アメリカ現地で生活する日本人のレポートです。今回のテーマはアメリカの物価についてスーパーマーケットについての価格です。
最近生活費の高騰が騒がれる中で、アメリカの物価が止まらない!もう限界!って言う動画をよく見かけますが、実際にはどうなのか?近くのスーパーで食料品の値段をチェックして行きたいと思います。
食料品の値段はスーパーによって大きく変わる
まず初めにアメリカのスーパーは、オーガニック食品を多く扱う意識高い系スーパー、日本のイオンや西友みたいな位置付けの大手チェーンスーパー、カルディのようなオリジナル商品を多く扱うスーパーがあります。
食料品の値段はスーパーによって大きく変わります。日本人の動画でよく上げられているWhole Foods Marketは、オーガニック&ナチュラルにこだわった意識高い系スーパーで、地元産の野菜や抗生剤不使用の質の良いお肉など、商品の安心・安全を売りにしています。商品の価格設定は全体的に高めですが、他のスーパーでは取り扱っていないおしゃれな雑貨や敏感肌用の基礎化粧品、バスタイムを幸せにしてくれるちょっと良い石鹸なども売られているので、高くても体に優しいものを探すなら外せないスーパーでもあります。
高品質の商品を高めの価格設定で販売するお店がある一方で、ウォルマートやターゲットのように、食料品からアウトドアグッズ、家電や衣料品まで、とにかくロープライスでなんでも揃うのがウリのお店もあります。こう言った量販店系のスーパーは、旅行中に何か忘れ物をした時などには便利ですが、衣類や日用雑貨は安いぶん品質が劣ります。食料品も当たり外れの差が激しく、見た目は真っ赤に熟した美味しそうなトマトも青臭いきゅうりのような味だったり、切ると中が真っ黒なアボカドなど、見た目は大丈夫でも食べると残念な商品が多いように感じます。
アメリカのスーパーは大きいのが普通
毎日の生活に必要な食料品を買うのなら、やはり大手のチェーンスーパーがオススメです。店舗内には処方箋薬局が併設され、ウォルマートほどの品揃えではありませんが、日用品も日々の生活に必要なものも大体ここで揃います。私がよく買い物に行くのは、自宅近くのSafeway(セーフウェイ)というスーパーで、日本で言うとイオンやダイエーのような感じです。

野菜は日本より商品の選択肢が豊富で値段も安め
野菜売り場には、アジア系・ラテン系・ヨーロッパ系など、これってどうやって食べるの?と思うような食材も含め、いろいろな種類の野菜が所狭しと陳列されています。近頃はオーガニック商品の品揃えもかなり充実しているので、Whole Foods Marketまでわざわざ買いに行く必要もなくなりました。
アメリカのオーガニック商品は日本よりずっと安く売られています。そして非オーガニック食品との値段の差がほとんどありません。例えばオーガニックのフジリンゴは、1ポンド(約450グラム)あたり2.49ドル(約380円)が通常価格です。非オーガニックのフジリンゴは1.99ドル(約300円)だったので、1〜2個買うだけならオーガニックとの価格差は数十円しかありません。

野菜は基本的に量り売りなので、ほとんどの商品は平積みされています。欲しい野菜を必要な分だけ買える量り売りは、野菜を少しだけ買いたい人や、予算を決めて買い物をする人にとって、とても便利なシステムだと思います。
積まれている商品の中には、日本なら「訳あり商品」として販売が見送られるような、傷や曲がりのある野菜も含まれていて、それが普通に売られているのは良い事だと思います。しかし状態の良いものは先に買われていくので、売られている商品の中には、鮮度が悪いものや傷んでいる野菜も混じっています。特に容器や袋に入って売られている商品は、内側の見えない所に潰れて悪くなっているのや、カビが生えたものがよく混じっているので要注意です。
とにかくたくさん買うと安くなる
アメリカでは基本、何でも容量が多くなれば安くなります。お肉は大容量のバリューパックを買う方が断然お得です。例えば薄切りと書いてあるものの、厚さ1cm以上はありそうな、大きなTボーンステーキが3枚入ったパックは32〜33ドル(約5000円)リブアイステーキのパックは40ドル(約6000円)で売られています。この肉をもし1枚で買うと20ドルくらいはすると思うので、肉は大容量だと半額くらいで購入可能になります。

肉や野菜はたくさん買うと安くなりますが、ソフトドリンク系はたくさん買わないと安くなりません。例えばコカコーラは「Buy 2 Get 1 Free」6本パックを2パック買うと3パック目が無料になります。6本で5.79ドルが18本だと11.58ドル、一本あたり97セントだったものが65セントで買えるわけなので、33%引きになる計算です。

ドクターペッパーに関しては「Buy 2 Get 2 Free」12本入りの缶を2箱買うと次の2箱は無料になるという事で、4箱買えば50%引きになります。

コーラの山の近くには、必ずと言って良いほどポテトチップスも山盛り置いてあります。昨年日本に一時帰国した時に、コンビニで買ったポテとチップスの袋がすごく小さくなっていて驚きましたが、アメリカのポテトチップスの袋はまだまだ大きくて、日本が一袋60g位なのに対しこちらでは8オンス(約227g)が一般的なサイズです。
この日はポテトチップスもセール期間中で、通常一袋5.49ドル(823円)のところ、一袋2.49ドル(374円)で売られていました。ただセール価格で購入したければ3袋買わなければなりません。2袋なら11ドルだけど3袋なら7.5ドル…それなら3袋買っておこうとなるわけです。
値段は変わらなくても売り方が変わってきたスーパーのジャンクフード
昨今の物価高騰によってジリジリ値上がりしていく肉や野菜と比べると、あまり大きな価格変動が見られないジャンクフードですが、安く買うためには以前よりたくさん買わなければならなくなりました。セール品のサインも、2個買うと半額になる「Buy 1 Get 1 Free」(1個買っても2個買っても同じ値段)とか、セール品が2個の値段表示になっている「Buy 2 for $$」(表示金額の$$は2個買った時の合計価格なので1個だけ買うと表示金額の半額になる)と言うような従来のものに加え、最近はX個買わないとセール価格にならない「Must Buy X」と言うサインが目立って増えてきました。X個が2〜3個ならまだ許容範囲内ですが、この頃では買わなければいけない個数が10個とか1箱(24個)とかどんどん増えてきていて、これは新種のステルス値上げなのではないかと思ってしまいます。
まとめ
アメリカのスーパーでの買い物は、大きい・多い=安いが前提条件。セール商品をまとめ買いし基本自炊で生活していれば、物価高騰のアメリカでも生活にそれほど影響しない価格設定ではないかと思われます。


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