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「特別養護老人ホーム」で働くキャリア8年の「看護師」の仕事・給料レポ

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目次

はじめに

特別養護老人ホームのデイサービスで働く、キャリア8年の「看護師」、正社員によるキャリアレポートです。

なお、特別養護老人ホームとは、介護保険法では介護老人福祉施設と呼ばれる介護保険が適用される施設サービスのことをいいます。

「特別養護老人ホームの看護師(介護福祉士兼務)」の仕事内容

私は、「看護師」と「介護福祉士」を兼務しております。

具体的な仕事内容は、デイサービスを利用されるお年寄りを、自宅まで迎えに行くことから始まります。最初にバイタルチェックをした後に、入浴介助を行ってから、褥瘡や傷の処置を行います。その他に、食事介助や機能訓練の補助も行っています。

状態の変化や転倒、転落があれば、病院への受診が必要か否かを判断し、必要ならば救急車を要請します。

午後の業務に、レクリエーションがあります。その時にインフルエンザや熱中症等、その時期に流行る病気の紹介や予防方法のお話をします。その後はおやつを提供し、お年寄りの自宅まで送り届けます。

人員不足の際は、特養へ手伝いに行きます。特養では、オムツ交換や採血、経管栄養の準備、傷の処置、ドクターによる往診付き添い、カルテ記入、摘便等、医師の指示に基づいて行ったり数人の「看護師」で相談して行う医療行為を行っています。どの仕事もお年寄りが安心して安全に過ごせる様に職員間で連携しながら日々勤務しています。

「特別養護老人ホームの看護師(介護福祉士兼務)」の1日の流れ

勤務シフトは、日勤と夜勤があります。

日勤

8時20分:お年寄りの自宅まで迎え
9時~9時半:湯茶の提供、バイタルチェック
9時40分~10時45分:入浴介助
11時~11時半:口腔体操
12時~12時半:昼食
12時半~13時:トイレ介助、オムツ交換
13時15分~13時50分:午睡
14時~15時20分:体操、レクリエーション
15時25分~15時35分:おやつの提供
16時:お年寄りを自宅へ送り届ける
16時半~17時半:残った仕事、掃除、退社

この仕事の給料・残業・有給休暇について

私の場合ですが、「特別養護老人ホームの看護師(介護福祉士兼務」の月給は約30万円で残業代は出ません。ボーナスは約83万円で、年収は約480万円です。

残業は残業代が出ないので、ほとんどの職員が定時で退社します。月に9日の休みは希望通り取得でき有給休暇も希望通り取得できます。退職等で有給消化する職員もいます。


この仕事で、働いているときに困ったこと

月に一度、夜勤者以外の職員全員で業務改善を兼ねて職員研修を行っています。研修内容は職員が学びたい事をアンケートで取り、その中で多かったものを研修したり他部署との意見交換等です。

研修時間が18時~と主婦である私は子供を留守番させるか、祖母に子供達をお願いして研修に参加しなければなりません。勤務時間内に研修を行って欲しいと何度もアンケートに書くもののなかなか改善されません。

もう1つは男性利用者への介助です。中には職員の尻や腰に手を伸ばす人もいて、なるべく同性介助を行っていますが、人員不足の時は女性職員が介助します。口頭でも注意しますが、認知症も進んでおり困っています。

この仕事や職場でよかったこと

職場環境に恵まれている様に思います。入社当初から先輩方はとても優しく指導してくださり、わからない事をいつどんな時に相談しても丁寧に教えてくれます。

職員同士も仲が良く、仕事終わりに食事に行ったりしています。

子供の急な発熱や子供の学校行事等で休みが必要な場合でも理解してくれる先輩ばかりで有給が取りやすいです。

お給料も近隣の施設と比べると高く、パートさんにもボーナスや有給があります。最近は人員不足で仕事量が多いですが、恵まれている事がたくさんあるので苦になりません。

「特別養護老人ホームの看護師」の仕事エピソード

今の職場で働く前は総合病院で勤務していました。介護施設で働くのは初めてでした。

実際に働いてみると、お年寄り皆さん優しく声をかけてくれ、私が失敗したり下手な介助をしても、笑顔で「ありがとう」と礼された時には涙が出るほど感動しました。

トイレでの排泄が困難なオムツ着用の利用者さんでは、オムツが上手く付けれずに軟便がベッドシーツにまで漏れてしまうという失敗を何度もしてしまいました。

大変だったエピソードは体重の重い利用者さんの移乗です。

8年経った今では先輩職員のおかげで、新人職員に指導できる程上手な介助ができるようになりました。

まとめ ー「看護師」を目指す方へメッセージ

とてもやりがいのある仕事です!くじける事もあるかと思いますが、頑張ってください!

本記事は、2018年8月24日時点調査または公開された情報です。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと、安全性・有用性を考慮の上、ご利用ください。

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この記事を書いた人

公務員総研の編集部です。公務員の方、公務員を目指す方、公務員を応援する方のチカラになれるよう活動してまいります。

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