自衛隊が活躍するけど??ユニークな内容になっている映画
「お堅い仕事」と思われがちな自衛隊。
確かに堅いです。規律や考え方、普段の暮らし…。
柔軟過ぎるのは困ります。そうでなければ厳しい環境での業務は遂行できません。
ある意味、一般社会とは異なる世界での仕事である自衛隊ですが、自衛隊だからこそ表現できる映画の世界があります。
今回は、自衛隊がユニークな存在として描かれている映画を紹介します。
劇場版『右向け左!自衛隊へ行こう』
邪心(女性を追いかけて)を抱いて空挺部隊に志願した新人自衛官が、厳しい訓練や仲間との交流を通して人間的に(自衛官としても)成長していく姿を描いたコメディ映画(1995年制作)です。
村上淳、立河宜子、ヒロミ等が主要キャストとして出演。元自衛官の今井雅之も二等陸士の役で出演しています。
映画を見た人の感想も様々で、「自衛隊を知るというより、むしろ印象が心配になる映画でした」「厳しい(?)訓練と若者たちの日常をトレンディドラマのように表現(?)。時代を感じる作品でした」というもの。
もちろん度量の広い自衛隊です。防衛庁、陸上自衛隊、航空自衛隊の全面協力を得て撮影されました。
『右向け左!自衛隊へ行こう』の作品情報
・原作
史村翔原作、すぎむらしんいち作画の漫画『右向け左!』(週刊ヤングマガジン(講談社)連載)
・出演者
村上淳、立河宜子、今井雅之、他
・「右向け左!自衛隊へ行こう オープニング」
『ゾンビ自衛隊』
『ゾンビ自衛隊』は2005年制作の映画です。
富士の樹海での演習中に突然ゾンビ現象に遭遇した陸上自衛隊の一個小隊。襲ってくる「首吊り腐乱ゾンビ」「極道ゾンビ」「赤ちゃんゾンビ」等に立ち向かう女性自衛官たち…。
(とりあえず怖そうなものを盛り込んどけや)的な作りで、B級・C級映画ファンの話題となりました。
怖がって見るのではなく笑いながら見るのが正しい鑑賞法のようです。
「これは酷い作品です」「床の掃除が面倒だからと敷き詰められたビニールシートの堂々たる映り込み」、メイキング映像では「寒い撮影現場でホッカイロを並んで待つゾンビたちの姿」「全撮影終了後、主演女優に「ご苦労さまでした」の声と共に渡されるロケ地の枯れ木の束…」
たぶん、自衛隊は一切協力していないと思います。
『ゾンビ自衛隊』の作品情報
・監督
友松直之
・出演者
渡瀬美遊、大夫剛功、みひろ、他
『守ってあげたい!』
陸上自衛隊に入隊した女性主人公(菅野美穂)が、教育隊の同期隊員と共に受ける厳しい訓練を経て、一人前の自衛官(社会人)として成長していく姿が描かれた映画です。
入隊した理由が「彼氏に浮気された腹いせ」。キャッチフレーズは「くじけても、明日は晴れ」。
もちろん、青春(根性?)コメディです。
「いい映画を観たと思いました。脚本も飽きさせない見事さで、観た女性は元気になれるのではないでしょうか」「女性警察官や刑事を描いた映画やドラマはたくさんありますが、女性自衛官を描いた作品はこれぐらいではないか」等、観た人の感想も概ね好評です。
自衛隊の全面協力を得ての映画です。
もしかすると、この映画を観て自衛官になった女性がいるかもしれませんね。堅い仕事も見方により変わります。厳しい自衛官の世界(雰囲気)を笑いと共に感じ取ってください。
『守ってあげたい!』
・原作
くじらいいく子(原作・画)の漫画
・出演者
菅野美穂、杉山彩子、宮村優子、他
まとめ
以上、 自衛隊の登場する映画【ユニーク視点編】でした。
自衛隊の登場する映画【ユニーク視点編】もぜひご参照ください。
自衛隊が登場・活躍する映画でシリアスな映画4作品を紹介します。
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