【千葉県】千葉市図書館が電子書籍サービスを開始
2021年7月30日から、千葉県の千葉市図書館が、図書館にある本をインターネットで閲覧できる「電子書籍サービス」を開始しました。
千葉市図書館の取り組みをご紹介します。
▼参考URL:千葉市図書館|千葉市電子書籍サービスを開始しました(外部サイト)
【千葉市図書館電子化】サービス開始の目的は「ウィズコロナ時代」への対応
千葉市図書館が電子書籍サービスを開始した背景には、図書館サービスのさらなる利便性向上を目指す目的はもちろん、「ウィズコロナ時代」への対応を進めるという狙いもあるようです。
電子書籍サービスを開始することで、図書館を日常的に図書館を利用している人が来館の頻度を下げることもできますし、これまで日中の来館が難しく、図書館の利用があまりできなかったビジネスパーソンや、子育て・介護に携わる人などにも、図書館を利用してもらうことが可能になりました。
▼参考URL:千葉経済新聞|千葉市図書館が電子書籍サービス開始 来館控え自宅で読書を(外部サイト)
【千葉市図書館電子化】電子書籍は約7,600冊、様々なジャンルをラインナップ
千葉市の電子書籍サービスでは、図書館利用者はインターネット上の専用サイトで電子書籍を検索し、借りることができます。
千葉市図書館所蔵の電子書籍の冊数は約7,600冊です。千葉市図書館の資料総数(2020年)が約275万冊ですので、まだまだ対応冊数は少ない印象ですが、児童書・絵本や育児書、小説・エッセイのほか、短時間で読み切れるビジネス書や料理・健康等の実用書、青空文庫など、ジャンルを問わずにそろえる方針のようです。
貸出点数は2冊以内と、実際の図書館が10冊以内なのに対して少なめではありますが、貸出期間は最長14日間と、通常の貸出期間と同じ期間となっています。貸出期間が終わると自動的に返却となり、来館して返却手続きするといった手間は省け、便利です。
▼参考URL:千葉市|千葉市図書館利用統計
(https://www.city.chiba.jp/kyoiku/shogaigakushu/chuotoshokan/kanri/library_toukei2015.html)
【千葉市図書館電子化】図書館利用カード所有者は手続きなしでサービス利用化
千葉市図書館の「電子書籍サービス」の利用方法についてご紹介します。
千葉市図書館の「電子書籍サービス専用サイト」には、千葉市ホームページ内の「千葉市電子書籍サービス」バナーから電子書籍専用のID・パスワードを入力するとログインできるようになっています。
専用サイトへのログインは千葉市図書館の図書館利用カードを持っていれば、新たな手続きなしで利用できるようです。
図書館の利用カードの作成は、図書館窓口が受け付けていますが、「署名用電子証明」が有効なマイナンバーカードがあれば「ちば電子申請サービス」でも申し込みも可能です。
図書館カードを作るには条件や、有効期限がありますので、不明点は千葉市図書館で確認することをおすすめします。
まとめ - 千葉市図書館電子書籍サービスの専用サイトはこちらから
このページでは、電子書籍サービスが始まった千葉市図書館についてご紹介しました。
全国の自治体で、ウィズコロナ時代以前から図書館電子化の動きはあったようですが、コロナ禍によってますますその需要は高まっているように思います。
一般社団法人電子出版制作・流通協議会 電子図書館・コンテンツ教育利用部会によりますと、2021年1月1日時点で、電子図書館サービスを導入している自治体は 143自治体で、電子図書館数は139館だったようです。
これは、図書館機能がある自治体1,386自治体のうち約10%、図書館施設等を持たない自治体も含めた全自治体1794自治体に対する割合では約8%ということで、まだまだ電子書籍化が進んでいる自治体は全体としては少ないようで、始まったばかりという印象です。
全国的にも比較的早い段階で、「電子書籍化サービス」をスタートさせた千葉市図書館について、もし利用できる地域にお住まいの方は利用してみてはいかがでしょうか。
▼参考URL
千葉市|電子書籍サービス(外部サイト)
千葉市電子書籍サービス(専用サイト)(外部サイト)
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