与那国で陸上自衛隊戦闘車訓練 公道自走を計画  来月の日米演習(2022年11月16日情報)

公務員総研の行政・社会ニュース紹介、今回は「与那国で陸上自衛隊戦闘車訓練」についてです。


与那国で陸上自衛隊戦闘車訓練 公道自走を計画

2022年11月中旬に自衛隊とアメリカ軍が実施する日米共同統合演習「キーン・ソード23」の一環で、陸上自衛隊の「16式機動戦闘車(MCV)」を沖縄県の与那国町に空輸し、与那国空港から陸上自衛隊与那国駐屯地までの公道を自走させる訓練を計画しているというニュースがありました。

日米共同統合演習「キーン・ソード23」とは?

日米共同統合演習「キーン・ソード23」について、統合幕僚監部から以下の内容が発表されています。

本訓練は、強固な日米同盟の下、日米双方が主要装備品を使用した演習を行う中で、日米の即応態勢を確認し、相互運用性を向上させるものです。自衛隊と米軍は力による一方的な現状変更の試みは断じて許さないという強い意志のもと、あらゆる事態に対応するための抑止力・対処力を強化し、我が国の防衛及び地域の平和の安全の確保に寄与していく考えです。

演習の目的は、グレーゾーン事態から武力攻撃事態等における自衛隊の運用要領及び日米共同対処要領を演練し、自衛隊の即応性及び日米の相互運用性の向上を図るため実施するとのことです。

演習の沿革ですが、昭和60年から開始され、概ね毎年、実動演練と指揮所演練を交互に実施していて、令和4年度は実働演習であり、16回目の実施となり、実施期間は令和4年11月10日(木曜日)~同年11月19日(土曜日)とのことです。

出典)統合幕僚監部のサイト:https://www.mod.go.jp/js/press/

与那国駐屯地とは?

与那国駐屯地(よなぐにちゅうとんち)は、沖縄県八重山郡与那国町字与那国樽舞3765-1に所在する与那国沿岸監視隊等が駐屯する陸上自衛隊の駐屯地で、駐屯地司令は西部方面情報隊与那国沿岸監視隊長が兼務し、管理業務は与那国沿岸監視隊後方支援隊が担当しています。

この駐屯地は、沿岸監視部隊を主体とする、160人程度の自衛隊員が駐留し、南西諸島海域における、中華人民共和国の軍事的脅威に対して、日本の離島防衛態勢の強化を目的とし、2016年に開設されました。

沿岸監視隊は島内の2か所の監視レーダーで周辺の航空機や艦船の動きを警戒監視し有事などの兆候をいち早く察知することが任務だそうです。

与那国駐屯地は離島の舞台で唯一最新の戦闘射撃シミュレーターを導入、広大なグラウンドは有事の際にヘリポートや宿営地として活用されるとのことです。

参考)「与那国駐屯地」(2022年5月12日 (木) 15:56 UTCの版)『ウィキペディア日本語版』

与那国町内での実施場所、訓練内容は?

与那国町内での実施場所は、与那国駐屯地で実施予定とのことで、与那国駐屯地内は、自衛隊とアメリカ軍、与那国空港は自衛隊のみだそうです。


与那国町内での訓練内容は、日米部隊間の連絡調整所設置訓練、航空自衛隊輸送機による装備品輸送とのことです。

16式機動戦闘車とは?

16式機動戦闘車は、105mm砲を搭載した陸上自衛隊の最新鋭装輪装甲車です。

火力と機動力を駆使してさまざまな事態へ迅速に対応するため、公道での高い走行性に優れ、輸送機での空輸も可能で、最新機器を多数採用し、射撃精度も高いそうです。

参考)陸上自衛隊のサイト:https://www.mod.go.jp/gsdf/neae/6d/equipment/16mcv.html

みんなの反応・SNSの反応

本記事は、2022年11月23日時点調査または公開された情報です。
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