平成30年度「宮城県職員」採用情報 – 地方上級などの採用試験まとめ

平成30年度 地方公務員採用試験の「宮城県職員」の試験日程のお知らせです。

平成30年度の宮城県庁の採用募集職種は、大きくわけて「行政職」「事務職」「技術職」「資格免許職」「少年警察補導員」「研究員」があります。


はじめに

地方公務員である「宮城県庁」の平成30年度の公務員採用試験情報について紹介します。

宮城県職員の「大学卒業程度採用」は、試験の職種が複数あり、2次試験は、試験職種によって「論文試験」と「適性検査」、または、短答式「専門試験」と「適性検査」に分かれています。

また、宮城県職員の採用試験は、試験のほかに「資格調査」のあることも特徴です。

「宮城県庁」で働く公務員として知っておきたいこと

宮城県は、東は太平洋に面し、西は奥羽山脈に接する東北地方に位置し、人口は全国で第14位の約232万人(平成27年国勢調査情報)の県です。

面積は、第16位で、市町村数は35エリア、14市20町1村です。県庁所在は仙台市で、政令指定都市でもあります。

その他、伊達政宗が築城した岩出山城のある大崎市、志波彦神社・鹽竈神社の鳥居前町としての性格のある塩竃市などがあります。

宮城県の強み(産業の特徴)

宮城県は、第2次産業の割合が低い一方、農業・水産業を中心とした第1次産業や卸・小売業、運輸・通信業など第3次産業の割合が高いことを特徴としている県です。

具体的な各産業の特徴として、農業では「せり」の収穫量は全国第1位、「つるむらさき」は全国第2位、「フサスグリ(カーランツ)」「そらまめ」は全国第6位に入っています。

水産業では、「サメ類」「ギンザケ(養殖)」「カジキ類」「ヒラメ」「ホヤ(養殖)」の生産量は全国第1位、「サンマ」「マグロ類」「オキアミ類」「カキ類(養殖殻付き)」「ワカメ類」は全国第2位、「ホタテ類(養殖殻就き)」は全国第3位、「のり類(養殖)」は全国第6位です。

工業では、臨海部では「石油」「鉄鋼」「製紙」などの素材型工業、内陸部では「電子部品」や「自動車」などの加工組立工業、県産食材を生かした「食料品製造業」も発展しましたが、東日本大震災により沿岸部を中心に甚大な被害を受けました。現在、宮城県では、被災した中小企業の復旧を支援し、本格的な産業復興を目指しています。

「宮城県」が募集する職種紹介

平成30年度の宮城県庁の採用募集職種は、「行政職」、警察事務や学校事務の「事務職」、「技術職」、「資格免許職」、「少年警察補導員」、「研究員」などがあります。


宮城県職員「大学卒業程度」の採用試験情報

平成30年度に実施される採用試験では、宮城県職員「大学卒業程度採用」の試験職種は、「行政」「少年警察補導員」「総合土木」「建築」「警察建築」「農業」「水産」「林業」「畜産」「園芸」「農芸化学」「心理」「保健師」「薬剤師」での募集を予定しています。

宮城県職員「大学卒業程度採用」の受験資格は、22~35才の年齢での資格があります(※試験実施年度の4/1の年齢)。また、21才の年齢までで、短期大学を除く学校教育法を卒業した人、または、2019年3月までに卒業見込みの人、および、宮城県人事委員会がこれと同等同等の資格があると認める人にも受験資格があります。

なお、試験職種「保健師」および「薬剤師」の受験資格については、下記の通りです。

区分:「保健師」

試験職種「保健師」は、21~35才の年齢で(※試験実施年度の4/1の年齢)、保健師の資格を有する人、または、2019年4月30日までに資格を取得する見込みの人に受験資格があります。

区分:「薬剤師」

試験職種「薬剤師」は、24~35才の年齢で(※試験実施年度の4/1の年齢)、薬剤師の資格を有する人、または、2019年4月30日までに資格を取得する見込みの人に受験資格があります。

宮城県職員「大学卒業程度採用」の試験内容

宮城県職員「大学卒業程度採用」の試験内容は、1次試験は、択一式「教養試験」、択一式「専門試験」です。

2次試験については、試験職種「行政」「少年警察補導員」「保健師」「薬剤師」は、「論文試験」、「適性検査」、「人物試験」で、試験職種「少年警察補導員」のみ2次試験に「身体検査」があります。

試験職種「総合土木」「建築」「警察建築」「農業」「水産」「林業」「畜産」「園芸」「農芸化学」「心理」については、2次試験は、短答式「専門試験」、「適性検査」、「人物試験」です。

