消防庁が「女子学生向け消防職業体験」開催!ゲストは女優の飯豊まりえさん

2018年8月19日、消防庁による「女子学生向け消防職業体験 1dayインターンシップ」が開催されました。

本イベントは女子学生向けのイベントとなっており、会場には1部・2部合わせて約150名の女子学生が参加しました。


「女子学生向け消防職業体験 1dayインターンシップ」とは?

消防職というと、力仕事や男性社会のイメージが強いかもしれません。しかし、実際は女性が活躍しやすい制度が整えられているといいます。そんな消防職の魅力を女子学生に向けてアピールしたのが「女子学生向け消防職業体験 1dayインターンシップ」です。

本イベントは、消防庁と学生向けフリーマガジン「ch FILES」主催で開催されました。ここでは、イベントの模様も合わせてお伝えします。

「女子学生向け消防職業体験 1dayインターンシップ」の内容

「女子学生向け消防職業体験 1dayインターンシップ」は、2018年8月19日(日)に東京・新宿ミライナタワー マイナビホールにて開催されました。

イベントでは、女性の消防吏員の講演会が行われ、ゲストとして登場した女優の飯豊まりえさんとともに、女性消防士の仕事に関する不安や疑問について解説されました。

また、消防本部が設置したブースにて、消防士に直接話がきける席も設けられました。

さらに、消防署見学も行われ、実際に消防士が働いている様子や訓練の様子が公開されました。なお、消防署見学は事前予約が必要です。

現役女性消防士も登壇したイベントの模様をお届け

東京消防庁の谷山明子さんによる講演の後、パネルトークが開催されました。

パネルトークには、宮城県石巻地区広域行政事務組合消防本部 佐々木桜子さんや茨城県稲敷広域消防本部の菱木真梨子さん、同じく茨城県地区性広域市町村圏事務組合消防本部 本橋万梨奈さんと女優の飯豊まりえさん(ゲスト)のメンバーで行われました。

現役女性消防士も登壇したイベント

ゲストの飯豊まりえさんは、自身が過去に救急車で運ばれた際、救急隊員がとても頼もしかったという経験を話しながらも、消防の仕事が結婚や出産をサポートする環境が整った女性にも嬉しい職場であることに驚いたことを語ります。

そのほかに 「消防士あるある」をテーマにしたコーナーでは、「食事や風呂が速い」と話す消防吏員たちから、シャワー中に出動指令がかかり、シャンプーの泡だけを落として濡れたまま着替えたという話やカップ麺は食べないようにしている人が多いという話など、指令から1分以内で出動する消防吏員ならではのあるあるエピソードが飛び出しました。

参加した学生たちは、その後、各消防本部のブースや座談会ブースで消防吏員から直接話を聞き、希望者は東京消防庁新宿消防署の見学に参加するなどをし、「消防」に関する仕事への関心と理解を深める機会になりました。


「消防」に関する座談会

「”人の助けになる”という使命感をもって働く姿は格好いい」

イベントに参加した女優・飯豊まりえさんは、イベントに参加したことで「消防士のお仕事に就きたかったな」と思われたそうです。

飯豊まりえさん、イベント参加後の感想

これまで大変なお仕事だろうなとは想像していましたが、とても明るい消防士の皆さんのお話を聞いて、堅いイメージだった消防士さんのイメージが大きく変わりました。

「人の助けになる」という使命感を持ってお仕事をされている姿は本当にかっこ良かったです。女性にとっては、結婚・出産をしても子育ての時間を取りながら働くことができる環境であることにも驚きました。私も「人を助ける仕事をしたい」と小さい頃から思ってきたので、もし芸能のお仕事に就いていなかったら、消防士のお仕事に就きたかったなと思いました。お芝居で消防士の役があればぜひ挑戦したいです。

プロの方から直接話を聞くと、そのお仕事をより明確に想像することができるので、参加された学生の方々にとっても、とても良いきっかけだったと思います。

イベント参加の飯豊まりえさん

飯豊まりえさんって?

飯豊まりえさんは、エイベックス・マネジメント所属のモデル・女優です。これまでに女子小学生向け雑誌『ニコ☆プチ』や中学生向け雑誌『nicola』、高校生向け雑誌『Seventeen』にて専属モデルを務め、2018年からは20代後半~30代前半向け雑誌『Oggi』の専属モデルとして活躍されています。

2013年に『獣電戦隊キョウリュウジャー』に2代目キョウリュウバイオレットとして出演しています。今年はドラマ『花のち晴れ~花男 Next Season~』に出演し、主人公・江戸川 音のライバル・西留めぐみ役として出演したことで話題を集めました。

消防庁では女性活躍推進のための取り組みを実施

消防庁では、消防における女性活躍を推進していくための取組が行われています。

消防全体における女性消防士の比率は2.7%(平成30年4月1日現在)であり、警察官8.5%、自衛官5.9%、海上保安官6.2%と比べると、最も比率が低い状況です。

消防庁では、この割合を平成38年度当初までに5%に引き上げることを目標とし、女性活躍 推進の取組のひとつとして、女子学生等を対象とした職業説明会(1dayインターンシップ)を開催しています。

詳しくは『女性消防吏員の活躍推進のためのポータルサイト』をご確認ください。

参照:女性消防吏員の活躍推進のためのポータルサイト|消防庁
URL:http://www.fdma.go.jp/josei_shokuin/event/index.html

次回イベントは2019年2月11日に京都にて開催予定

次回の「女子学生向け消防職業体験 1dayインターンシップ」は、2月11日(祝・月)、京都・みやこめっせ 第一会場にて開催予定です。

イベント詳細は、『女性消防吏員の活躍推進のためのポータルサイト』にて公開される予定です。

参照:女性消防吏員の活躍推進のためのポータルサイト|消防庁
URL:http://www.fdma.go.jp/josei_shokuin/event/index.html

女性消防吏員の活躍推進のためのポータルサイトの紹介を

消防庁による『女性消防吏員の活躍推進のためのポータルサイト』は、消防士になりたい女性向けのサイトです。


女性の消防士の仕事内容や勤務の様子が掲載されているほか、福利厚生や教育制度など「これから消防士を目指す女性」が気になる情報が掲載されています。また、現役の女性消防士のインタビューや座談会なども掲載されており、実際に現場で働く女性消防士の声を目にすることができます。

まとめ

今回は、「女子学生向け消防職業体験 1dayインターンシップ」の模様をお届けしました。

実際に現場で働く女性消防士の話を聞くことで、消防士として働くことの魅力や苦労を知ることができます。女性で消防士を目指している方は、こうしたイベントに実際に参加されてみてはいかがでしょうか?

本記事は、2018年10月29日時点調査または公開された情報です。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと、安全性・有用性を考慮の上、ご利用ください。

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