【熊本平野の地下水量は琵琶湖の約3倍】熊本県・熊本大学が調査結果を公表(2023年10月27日情報)

公務員総研の行政・社会ニュース紹介、今回は「【熊本平野の地下水量は琵琶湖の約3倍】熊本県・熊本大学が調査結果を公表」についてです。


【熊本平野の地下水量は琵琶湖の約3倍】熊本県・熊本大学が調査結果を公表

2023年10月3日、熊本平野を流れる白川の中・下流周辺の地下水量は、琵琶湖の貯水量の約3.2倍との調査結果が明らかになったというニュースがありました。

熊本平野とは?

熊本平野は、有明海に面した沖積低地で、白川や緑川の大河川が流入し、白川沿いには部分的に扇状地が発達し、その他の範囲は低平地です。

地下水は、主に有明粘土層の中部砂礫層、未区分洪積層の上部層や下部層から取水されていて、特に上部層と下部層は主要な帯水層となっており、下部層中の被圧地下水は自噴します。

参考)内閣官房のサイト:https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/gmpp/pdf/guide/reports/report/09_07.pdf

琵琶湖とは?

琵琶湖(びわこ)は、滋賀県にある日本最大の淡水湖で、およそ400万年もの長い歴史をもつ日本最古の湖であり、世界中で20ほど存在する古代湖のうちの一つです。

60種を超える固有種を誇るなど貴重な自然環境を有するとともに、近畿圏1450万人の生活や産業の発展に欠かすことができない国民的資産です。

参考)滋賀県のサイト:https://www.pref.shiga.lg.jp/ippan/kankyoshizen/biwako/gaiyou.html

熊本地域の地下水量

熊本県では、水道水源の約8割を地下水に依存していて、特に熊本地域においては水道水源のほぼ 100パーセントを地下水で賄っているそうです。

熊本地域の地下水量は、琵琶湖の貯水量をはるかに上回る莫大な量との研究があるそうです。

熊本県はこれまで白川周辺の地下水の量を滋賀県の琵琶湖の約1.6倍、446億トン程度と推定していましたが、熊本県が熊本大学などと改めて地下の水位などを調べたところ、これまでの推定より2倍近く多い、約871億トンの水があるとの結果が出たということです。

みんなの反応・SNSの反応

【熊本平野の地下水量は琵琶湖の約3倍】熊本県・熊本大学が調査結果を公表についてのSNS(Twitter等)での反応をいくつかご紹介します。熊本の地下水量すごいや、枯渇とはなんだったの?や工場誘致への懸念などの声がありました。


本記事は、2023年11月26日時点調査または公開された情報です。
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