歩道のコケで滑って骨折、賠償命じられた那珂川市が控訴(2023年11月12日情報)

公務員総研の行政・社会ニュース紹介、今回は「歩道のコケで滑って骨折、賠償命じられた那珂川市が控訴」についてです。


歩道のコケで滑って骨折、賠償命じられた那珂川市が控訴

2023年11月9日、ランニング中に歩道のコケで滑って骨折、280万円の賠償命じられた一審判決に 福岡県那珂川市「承服できないので控訴した」という内容の投稿が、X(ツイッター)にありました。

福岡県の那珂川市とは?

那珂川市は、福岡県の西部にあって大都市福岡市の都心部からわずか13キロメートルのところに位置し、東部は春日市、大野城市、筑紫野市と、南部は佐賀県、北部・西部は福岡市に接し、南部は三方を背振連山に囲まれ、ここに源を発する那珂川が市の中央を南北に貫流し博多湾に注いでいます。

明治22年(1889年)4月30日、町村制の施行によって南畑村、岩戸村、安徳村の三村が誕生し、昭和31年(1956年)4月1日に市町村合併促進法に基づいて、この三村が合併して筑紫郡那珂川町が誕生しました。那珂川町発足当時の人口は8,948人でしたが、恵まれた自然環境や福岡市の都心部から至近の距離にあること等から人口は増加していき、町誕生から62年後の平成30年(2018年)10月1日に筑紫郡那珂川町は、那珂川市となりました。

参考)福岡県那珂川市のサイト:https://www.city.nakagawa.lg.jp/

そもそも何があった?

2020年、那珂川市の市道で、50代の男性がランニング中に転倒し、ろっ骨を折るなどの大けがをし、男性は道路の管理が原因だとして市に1600万円余りの損害賠償を求める訴えを起こし、市側はランニング中の事故は見通せなかったなどと主張していました。

2023年10月、那珂川市に賠償命じる

2023年10月19日、那珂川市の市道で男性がランニング中に転倒してけがをしたのは、道路を適切に管理していなかったことが原因だとして損害賠償を求めていた裁判で、福岡地方裁判所は判決で道路の安全性に問題があったと指摘し、那珂川市におよそ280万円を支払うよう命じました。

2023年11月2日付で、福岡高裁に控訴したことが那珂川市などへの取材でわかったとのことです。

みんなの反応・SNSの反応

歩道のコケで滑って骨折、賠償命じられた那珂川市が控訴についてのSNS(Twitter等)での反応をいくつかご紹介します。那珂川市を応援する声や日本の司法を心配する声などがありました。


本記事は、2023年12月11日時点調査または公開された情報です。
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