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2019年度版 政令指定都市の公務員の倍率

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全国に20都市ある「政令指定都市」

「政令指定都市」とは、地方自治法で「政令で指定する人口50万以上の市」と規定されています。「政令指定都市」はほかの呼び方として「指定都市」や「政令市」「指定市」などと呼ばれることもあります。

政令指定都市は、一般の市と異なり、道府県と同等の行政能力、財政能力を持ちます。一般の市と同じように、市民の生活に密着した行政サービスを提供するのはもちろんですが、市役所で一括して行うのではなく、さらに市の中を複数の「行政区」に分けて区役所を置き、市民行政を行う特徴があります。

【地方上級】「政令指定都市」全20都市一覧・まとめ

【地方上級】「政令指定都市」の「都市」について、まとめました。「政令指定都市」は、全国には20箇所あり、都道府県庁よりも市民に近く、他の市町村よりは人口規模・商業の中心などその存在は周辺都市や日本との関連も大きく深くものになっています。今回は、その政令指定都市について解説します。

「行政事務職」の倍率で比較、政令指定都市の倍率

全国20都市の政令指定都市の倍率を比較します。上級、あるいは大学卒業程度の「行政事務職」や「一般事務職」にあたる職種の倍率をご紹介します。

以下の記事では、行政事務職の仕事内容についても紹介しています。

【地方公務員にはどんな種類があるの?】地方公務員の職種まとめ

「地方公務員」と一口で言っても、その職業には様々な種類があります。その職種を大きく分けると「事務系職種」「技術系職種」「資格免許職種」「公安系職種」の4つに分類できますが、それぞれどのような業務を担当し、どのような職場で勤務しているのでしょうか。本ページで解説します。

 

政令指定都市の倍率の比較

・札幌市 7.2倍(大卒程度・一般事務・行政コース)

・仙台市 7.8倍(大卒程度・事務)


・新潟市 約9.38倍(大卒程度・一般行政A)
※倍率は新潟市が公表する受験者数と最終合格者数をもとに算出。

・さいたま市 5.8倍(大卒程度・行政事務)

・千葉市 4.8倍(上級・事務・行政A)

・横浜市 4.2倍(大卒程度・事務)

・川崎市 4.9倍(大卒程度・行政事務)

・相模原市 約5.39倍(大卒程度・行政)

・静岡市 5.1倍(大卒程度・事務A)

・浜松市 3.9倍(第I類(大卒・大学院等卒)・事務・行政A)

・名古屋市 6.4倍(第I類(大卒程度)・行政一般)

・京都市 6.7倍(上級I(大卒程度)・行政・一般方式)

・堺市 約9.18倍(大卒程度・事務)
※倍率は堺市が公表する受験者数と最終合格者数をもとに算出。

・神戸市 4.5倍(大卒程度・一般枠・総合事務)

・大阪市 5.48倍(大卒程度・事務行政)
※倍率は大阪市が公表する受験者数と最終合格者数をもとに算出。

・岡山市 4.7倍(大卒程度・事務・事務一般枠)

・広島市 約3.99倍(I種(大卒程度)・行政事務)


・福岡市 8.1倍(上級(大卒程度)・行政事務・行政・一般)

・北九州市 9.4倍(上級(大卒程度)・一般事務員・行政(総合))

・熊本市 4.9倍(上級職(大卒程度)・事務職)

まとめ

このページでは2019年度(令和元年度)の政令指定都市の倍率を比較しました。比較できるよう、大卒程度の「行政事務職」や「一般事務職」にあたる、最も採用数の多い職種を対象に倍率をご紹介しました。

また同じ政令指定都市であっても、試験の実施方法は様々であり、倍率が高いからと言って一概に難易度が高いとは言えませんので、注意してください。そして、倍率は毎年の受験者数によっても変動しますから、気になる政令市については過去の倍率も併せて調べておくことをおすすめします。

その上で改めて結果を見ると、大卒の行政事務職の倍率は約4倍から9.5倍まで、開きがあることがわかります。

政令指定都市の採用を目指している方には、大学がある地方で就職するのか、地元に戻って就職するのか悩んでいる方もいらっしゃると思います。

第一志望の倍率が高いことが気になるという場合は、近隣の政令市、あるいは思いきってほかの地方の政令市の政令指定都市の受験も視野に入れてみてはいかがでしょうか?