ほかに、全職種区分で「資格調査」が実施されます。

宮城県職員「大学卒業程度採用」の日程等

申込期間は、5月11日(金)~6月1日(金)、1次試験の日程は、6月24日(日)を予定しています。

2次試験については、「論文試験」または短答式「論文試験」、「適性検査」、「身体検査(少年警察補導員のみ)」の日程は、7月20日(金)、「人物試験」の日程は、7月下旬~8月上旬を予定しています。

最終合格発表は、8月中旬の予定です。

宮城県職員「民間企業等職務経験者」の採用試験情報

平成30年度に実施される採用試験では、宮城県職員「民間企業等職務経験者」の試験職種は、「土木」での募集を予定しています。

宮城県職員「民間企業等職務経験者」は、59才の年齢までで(※試験実施年度の4/1の年齢)、2011年8月1日~2017年7月31日までの直近7年中に5年以上、道路、河川、海岸、ダム、港湾等の土木工事の計画、設計、積算または施工管理の職務経験を有する人に受験資格があります。

なお、計画、設計、積算または施工管理の経験および職務経験については下記の通りです。


【計画、設計、積算または施工管理の経験および職務経験 補足】
(1)「計画、設計、積算または施工管理」の経験とは、道路、橋梁、河川、海岸、ダム、砂防、急傾斜地、港湾等の土木構造物の築造・改修工事についての経験が該当します。ただし、現場作業、土質調査、測量、CAD業務、造園の植栽工事などの業務は含まれません。
(2)「職務経験」とは、会社員、自営業者、団体職員、公務員、特定独立行政法人および特定地方独立行政法人の役員および職員などとして、週35時間以上の勤務を1年以上継続して勤務した経験が該当します。ただし、アルバイト、臨時職員は含まれません。
(3)勤務経験が複数の場合は「職務経験」として通算できます。ただし、同一期間内に複数の職務に従事した場合は、いずれか一つの職歴に限ります。なお、個々の継続した勤務経験が1年未満の場合は「職務経験」として通算できません。
(4)産前産後休暇を除き、在職中に連続して3ヶ月を超えて職務に従事していない期間は、職務経験から除きます。
(5)最終合格発表後、職務経験期間の確認のため、職歴証明書等の提出が必要です。

宮城県職員「民間企業等職務経験者」の試験内容

宮城県職員「民間企業等職務経験者」の試験内容は、1次試験は、択一式「教養試験」、短答式「専門試験」で、2次試験は、「適性検査」「口述試験」「人物試験」です。

申込期間は、8月3日(金)~8月24日(金)、1次試験の日程は、9月16日(日)、2次試験の日程は、10月下旬を予定しています。

最終合格発表は、11月中旬の予定です。

宮城県職員「短期大学卒業程度」の採用試験情報

平成30年度に実施される採用試験では、宮城県職員「短期大学卒業程度採用」の試験職種は、「学校事務」「警察事務」「建築」「機械」「電気」での募集を予定しています。

宮城県職員「短期大学卒業程度採用」の受験資格は、20~29才の年齢での資格があります(※試験実施年度の4/1の年齢)。

試験内容は、1次試験は、択一式「教養試験」、択一式・短答式「専門試験」で、2次試験は、「論文試験」、「適性検査」、個別面接および集団討論による「人物試験」です。

ほかに、全職種区分において「資格調査」が実施されます。

申込期間は、8月10日(金)~8月31日(金)、1次試験の日程は、9月23日(日)、2次試験の日程については、「論文試験」と「適性検査」は10月22日(月)、「人物試験」は10月下旬~11月上旬を予定しています。

最終合格発表は、11月中旬の予定です。

宮城県職員「高等学校卒業程度」の採用試験情報

平成30年度に実施される採用試験では、宮城県職員「高等学校卒業程度採用」の試験職種は、「一般事務」「学校事務」「警察事務」「総合土木」「水産」「林業」での募集を予定しています。

宮城県職員「高等学校卒業程度採用」の受験資格は、18~21才の年齢での資格があります(※試験実施年度の4/1の年齢)。

試験内容は、1次試験は、択一式「教養試験」、択一式・短答式「専門試験」で、2次試験は、「作文試験」、「適性検査」、個別面接による「人物試験」です。

ほかに、全職種区分において「資格調査」が実施されます。

申込期間は、8月10日(金)~8月31日(金)、1次試験の日程は、9月23日(日)、2次試験の日程については、「作文試験」と「適性検査」は10月22日(月)、「人物試験」は10月下旬を予定しています。

最終合格発表は、11月中旬の予定です。

宮城県職員「獣医師」の採用選考考査情報

宮城県職員「獣医師」は、39才の年齢までで(※試験実施年度の4/1の年齢)、獣医師の資格を有する人、または、2019年3月31日までに資格を取得する見込みの人に受験資格があります。

