イギリス第2の都市バーミンガム破綻(2023年9月30日情報)

公務員総研の行政・社会ニュース紹介、今回は「イギリス第2の都市バーミンガム破綻」についてです。


イギリス第2の都市バーミンガム破綻

2023年9月20日、ロンドンに次ぐイギリス第2の都市バーミンガムが事実上の財政破綻を宣言したというニュースについて、X(ツイッター)に投稿がありました。

イギリス・バーミンガムとは?

バーミンガム(英語: Birmingham)は、イングランド、ウェスト・ミッドランズ (West Midlands) に属す工業都市で、人口は114万人です。近郊を含む都市的地域の人口は229万人であり、同国第2位で、地元では首都ロンドンに次ぐ第2の大都市とされているそうです。

バーミンガムは、産業革命の進展にともない運河と鉄道の交叉点になったこともあり、工業都市として発展しました。

参考)「バーミンガム」(2023年6月25日 (日) 08:34 UTCの版)『ウィキペディア日本語版』

バーミンガムの財政破綻とは?

2023年9月5日、バーミンガム市の議会は、事実上の財政破綻を宣言しました。

バーミンガム市では女性の職員と元職員が男性よりも低い賃金で働いたとして、賃金格差の是正を求める訴訟があり、その対応としてすでに11億ポンド、約2000億円が支払われていて、7億6000万ポンド、約1400億円がさらに必要とみられているとのことで、バーミンガム市議会は賃金格差に対して補償をするべきという立場ですが、「その財源がない」としているそうです。

バーミンガム市は中央政府の管理下に

2023年9月19日、イギリスのゴーブ・底上げ・住宅・地域社会相はバーミンガム市が事実上の財政破綻を宣言したことを受け、中央政府が市政運営に介入すると発表しました。

欧州最大の地方自治体であるバーミンガム市議会が機能不全に陥っているため、運営を引き継ぐ委員会を任命すると表明、ガバナンスや戦略的意思決定の精査、財政に関する全ての機能を移管させる考えを示したとのことです。

みんなの反応・SNSの反応

イギリス第2の都市バーミンガム破綻についてのSNS(Twitter等)での反応をいくつかご紹介します。驚きや移民難民が多すぎることが一因ではなどの声がありました。


本記事は、2023年10月15日時点調査または公開された情報です。
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