政令市の中には「プレゼン形式」など独自の方法で採用試験を実施している場合もあり、日程が異なれば併願も可能です。ぜひ検討してみてください。

参考資料

参考:札幌市「試験実施状況 – 令和元年度」
https://www.city.sapporo.jp/jinji-iinkai/saiyo/jisshi/r1.html

参考:仙台市「職員採用試験実施状況」
http://www.city.sendai.jp/ninyo/shise/shokuin/saiyo/shikenjoho/saiyoshiken/jokyo.html

》参考URL:新潟市「職員採用試験実施状況(令和元年度)」
https://www.city.niigata.lg.jp/shisei/soshiki/saiyo/shokuinsaiyo/syokuinsaiyoannai/shikenannai/2019jishijyoukyou.html

▼参考URL:さいたま市|令和元年度職員採用試験・選考 実施状況
(https://www.city.saitama.jp/006/001/001/001/002/002/p035790.html)

参考:千葉市「千葉市職員募集2019:試験実施データ」
https://www.city.chiba.jp/jinji/boshu/shiken-data.html

参考:横浜市「大学卒程度等採用試験 実施状況・結果」
https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/saiyo-jinji/saiyo/saiyo-info/zyokyo/dai-kekka.html

》参考URL
川崎市「令和元年度試験案内(大学卒程度等)」
http://www.city.kawasaki.jp/940/page/0000048372.html

相模原市「試験(選考)実施状況・結果(平成29年度から令和元年度(平成31年度))」
(http://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/shisei/shokuin_annai/1005289.html)

参考:静岡市職員採用「実施状況」
https://shizuoka-city-saiyou.jp/examinfo/implementation/

参考:浜松市「第1類行政職員採用試験案内・実施状況」
https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/jinji-iinkai/officer/r1itiruijissi.html


参考:名古屋市「令和元年度第1類[大学卒業程度・22~30歳]、免許資格職採用試験実施状況」
http://www.city.nagoya.jp/jinji/page/0000117386.html

参考:京都市「平成31年度(令和元年度)採用試験実施状況:6月試験実施状況」
https://www.city.kyoto.lg.jp/jinji/page/0000262332.html

参考:堺市「令和元年度 採用試験実施状況:令和元年6月23日実施分」
https://www.city.sakai.lg.jp/shisei/jinji/shokuinsaiyo/saiyoannai/kakonoshikenjoho/R1_saiyoshiken.html

参考:神戸市「2019年度神戸市職員採用試験(選考)実施状況」
(https://www.city.kobe.lg.jp/a14057/shise/shokuinsaiyou/kobe/s/s_jokyo01.html)

参考:大阪市「実施状況:平成31年度・令和元年度実施状況・要綱:5月実施」
https://www.city.osaka.lg.jp/gyouseiiinkai/page/0000343968.html#5

参考:岡山市「令和元年度試験実施情報」
http://www.city.okayama.jp/jinjiiinkai/jinjiiinkai_00111.html

参考:広島市「試験進行状況」
http://www.city.hiroshima.lg.jp/www/contents/1110961009815/index.html

参考:福岡市「2019年度(平成31年度)上級等採用試験実施状況」
https://www.city.fukuoka.lg.jp/jinji-iinkai/ninyo/shisei/joukyuutouoshirase.html

参考:北九州市職員募集「令和元年度最終実施結果」
https://city-kitakyushu-saiyo.jp/goukaku/?cat=joukyu

参考:熊本市「職員採用試験情報」
http://www.city.kumamoto.jp/hpkiji/pub/detail.aspx?c_id=5&type=top&id=2446

本記事は、2020年3月11日時点調査または公開された情報です。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと、安全性・有用性を考慮の上、ご利用ください。

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公務員総研の編集部です。公務員の方、公務員を目指す方、公務員を応援する方のチカラになれるよう活動してまいります。

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