考査内容は、「論文考査」「適性検査」「人物考査」で、ほかに「資格調査」があります。

申込期間は、5月11日(金)~6月19日(火)、選考考査の日程は、7月16日(月)~7月19日(木)を予定しています。


最終合格発表は、8月中旬の予定です。

宮城県職員「原子核工学」の採用選考試験情報

宮城県職員「原子核工学」は、35才の年齢までで(※試験実施年度の4/1の年齢)、短期大学を除く学校教育法による大学を卒業、もしくは、2019年3月31日までに卒業する見込みの人、または、これらと同等以上の経歴を有すると認められる人に受験資格があります。

ただし、放射線同位元素等による放射線障害の防止に関する法律第35条1項に規定する第1種放射線取扱主任者免状を有する人、または、同法第35条2項に規定する第1種放射線取扱主任者講習の受講資格を有する人、もしくは、2019年3月31日までに取得する見込みの人であることが要件となっています。

考査内容は、1次考査は、択一式「教養考査」、記述式「専門考査」で、2次考査は、「適性検査」「人物考査」です。ほかに、「資格調査」があります。

申込期間は、5月11日(金)~6月19日(火)、1次考査の日程は、6月24日(日)、2次考査の日程は、7月中旬を予定しています。

最終合格発表は、8月中旬の予定です。

宮城県職員「福祉総合」の採用選考試験情報

宮城県職員「福祉総合」は、37才の年齢までで(※試験実施年度の4/1の年齢)、社会福祉士および介護福祉士法第4条に規定する社会福祉士となる資格を有する人、または、2019年4月30日までに資格を取得する見込みの人に受験資格があります。

考査内容は、1次考査は、択一式「教養考査」、記述式「専門考査」で、2次考査は、「適性検査」、「口述考査」、個別面接による「人物考査」です。ほかに「資格調査」があります。

申込期間は、5月11日(金)~6月19日(火)、1次考査の日程は、6月24日(日)、2次考査の日程は、7月中旬を予定しています。

最終合格発表は、8月中旬の予定です。

宮城県職員「研究員」の採用選考試験情報

平成30年度に実施される採用選考考査では、宮城県職員「研究員」の職種区分は、「研究員(電気電子系)」「研究員(物理系)」「研究員(工業デザイン系)」での募集を予定しています。

宮城県職員「研究員」は、22~35才の年齢までで(※試験実施年度の4/1の年齢)、短期大学を除く学校教育法による大学を卒業した人、もしくは、2019年3月31日までに資格を取得する見込みの人に受験資格があります。

また、21才の年齢までで、短期大学を除く学校教育法による大学を卒業した人、もしくは、2019年3月31日までに資格を取得する見込みの人、および、宮城県人事委員会がこれと同等の資格があると認めた人にも受験資格があります。

考査内容は、1次考査は、択一式「教養考査」、短答式「専門考査」で、2次考査は、「適性検査」、「人物考査」です。ほかに「資格調査」があります。

申込期間は、5月11日(金)~6月19日(火)、1次考査の日程は、6月24日(日)、2次考査の日程は、7月中旬を予定しています。

最終合格発表は、8月中旬の予定です。

その他注目情報「第二期行政運営プログラム」について

宮城県では、2010年策定の県政指針を示す「行革推進プログラム2010」、2011年策定の新たな運営方針「震災復興に向けた新たな行政運営の方針」、2014年策定の行政・運営指標を定めた「宮城県行政改革・行政運営プログラム」を受け、2018年~2020年の行政運営に向けて「第二期行政運営プログラム」を策定しました。

具体的には、「効果的・効率的な行政運営」「多様な主体と共に進むという姿勢」「わかりやすく積極的な情報発信」「新しい課題に挑戦し乗り越えていく組織への成長」の4つの視点で、「効果的・効率的な行政運営」「多様な主体との連携によるさまざまな課題への対応」「持続可能な財政運営の確立」の3つの改革を柱とて、人材育成、組織体制の整備、震災復興・放射線・放射能に関する情報発信、民間・県民等との協働事業の推進、県有財産の管理と有効活用などに取り組み、「創造的な復興」を実現し、将来を見据えた行政運営を目指しています。

まとめ

いかがでしたか?

今回は、宮城県の平成30年度の採用試験情報をお届けしました。


参考になれば幸いです。

宮城県の採用案内ページURL

http://www.pref.miyagi.jp/site/saiyou/shiken-jisshi-gaiyou.html

本記事は、2018年9月28日時点調査または公開された情報です。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと、安全性・有用性を考慮の上、ご利用ください。

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