はじめに
国立大学法人「東京農工大学」は、本拠地(大学本部/キャンパス)は、東京都府中市晴見町にあり、1949年に設置された国立大学です。
国立大学法人「東京農工大学」の入試の偏差値は、学部によって変わりますが、59~67程度のようです。
今回は国立大学法人「東京農工大学」に関する基本的な情報について解説します。
国立大学法人「東京農工大学」の沿革について
国立大学法人「東京農工大学」の沿革は、明治7年(1874年)まで遡ります。当時は、「内務省勧業寮内藤新宿出張所」に「農事修学場」として設置されました。
その後、いくつかの変遷を経て、1944年に改称された「東京農林専門学校」と、同じく1874年に「蚕業試験掛」として設置され、7回の改称を経た後に、1944年に改称された「東京繊維専門学校」とが、1949年に「東京農工大学」に統合されました。
国立大学法人「東京農工大学」の理念・スローガンについて
国立大学法人「東京農工大学」の理念・スローガンは、「MORE SENSE(使命志向型教育研究-美しい地球持続のための全学的努力)」です。
国立大学法人「東京農工大学」は、この基本理念のもとに、循環型社会の実現に取り組んで
います。
ちなみに「循環型社会」とは、限りある資源を効率的に利用し、それを再生産することで持続できる形で循環させながら利用する社会のことです。
国立大学法人「東京農工大学」の学章・校歌について
学章について
国立大学法人「東京農工大学」の校章は、同大学関係者である卒業生・在学生・教職員より募集されました。この時、選ばれたマークが、最優秀作品として選考されたマークを国立大学法人「東京農工大学」の客員教授で、日本でも屈指のコピーライター「眞木 準」氏が補作し、昭和31年に公認・制定されました。
この校章は、欅の葉の中に大学の文字を配したデザインで、「涼しく木陰を吹き抜ける風に乗って大空に羽ばたく」ような欅の自由さをイメージしています。
なお、欅には「大空に力強く伸び、輝ける未来を示唆」したり、「防風の役目によって世の中に役立つ」などの意味をも持つとされています。
このほか、国立大学法人「東京農工大学」には、平成26年度の創基140周年に伴い、公式キャラクター「ハッケン コウケン」が制作され、大学事業に関する施策の広報活動などに使用されています。
校歌について
国立大学法人「東京農工大学」の校歌は、「歴史を超えて」です。この校歌は、作詞は、野上 彰さん、作曲は、長谷川 良夫さんによって創作されました。
国立大学法人「東京農工大学」の学長について
現在の国立大学法人「東京農工大学」の学長は、「大野 弘幸(おおの ひろゆき)」さんです。
「大野 弘幸」さんの経歴は、昭和56年に早稲田大学大学院理工学研究科博士後期課程を修了、1985年(昭和60年)に早稲田大学理工学部助手に就任、1088年(昭和63年)に東京農工大学工学部助教授に就任、平成9年に同 教授に就任しました。
その後、平成20年に国立大学法人「東京農工大学」大学院共生科学技術研究院長に就任、平成25年に同大学工学研究院長・大学院工学府長・工学部長に就任した後、平成29年に国立大学法人「東京農工大学」の学長に就任しました。
座右の銘は、「3倍遊んで3倍学ぶ」です。
「大野 弘幸」さんは、学長ビジョンとして、「「世界が認知する研究大学へ-世界に向けて日本を牽引する大学としての役割を果たす-」を掲げました。
さらに、このビジョンの実現に向けて、下記の4つのビジョンを掲げました。
1)世界と競える先端研究力の強化
2)国際社会との対話力を持った教育研究の推進
3)日本の産業界を国際社会に向けて牽引
4)高度なイノベーションリーダーの養成
「大野 弘幸」さんは、このビジョンに基づいて、国際共同研究や国際共著論文などの増加や理系グローバル人材の養成・輩出などに努めています。
ちなみに、「大野 弘幸」さんは、国立大学法人「東京農工大学」の第17代目の学長です。
国立大学法人「東京農工大学」の本拠地・キャンパスについて
国立大学法人「東京農工大学」の本拠地(本部キャンパス)を含め、2つのキャンパス「府中キャンパス」「小金井キャンパス」があります。
府中キャンパス
国立大学法人「東京農工大学」の「府中キャンパス」には、農学部、農学府、連合農学研究科があります。
このほか、大学教育センター、府中図書館、保健管理センター、府中国際交流会館などが置かれています。
この「府中キャンパス」は、東京都府中市にあり、最寄り駅は、「北府中駅」です。
小金井キャンパス
国立大学法人「東京農工大学」の「小金井キャンパス」には、工学部、工学府、生物システム応用科学府、技術経営研究科があります。
このほか、小金井図書館、先端産学連携研究推進センター、機器分析センター、総合情報メディアセンター、小金井国際交流会館、国際センター、科学博物館、欅寮があります。
ちなみに、この「小金井キャンパス」は、東京都小金井市にあり、最寄り駅は、「東小金井駅」です。
国立大学法人「東京農工大学」の教職員数について
国立大学法人「東京農工大学」の教職員数の総数は、約1,020人で、このうち職員数は、約615人で、教員数は、約405人です。
教職員採用に関する情報は、下記ページをご覧ください。
> 国立大学法人「東京農工大学」の教職員数
http://www.tuat.ac.jp/documents/tuat/outline/data/shokuinkoubo/h30_syokuin.pdf
国立大学法人「東京農工大学」の学生数について
国立大学法人「東京農工大学」の学生数は、学部学生数は、約3,820名(うち外国人学生 約50名)で、大学院学生数は、約1,885名(うち外国人学生 約230名)です。
国立大学法人「東京農工大学」の学部について
国立大学法人「東京農工大学」には 2つの学部があります。
1)農学部
2)工学部
国立大学法人「東京農工大学」大学院について
国立大学法人「東京農工大学」の大学院は、下記の通り、4つあります。
1)工学部・工学府
2)農学部・農学府
3)生物システム応用化学府
4)連合能農学究科
国立大学法人「東京農工大学」の財務状況について
平成28年度の、国立大学法人「東京農工大学」の収入は、約1,449億円でした。
その主な内訳は、運営費交付金および学生納付金などです。
まとめ
いかがでしたか?
国立大学法人「東京農工大学」は、少人数教育による丁寧な授業や高い大学院進学率などを特徴とする国立大学です。
ちなみに、国立大学法人「東京農工大学」出身の有名人は、西川公也さん、神田 伸一郎さん、川谷 絵音さんなどがいらっしゃいます。
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