はじめに
地方公務員である「愛媛県庁」の平成30年度の公務員採用試験情報について紹介します。
愛媛県職員の「上級試験」(大学卒業程度)は、試験区分が複数あり、2次試験に個別面接と集団討論による「口述試験」があります。
また、愛媛県職員の「民間企業等経験者採用」は、1次試験がエントリーシートによる書類選考となっており、2次試験にプレゼンテーション試験が導入されていることが特徴です。
「愛媛県庁」で働く公務員として知っておきたいこと
愛媛県は、四国地方の北西部から北中部に位置し、人口は全国で第28位の約136万人(平成27年国勢調査情報)の県です。
面積は、第26位で、市町村数は20エリア、11市9町で、村はありません。県庁所在は松山市で、中核市です。中核市は、日本の地方公共団体のうち、地方自治法第252条の22第1項に定める政令による指定を受けた市で、現在は「法定人口が20万人以上」であることが要件となっています。
その他、宇和島城のある宇和島市、削り節で知られている伊予市などがあります。
県の強み(産業の特徴)
愛媛県は、経済規模が全国のおよそ1%を占めている「1%経済」の県です。地理的に東予・中予・南予に三分され、各地域によって産業の様相も大きく異なります。
東予は、紙関係、化学工業、非鉄金属、産業機械、電機関係、造船やタオルなどの製造業が中心で、中予は、第3次産業を主力とし、一部の地域で化学工業が発達しています。南予は、柑橘類や養殖漁業が中心で第1次産業に特化しています。
各産業の特徴として、農業では、「かんきつ類」「キウイフルーツ」「はだか麦」の生産量が全国第1位、「くり」の生産量が全国第2位に入っています。
水産業では、「養殖マダイ」の収穫量が全国第1位、「真珠」の収穫量が全国第2位です。
工業では、「タオル」「祝儀用品」「しょうじ紙・書道用紙」の生産量が全国第1位となっています。
「愛媛県」が募集する職種紹介
平成30年度の愛媛県庁の採用募集職種は、「一般行政職」、警察事務や学校事務の「事務職」、「技術職」、「資格免許職」、「少年補導職員」などがあります。
愛媛県職員「上級試験」の採用試験情報
平成30年度では、大学卒業程度の愛知県職員「上級試験」の試験区分は、「行政事務」「行政事務(情報)」「学校事務」「警察事務」「総合土木」「建築」「農業」「畜産」「林業」「水産」「電気・電子」「化学」「薬剤師」「福祉」「心理」「保健師」「管理栄養士」「鑑識(法医)」で募集を予定しています。
愛知県職員「上級試験」の受験資格は、22~34才の年齢での資格があります。試験区分「保健師」については、21~34才の年齢での資格があります(※試験実施年度の4/1の年齢)。
また、21才の年齢までで、短期大学を除く学校教育法による大学、もしくは、これと同等と人事委員会が認めるものを卒業した人、または、2019年3月末日までに大学等を卒業見込みの人にも資格があります。ただし、試験区分「保健師」をのぞき、日本国籍を有している人に限ります。
さらに、試験区分「薬剤師」「福祉」「心理」「保健師」「管理栄養士」については、資格・免許について下記の要件を満たしていることが必要です。
区分:「薬剤師」
試験区分「薬剤師」の受験資格は、薬剤師の免許を有する人、または、2019年5月末日までに免許を取得する見込みの人が該当します。
区分:「福祉」
試験区分「福祉」の受験資格は、児童福祉司かつ児童自立支援専門員の資格を有する人、または、2019年3月末日までに資格を取得する見込みのある人が該当します。
区分:「心理」
試験区分「心理」の受験資格は、短期大学を除く学校教育法による大学において、心理学を専修する学科、もしくは、これに相当する課程を修めて卒業した人、または、2019年3月末日までに卒業する見込みの人、または、これに準ずる資格を有すると人事委員会が認めるものを卒業した人が該当します。
区分:「保健師」
試験区分「保健師」の受験資格は、保健師の免許を有する人、または、2019年4月末日までに免許を取得する見込みの人が該当します。
区分:「管理栄養士」
試験区分「管理栄養士」の受験資格は、管理栄養士の免許を有する人、または、2019年6月末日までに免許を取得する見込みの人が該当します。
愛知県職員「上級試験」の試験内容は、1次試験は、択一式「教養試験」と択一式「専門試験」で、2次試験は、個別面接と集団討論による「口述試験」、「作文試験」、「適性検査」です。
申込期間は、5月14日(月)~6月1日(金)、1次試験の日程は、6月24日(日)、2次試験の日程は、7月中旬~8月上旬を予定しています。
最終合格発表は、8月下旬の予定です。
愛媛県職員「民間企業等経験者」の採用試験情報
