北海道といえば、じゃがいも!寒い!広い!牛乳!北海道新幹線・・・
都道府県庁特集の第一回は「北海道庁」です。
北海道は、ブランド総合研究所の「地域ブランド調査 2016」で8年連続1位の最も魅力的な都道府県でもあります。今回はその北海道の都道府県地方自治体の「北海道庁」についてです。
「北海道庁」について
北海道は、約538万人で全国で8位、国土は、83,424平方メートルで全国1位、東京都の約38個分です。日本最北にあり、もっとも広い国土をもつ北海道の地方公共団体としての業務の中心となる役所「北海道庁」は政令指定としでもある札幌市にあります。職員数(知事部局)13,400人(平成28年4月1日)で、行政課題である人口減少の解決を目指す「地域創生局地域戦略課」や「女性支援室」などの特徴的な部署がああります。
この広大な土地と特殊な歴史をもつ北海道は、独特の行政区画である振興局(旧名:支庁)があり、14エリアに分け、179の市町村(35市129町15村)の上に位置します。
※人口:2015年(平成17年)国勢調査
※面積:2014年(平成16年)10月1日調査(全国都道府県市区町村別面積調査)
「北海道」の成り立ち
北海道という名称でこの行政区画が、正式に呼ばれるようになったのは、明治2年で、明治維新により生まれた明治政府によるものでした。もともとは、先住民アイヌ民族による独特の文化で存在していた蝦夷地としてよばれていたところに北海道開拓使を設置し、本格的に開発に着手しました。その後、明治19年に北海道庁を設置し、2年後に現在の赤レンガ庁舎である本庁舎ができました。
その後は、明治37年に屯田兵条例廃止、昭和22年に普通地方公共団体としての北海道が制定、発展していき、昭和47年には札幌市が政令指定都市に指定され、また同年、日本とアジアで初めてとなる冬季オリンピックである第11回冬季オリンピック札幌大会が開催されました。今の北海道となっていきました。ちなみにオリンピックのシンボルロゴ(オリンピックエンブレム)は、永井一正さんがデザインしました。
北海道庁のリーダー北海道知事「高橋 はるみ」さんはどんな人?
平成15年4月から北海道知事を任されている高橋はるみさんは、富山県富山市出身の昭和29年生まれで家族は、夫と二人の息子がいます。
キャリアは、一橋大学経済学部を卒業後、国家公務員から知事へとなりました。昭和51年、通商産業省に入省、平成13年1月 北海道経済産業局長をつとめたという経歴です。座右の銘は、「何事も一生懸命にやる」だそうです。
》公式ホームページ
http://haruchan.jp
北海道の行政、ここを知っておこう!「北海道総合計画」
広大な土地や素晴らしい自然資源をもつ「北海道」ですが、人口減少や高齢化の進行など行政課題問題は、深く、たくさんあります。
行政「北海道」として、北海道の未来プラン10年計画を策定した「北海道総合計画」(2016年-2015年)が施行されています。
コンセプトは、『輝きつづける北海道』、具体的なプランとして7つの将来像をデザインしています。
1)みんなで、子育てしやすい北海道へ 地域全体で支える「子育て環境・最適地」
仕事と子育ての両立や子育て世帯への経済支援、身近な地域での安心して妊娠・出産できる環境づくりをつくっていきます。
2)みんなが安全に安心して暮らせるまちへ 「安全・安心社会」
超高齢社会や高まる自然災害リクスに対応するため、雇用のミスマッチ解消や地域医療人材の確保、防災・防犯体制づくりを行っていきます。
3)豊かな自然と共生する「環境先進モデル・北海道」
豊かな自然環境や自然エネルギーの有効活用だけではなく、生物多様性の保全・自然エネルギーの持続的活用を両立する。
4)憧れのくに「北海道」ブランド
食や観光の強化、アジアの経済成長を取組んでいきます。
5)地域経済の循環
主に農林水産業の生産力や競争力を強化し、資源・ヒト・経済の好循サイクルを生み出す。
6)豊富な人材
地域産業の担い手不足の解消や、世界で活躍できる人材の育成・科学技術の開発を行います。
7)個性あふれる地域
過疎化の進行に対応し、行政サービスを安定確保し、持続可能な地域社会を維持していく。
まとめ
「少年よ、大志を抱け」の言葉で有名な北海道開拓の父クラーク博士は皆さんもご存知かと思います。開拓という歴史観のある北海道ですが、そもそも、先住民のアイヌ人がいたわけですので、北海道の歴史は複雑です。
そうはいっても現在の日本屈指の大きな土地面積をもつ北海道のもつ課題状況をみてみると、日本の課題と同じく、皆で力をあわせて解決していく必要がありそうです。
その中心でがんばってくれている公務員の皆さんやこの施策をより深く理解し、どう支えていくかは、全員の自分ゴトであることは間違いありません。
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