アメリカ保健福祉省が麻薬取締局に対し、大麻の規制緩和を勧告(2023年10月17日情報)

公務員総研の行政・社会ニュース紹介、今回は「アメリカ保健福祉省が麻薬取締局に対し、大麻の規制緩和を勧告」についてです。


アメリカ保健福祉省、大麻の規制緩和を勧告

2023年8月31日、アメリカの保健福祉省は2023年8月29日、麻薬取締局(DEA)に対し、大麻に関する連邦の規則を緩和するよう勧告したというニュースがありました。

アメリカ合衆国保健福祉省とは?

アメリカ合衆国保健福祉省(英: United States Department of Health and Human Services、略称: HHS)は、アメリカの政府機関のひとつで、全てのアメリカ人の健康を保護し、重要な社会事業を提供することを目的としています。

日本の旧厚生省(現在の厚生労働省)に相当し、保健社会福祉省・厚生省とも訳されています。

参考)「アメリカ合衆国保健福祉省」(2022年2月18日 (金) 15:26 UTCの版)『ウィキペディア日本語版』

アメリカ合衆国麻薬取締局とは?

アメリカ合衆国麻薬取締局(英:Drug Enforcement Administration、略称:DEA)は、アメリカ合衆国司法省に属する警察機関で、1970年規制物質法の執行を職務とする連邦捜査機関です。1973年5月28日、時の大統領リチャード・ニクソンが設置法案に署名し創設され、連邦捜査局との競合管轄権を有するものの麻薬取締局は連邦麻薬法の国内施行に関する主導機関であり、国外におけるアメリカ合衆国の麻薬の捜査及び追跡に関する単独責任を有しています。

参考)「麻薬取締局」(2023年5月25日 (木) 12:58 UTCの版)『ウィキペディア日本語版』

大麻とは?

大麻とはアサ科の一年草です。茎から丈夫な繊維が取れるので、昔から栽培され、衣類などに利用されてきました。

しかし、一方で大麻の花や葉には「THC(テトラヒドロカンナビノール)」という脳に作用する成分が含まれており、大麻を乱用すると様々な影響があります。

出典)厚生労働省のサイト:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000193406.html

日本の大麻取締法では、大麻とは、大麻草(カンナビス・サティバ・エル)、及びその製品をいいます。

日本では、大麻の栽培、所持、譲受・譲渡等は原則禁止で、都道府県知事の免許を受けた大麻取扱者のみが大麻の栽培、所持、譲受・譲渡等を認められており、大麻取扱者以外の者がこれらの行為を行った場合は罰せられます。なお、研究のための使用は大麻研究者のみ可能です。研究であっても、医薬品の開発を目的としての人への臨床試験は認められていません。

参考)厚生労働省のサイト:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000193406.html


みんなの反応・SNSの反応

アメリカ保健福祉省が麻薬取締局に対し、大麻の規制緩和を勧告についてのSNS(Twitter等)での反応をいくつかご紹介します。大麻に対する連邦政策の画期的な転換の前兆となるや日本は逆行しているなどの声がありました。

本記事は、2023年11月14日時点調査または公開された情報です。
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