースがありました。

海上保安庁とは?

海上保安庁とは日本の行政機関の一つで、国土交通省の外局です。

海上保安庁の任務は、治安の確保、領海警備、海難救助、海上環境、災害対策、海洋調査、海上交通の安全、国際関係です。

参考)海上保安庁のサイト:https://www.kaiho.mlit.go.jp/

「海」を舞台に活躍する国家公務員「海上保安官」になるには

排他的経済水域(EEZ)とは?

排他的経済水域(はいたてきけいざいすいいき)とは、EEZの略称でも言われて、英語の正式名称は、Exclusive Economic Zoneです。EEZは、領海の基線からその外側200海里(約370km)の線までの海域(領海を除く。)並びにその海底及びその下とされていて、漁業その他経済活動が可能です。

詳しくは、外務省のサイトの掲載内容をご紹介します。

排他的経済水域(EEZ:Exclusive Economic Zone)とは、漁業をしたり、石油などの天然資源を掘ったり、科学的な調査を行ったりという活動を、他の国に邪魔されずに自由に行うことができる水域です。海に面している国は、自分の海(領海)の外側に決められた幅を超えない範囲で排他的経済水域を設定することができます。海に面している国は、これらの活動を行うほかは、排他的経済水域を独り占めしてはならないことになっています。たとえば、他の国の船が通ったり、飛行機が上空を飛んだり、他の国が海底にパイプラインを作ったりすることを禁止することはできません。
出典)外務省のサイト:https://www.mofa.go.jp/mofaj/index.html

中国船の船長が逮捕された場所は?

サンゴ漁を行っている中国船の船長が逮捕されたのは、鹿児島県の臥蛇島(がじゃじま)沖です。

臥蛇島は、鹿児島県の吐噶喇(トカラ)列島に属しトカラ列島で最大の中之島の西約28kmに位置する無人島です。

戦前の最盛期には、40世帯、188名以上がいた臥蛇島ですが、厳しい自然条件の下、高度成長の波による若者の流出などにより地域の維持は困難を極め、最後まで残った4世帯16名が島を離れた1970年7月28日に無人島になりました。

参考)十島村のサイト:http://www.tokara.jp/


みんなの反応・SNSの反応

違法にサンゴ漁を行っている中国船の船長を逮捕についてのTwitterでの反応をいくつかご紹介します。逮捕された中国人に対し厳しい処分を求める声や、環境破壊を心配する声などがありました。

本記事は、2023年3月5日時点調査または公開された情報です。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと、安全性・有用性を考慮の上、ご利用ください。

国防/海上自衛隊
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