2023年の夏「東京大停電」は起こるか(2023年6月13日情報)

公務員総研の行政・社会ニュース紹介、今回は「2023年の夏「東京大停電」は起こるか」についてです。


2023年の夏「東京大停電」は起こるか

2023年6月3日、いずれ東京でも大停電は起こり、電子機器が大量に壊れて病院では手術中に電気止まって死人が出て、それくらいにならないと原発を動かそうとならないのかという内容の投稿がツイッターにありました。

東京大停電とは?

東京大停電は、または首都圏大停電と呼ばれ、東京を中心とする日本の首都圏で発生した大規模な停電のことをいいます。

2022年3月17日首都圏の大規模停電

2022年3月16日23時34分に発生した地震の影響等で東京電力管内で一時、210万戸余りの大規模な停電が発生しました。

東京電力管内に電気を送る火力発電事業者JERAによりますと、地震の影響で福島県広野町にある広野火力発電所の5号機と6号機が稼働を停止したということです。

震源に近い発電所が地震によって運転を停止し、電力の需要と供給のバランスが大きく崩れたことが原因だとみられるとのことで、今後も、こうした停電は起きうるとして備えの必要性があるということです。

参考)NHKのサイト:https://www.nhk.or.jp/shutoken/shutobo/20220317a.html#:~:text=%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%9B%BB%E6%A9%9F%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E3%81%AE%E5%8A%A0%E8%97%A4,%E5%8E%9F%E5%9B%A0%E3%81%A0%E3%81%A8%E3%81%BF%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82

電力広域的運営推進機関とは?

電力広域的運営推進機関は、電気事業法(昭和39年7月11日法律第170号)に基づき、日本の電気事業の広域的運営を推進することを目的として設立された団体で、日本の全ての電気事業者が機関の会員となることを義務付けられています。
機関は、会員各社の電気の需給状況を監視し、需給状況が悪化した会員に対する電力の融通を他の会員に指示します。

参考)「電力広域的運営推進機関」(2023年5月10日 (水) 05:42 UTCの版)『ウィキペディア日本語版』

電力広域的運営推進機関が電力需給検証報告書の公表

2023年5月31日、電力広域的運営推進機関が2022年度冬季の電力需給実績と2023年度夏季の電力需給見通しの検証結果について、電力需給検証報告書の公表をしました。

2023年度夏季の電力需給の見通しについてですが、「東京エリアはkW公募により予備率3.0%以上を確保できる見通しとなったものの、厳しい水準であり、発電機の計画外停止等の供給力変化などをふまえ、国や一般送配電事業者と連携し追加対策を検討していく。」という内容がありました。

詳しい内容については電力需給検証報告書をご覧ください。
https://www.occto.or.jp/iinkai/chouseiryoku/2023/files/230531_denryokujukyukensho.pdf


みんなの反応・SNSの反応

2023年の夏「東京大停電」は起こるかについてのTwitterでの反応をいくつかご紹介します。停電が起きた場合の影響を心配する声が多くありました。

本記事は、2023年7月2日時点調査または公開された情報です。
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