はじめに
北海道の「A市役所」で働く、女性「市役所職員」のキャリアレポートです。
ちなみに、その方は、図書館司書の資格を持っているそうです。
北海道の「A市役所職員」を目指した理由
学生時代、別の地域に住んでいたことで、地元の良さをあらためて実感しました。そのため、地元に戻って、地域に貢献する仕事に就きたい、と思うようになりました。
北海道の「A市役所職員」の仕事内容について
市役所職員としては、行政にまつわるあらゆる仕事をします。数年単位で異動があり、戸籍や住民票に関することや、税に関すること、市の政策に関すること、地域の観光の振興や、国際交流、生活保護、福祉関連、教育関連、財政関連など、多岐に渡ります。
私自身は、水道部門の総務の仕事をしています。仕事内容は、主に、水道・下水道関連の工事の契約や、水道部門の臨時職員の募集や給与の支払いにまつわる仕事です。
水道・下水道部門の工事の契約についての流れは、担当者から工事の設計書が提出されたら、金額をチェックして、入札情報を公表し、入札の申し込みを受け、入札を実行します。その後、業者との契約処理を行います。
そして、契約金額等の変更が生じた場合は、変更処理を行います。臨時職員の募集や給与の支払いについては、ハローワークに募集情報を公開し、応募者の面接を実施し、採用業務を行います。
また、毎月、給与を計算し支払い、年末には、年末調整を行います。さらに、職員の採用時や退職時には、社会保険等の加入手続きを行います。
北海道の「A市役所職員」の1日の仕事の流れ
8:00 自宅を出て、自動車で通勤
8:30 職場に到着
8:45 朝礼・打合せにて1日の流れを確認
9:00 メールチェックをし、調査物の回答を作成、工事設計書の金額チェック
10:00 設計書の決裁をまわす
11:00 作成しておいた契約書の最終確認、社会保険加入手続きのため発送する文書の発送準備
12:00 昼休憩(60分)
13:00 落札業者との契約
14:00 メールの通知文書への回答作成、供覧する文書の作成
15:00 職員の募集情報をハローワークに提出、雇用保険加入手続き
16:00 市役所内での調査・回答文書の作成、決裁をまわす
17:30 終礼
17:40 終礼後掃除
18:00 仕事がたてこんでいない場合は帰宅、仕事がたてこんでいる時期は残業
北海道の「A市役所職員」の給料・残業・有給休暇について
部署によって、残業の有無や、有給休暇の取りやすさは、かなり変わります。ボーナスは約50万、年収は約420万円でした。
現在の部署は、残業は約20時間発生する月が、年に3か月ほどあるくらいで、かなり少ないほうです。有給休暇も取りやすいです。別の部署にいたときは、毎月残業平均60時間、有給休暇も年間で2日くらいしか、とれませんでした。
この仕事で、働いているときに困ったこと
配属される部署によって、かなり生活スタイルが変わってしまう点が、気になりました。施設に配属される場合は、勤務時間もシフト制となり、場合によっては深夜の勤務もあり、通常の勤務時間とは変わってきます。
また、土日が必ずしも休みではなくなります。そして、残業が多い部署とほとんどない部署の差が激しく、少し不公平感を感じる部分もあります。残業代については、基本的には支給されますが、実質的には、サービス残業や休日出勤が発生してしまう場合もありました。
この仕事や職場でよかったこと
公務員のため、住宅手当や通勤手当はきちんと支給され、福利厚生に恵まれていた点は、大変良かったです。また、めったなことがなければ、雇用を切られることがないという点も、安定していて良かったです。
また、市役所職員としては、転勤が発生することがありません。そのため、安定した人生計画が立てやすく、若くして結婚したり、ローンを借りて家を建てたりする人が多かったです。そして、天引きの貯金制度があり、利率がものすごく良く、貯金がたまりやすいです。
北海道の「A市役所職員」の仕事エピソード
市民の方に直接接する機会が多く、その際曖昧な説明をしてしまい、面と向かって厳しいことを言われることもありました。逆にお礼を言ってくださる方や、優しく声をかけていただく方もいて、そのような、ちょっとした交流に心が温まる仕事です。
公共施設では、不特定多数の人が出入りするため、ごく稀に怪しい人が出入りする場合もあります。そのような対応に苦慮したこともありました。
また、少しとまどったのは、市民の方に顔と名前を憶えられてしまい、街で声をかけられることもあり、常にしっかりした行動をしなければ、と思いました。
北海道の「A市役所職員」の職場恋愛について
職場での結婚や恋愛は、かなり多いです。職場内では、すぐに噂は広まり、当然のように公認の事実となります。職場内での恋愛は、特にタブー視されておらず、上司も積極的に喜んで認める傾向が強いです。
そして、職員の配置を担当する部門でも把握しており、同じ部署で付き合った場合は、次の人事異動で、どちらかが異動となることが多いです。また、職場以外の場合でも、別の職種の公務員同士の結婚が、多かったように思います。さらに、男性の正規職員が、臨時職員等と結婚するケースも多いです。
まとめ ー北海道の「A市役所職員」を目指す方へメッセージ
市役所職員は、その土地が好きでずっと住みたいという方には、良い仕事だと思います!頑張ってください!
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