愛媛県職員「民間企業等経験者」の受験資格は、日本国籍を有し、22~39才の年齢で(※試験実施年度の4/1の年齢)、2019年5月末日現在で民間企業等における職務経験を5年以上有する人に資格があります。ただし、愛媛県職員「上級試験」との併願はできませんので、ご注意ください。
なお、「職務経験」については、下記に留意する必要があります。
【「民間企業等経験者区分」の職務経験・留意事項 補足】
(1)「民間企業等における職務経験」には、会社員、団体職員、公務員、自営業者等として1つの企業、または、団体で1年以上継続して就業した期間が該当します。ただし、1週間あたりの所定労働時間が30時間以上のものに限ります。
(2)職務経験が複数ある場合には、通算することができます。ただし、同一期間内に複数の職務に従事した場合は、いずれか1つの職務経験のみ通算することができます。
(3)雇用契約の期間が1年未満の場合であっても、継続して就業した後に雇用期間が更新され、同一の職務に継続して従事した場合であって、更新前後の就業期間を合算して1年以上となる場合は、その期間を通算することができます。
(4)休暇・休業・休職等のため、連続して1ヶ月を超えて職務に従事していない期間は、産前産後休暇をのぞき、職務経験に通算することができません。
(5)独立行政法人国際協力機構(JICA)が実施する青年海外協力隊などの国際貢献活動は、1年以上継続して活動に従事した場合限り、職務経験に含めることができます。
(6)警察官や教員のほか、任期付職員、臨時職員等を含み、愛媛県の職員であった期間は職務経験に含めることはできません。
(7)職務経験は、月単位で算定します。従事期間が1月未満の月については、15日以上は1月として計算し、14日以下は切り捨てます。
愛媛県職員「民間企業等経験者」の試験内容は、1次試験は、「エントリーシートによる書類選考」で、2次試験は、「プレゼンテーション試験」「論文試験」「適性・基礎能力検査」で、3次試験は、個別面接による「口述試験」です。
申込期間は、5月14日(月)~6月1日(金)、1次試験の日程は、書類選考で7月下旬、2次試験は、8月24日(金)~26日(日)、3次試験は、9月下旬を予定しています。
最終合格発表は、10月下旬の予定です。
愛媛県職員「初級試験」の採用試験情報
高卒程度の愛媛県職員「初級試験」の申込期間は、8月16日(木)~9月3日(月)です。なお、試験案内の掲載は、7月10日(火)頃で、詳細は後日掲載予定です。
愛媛県職員「資格免許職」の採用試験情報
愛媛県職員「資格免許職」の申込期間は、8月16日(木)~9月3日(月)です。なお、試験案内の掲載は、7月10日(火)頃で、詳細は後日掲載予定です。
愛媛県職員「初級(身体障害者)」の採用試験情報
高卒程度の愛媛県職員「初級(身体障害者)」の申込期間は、8月23日(木)~9月10日(月)です。なお、試験案内の掲載は、7月10日(火)頃で、詳細は後日掲載予定です。
愛媛県職員「少年補導職員」の採用試験情報
愛媛県職員「少年補導職員」の受験資格は、22~35才の年齢での資格があります(※試験実施年度の4/1の年齢)。また、21才の年齢までで、短期大学を除く学校教育法による大学もしくは、これと同等と人事委員会が認めるものを卒業した人、または、大学等を2019年3月末日までに卒業見込みの人にも資格があります。ただし、日本国籍を有している人に限ります。
試験内容は、1次試験は、択一式「教養試験」で、2次試験は、個別面接による「口述試験」、「作文試験」、「適性検査」です。
申込期間は、5月14日(月)~6月1日(金)、1次試験の日程は、6月24日(日)、2次試験の日程は、7月中旬~8月上旬を予定しています。
最終合格発表は、8月下旬の予定です。
その他注目情報「愛媛の未来づくりプラン」について
愛媛県では、10年後の将来像を描いた長期ビジョン編と、取り組むべき施策を盛り込んだプログラム編で構成された愛媛県の今後の方向性を示した「愛媛の未来づくりプラン」を策定しました。
具体的には、「活き活きとした愛顔(えがお) 」「やすらぎの愛顔」「輝く愛顔」「やさしい愛顔 」の4つを将来像とし、産業分野の技術促進や担う活力ある産業創り、福祉・医療などのセーフティネット・社会基盤の充実、子育て・子育ちに最適なフィールドの形成や自己実現の機会の充実、環境保護などに取り組み、愛知県は、「愛のくに愛顔(えがお)あふれる愛媛県」の実現を目指しています。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、愛媛県の平成30年度の採用試験情報をお届けしました。
参考になれば幸いです。
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