シアトルには、車がなくてもアクセスできる観光地がたくさんあります。そこで今回は、シアトルのランドマーク、スペースニードルがある、シアトルセンターを紹介していきたいと思います。
シアトルセンター
シアトルセンターは1962年に開催されたシアトル万博の跡地で、大人も子どもも楽しめる丸1日楽しめる、シアトル観光で人気のスポットです。ダウンタウンの北西に位置し、パイクスプレイスマーケットからはモノレールに乗れば簡単にアクセスできます。

モノレールを使えばダウンタウンとシアトルセンターの移動に便利
ダウンタウンとシアトルセンターを結ぶモノレールは、月曜から金曜日は朝7時半から夜11時まで、土曜と日曜は朝8時半から夜の11時までと週7日、毎日10分間隔で運行しています。

モノレール乗り場の中には、工事中の様子など当時の写真が飾られています。

万博の開催にあわせて開業したモノレールですが、現在も当時と同じ車両で運行していることや、今は亡きエルビス・プレスリーもシアトル万博に訪れ、モノレールに乗っていたなど、興味深い事実がたくさんあります。そんな当時の様子をもっと詳しく知りたい人は、QRコードを読み込むかSeattlemonorail.comにアクセスして、ページの一番上にある案内メニューの about the monorailをクリックするとモノレールの歴史が学べます。

切符は駅に設置された自販機で、タッチパネルを操作して購入します。料金は大人片道$3.50、子供と62歳以上の人は$1.75で、片道と往復で切符を購入できます。クレジットカード決済のみで、現金で買うことができない点には注意が必要です。
モノレールの運行区間は一駅のみで、走行距離は片道1マイル(約1.6キロメートル)時間にして2分ほどの乗車になります。徒歩でも十分往復できる距離なので、モノレールを使わずダウンタウンエリアを散策しながらシアトルセンターまで歩きたいと考える人もいると思います。しかし途中にはあまり雰囲気の良くない場所もあるので、トラブルで楽しい旅を台無しにしないためにも、一人旅や小さい子供連れの場合は特に乗り物を使うことをお勧めします。
シアトルセンターの1番の見どころ、スペースニードル

高さ184メートルのスペースニードルは、タワー上部に円盤状の展望台が設置された独特なデザインでインパクト抜群、名実ともにシアトルのシンボルです。

スペースニードルが建てられたのは、シアトル万国博覧会が開催された1962年。展望台に向かうエレベーターホールに着くまでの長い行列の間には、スペースニードルの建設風景や万博当時の写真がたくさん展示されています。

エレベーターで一番上まで登ると、ガラス張りの展望台からシアトル市街を一望できます。天気の良い日にはワシントン州の富士山とも呼ばれるマウントレーニアまで見渡せます。

2017年からの大規模改修で、展望台の壁やベンチは全てガラス張りになりました。周辺には視界を遮る高層建築物が少なく、展望台は中をぐるっと一周できるので360°の大パノラマを満喫できます。


屋外展望台の下階は、屋内展望台になっています。ガラス張りの床がゆっくり47分かけて一周する仕組みになっていて、たくさんの観光客がこのガラスの床から下を覗き込んだり、寝転んだ姿勢で写真を撮ってみたり、さまざまな方法で楽しんでいます。

シアトルの天候は変わりやすく、出かけるのが嫌になるような土砂降りの日はほとんどありませんが、時折不意に小雨が降ることがよくあります。そんな時でもこのフロアーからなら雨に当たらず市街地を見学でき、運が良ければ雨上がりのふとした瞬間に現れる美しい虹も撮影できるかもしれません。
スペースニードルの入場料は、大人$35(約5000円)5〜12歳の子供が$26(約4000円)65歳以上のシニア$30(約4800円)です。展望台に登って景色を眺めるだけにしてはちょっとお高めに感じますが、この料金にはカメラ撮影専門のクルーが撮影した写真も含まれています。
写真は何枚撮ってもらっても無料なので、カメラクルーが近くに来たら、恥ずかしがらずにたくさん撮ってもらいましょう。また撮ってもらった写真をダウンロードするのには、入場券についているバーコードナンバーが必要になります。観光が終わっても入場券は紛失しないようにしましょう。
チフーリー・ガーデン・アンド・グラス
スペースニードル見学が終わったら、次に行ってほしいのがチフーリー・ガーデン・アンド・グラスです。ガラス彫刻家のデール・チフーリ氏の作品を屋内外数多く展示した庭園付きのアートギャラリーで、スペースニードルのすぐ隣にあります。
ガラス細工といえば、ガラス製のインテリアや食器、または花瓶などが、スタイリッシュに飾ってあるだけなのかと思いきや、作品はどれもダイナミック、想像以上にユニークな空間が演出されています。


作品に込められたコンセプトやメッセージ性など難しいことがわからなくても、チフーリ氏の創造性と情熱に感銘を受け、誰でも感動できる場所だと思います。
》参考:https://www.chihulygardenandglass.com/

グラスハウスと呼ばれるこの展示施設には、100フィート(30.48メートル)の巨大な彫刻を頭上に見ながら、幻想的な雰囲気を堪能できます。建物の外は、色鮮やかなガラスアートと自然が融合した、芸術的な庭園になっています。


庭園は季節によって絶え間なく整備され、何度行っても新しい発見があります。
より少ない費用でより多くの体験をする方法
シアトルセンターの観光スポットはアクティビティが盛り沢山ですが、施設ごとの入場料はどれも高額です。そこでぜひ活用してほしいのがシアトルシティパスです。パスの料金は大人$127と子ども$97で、シティパスを使って入場券を購入すると、入場料が総額で47%も節約できます。(https://www.citypass.com/) クレジットカードとスマホがあれば簡単に買えますし、購入後1年間有効なので、旅行前にどの施設に行きたいか自宅で余裕を持って観光プランがたてられます。
シティパスの購入と注意点
パスは使い始めた日から9日間有効です。しかし滞在期間中に5ヶ所も行けなさそうな場合は、シティパスC3を購入するという選択肢もあります。C3パスでの価格は大人$97子ども$76で入場券3ヶ所分の総額が、最大31%お得になります。
またシティパスを使う以外の方法で入場料を節約する方法もあります。例えばスペースニードルとチフーリ・ガーデン・アンド・グラスの共通入場券を買うと、2ヶ所の総額の20%オフで観光できます。もし年齢が65歳以上でオンライン購入が苦手なら、シニア料金(大人料金の大体15%引き)のチケットを窓口で直接買った方が簡単かもしれません。他にも色々なディスカウント方法があるので、自分に合った方法でお得にアトラクションを楽しんでください。
まとめ
シアトルの有名観光スポットのほとんどが、ここシアトルセンターに集まっています。大人も子供も楽しめるおすすめの観光スポットです。シアトルに訪れた際は、ぜひ一度行ってみてください。
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