千葉県が「非常事態」キョン7万頭が爆発的に繁殖(2023年11月11日情報)

公務員総研の行政・社会ニュース紹介、今回は「千葉県が「非常事態」キョン7万頭が爆発的に繁殖」についてです。


千葉県が「非常事態」キョン7万頭が爆発的に繁殖

2023年11月10日、千葉県には「キョン」と呼ばれる野生動物が、およそ7万頭も生息していて、ここ10年で3倍に急増し、農作物への被害や独特の鳴き声により、住民からは悲鳴が上がっているというニュースがありました。

千葉県とは?

千葉県は、県庁所在地は千葉市で、首都圏を構成し、都道府県人口・人口密度は第6位、県の財政力指数は全国第5位です。

首都圏の東側に位置し、太平洋に突き出た半島になっていて、面積は5,156.74平方キロメートル(全国第28位)で、東京都と神奈川県を合わせた面積を上回ります。

地形は、200~300メートル級の山々が続く房総丘陵を除き、ほぼ平坦です。

参考)千葉県のサイト:https://www.pref.chiba.lg.jp/index.html
千葉県」(2023年11月7日 (火) 14:51 UTCの版)『ウィキペディア日本語版』

キョンとは?

キョンは小型のシカ科の仲間で、肩までの高さは40cmほどで、中型犬と同じくらいの大きさです。本来は中国南部や台湾に生息し、千葉県には生息していませんでしたが、1960~80年代に、野外に定着したと考えられています。

環境省により、生態系等に被害を及ぼすおそれのある特定外来生物に指定されており、野外に定着した個体の根絶を目指した防除が必要です。

参考)千葉県のサイト:https://www.pref.chiba.lg.jp/shizen/choujuu/kyon.html

千葉県でのキョンの生態・生息状況

千葉県では、キョンが定着して以降、生息分布は拡大し、生息数は増加しており、千葉県中南部の17市町で繁殖が確認されているそうです。早ければ生後半年程度で妊娠し、1頭のメスが1頭の子を産みます。

森林内や林縁部で主に木の葉やドングリ類等を採食して生活していますが、近年では住宅地付近にも出没し、花壇や家庭菜園で採食する姿が目撃されているとのことです。

参考)千葉県のサイト:https://www.pref.chiba.lg.jp/shizen/choujuu/kyon.html


第2次千葉県キョン防除実施計画

千葉県では、特定外来生物であるキョンの分布拡大や生息数の増加が進んでいることから、分布拡大の防止、生息数の低減、農作物被害や生息環境被害の防止を図り、最終的にはキョンの完全排除を目指すことを目的に、「第2次千葉県キョン防除実施計画」を策定し、防除を行っています。

出典)千葉県のサイト:https://www.pref.chiba.lg.jp/shizen/choujuu/kyon/documents/2nd_kyon.pdf

参考)千葉県のサイト:https://www.pref.chiba.lg.jp/shizen/choujuu/kyon/2nd_kyon.html

キョンについて

 

キョンの画像

キョンは、シカ科に属する乳類で、日本では特に千葉県の房総半島での出現しています。

キョンは日本の自然環境にとって外来種であり、特に農作物への食害が問題となっており、 彼らの急速な増加は、地元の生態系に影響を与え、農業における経済的損失をもたらしています。そのため、地域によっては、キョンの管理や対策が求められています。

生態学的には、キョンは他のシカ科の動物と同様に、草の食性で、森林や草地に観察しています。キョンは通常、集まりを作らずに単独で行動することが多いとされていますが、繁殖期には雄と雌がペアで活動することもあるようです。

 

みんなの反応・SNSの反応

千葉県のキョンについてのSNS(Twitter等)での反応をいくつかご紹介します。キョンの爆発的繁殖に驚く声や食料化をすすめる声などがありました。

本記事は、2023年11月21日時点調査または公開された情報です。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと、安全性・有用性を考慮の上、ご利用ください。

キョンの画像
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