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【目指せ!外交官】グレナダ侵攻が国際的な注目を集めた「グレナダ」の基礎知識(2021年5月調査情報)

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目次

「グレナダ」ってどんな国?

「グレナダ」の正式名称はグレナダ・クレオール語で「Gwenad」、英語では「Grenada」です。漢字では「額列那大」と表記されます。

「グレナダ」の広さ 面積・場所について

「グレナダ」の面積は、約340平方キロメートルで、五島列島の福江島とほぼ同じ大きさです。

「グレナダ」の場所は、カリブ海の小アンティル諸島南部にあります。

「グレナダ」は、海を隔てて北にセントビンセントおよびグレナディーン諸島、北東にバルバドス、南にトリニダード・トバゴとベネズエラからなる島国です。

「グレナダ」の首都について

「グレナダ」の首都は「セントジョージズ」で、「セントジョージズ」は天然の良港の街で、クルーズ繊維夜観光客も訪れています。

「セントジョージズ」の人口は、2012年現在、約3万3,000人です。

「グレナダ」の人口について

「グレナダ」の人口は、世界銀行が2019年に調べた時点で約11.2万人であり、人口密度は、約328.49人で、第28位です。

「グレナダ」の成り立ちについて

「グレナダ」は、1498年にコロンブスにより発見され、1783年に英領、1967年に英国自治領となり、1974年に独立、1979年に無血クーデターによって人民革命政府が樹立、1983年に米国によるグレナダ侵攻によって人民革命政府がは崩壊し、暫定政権が成立されました。

1984年に総選挙が実施、新国民党(NNP)が勝利し、正式政府が成立、1900年に総選挙が実施、国民民主会議(NDC)政権が成立、1995年に総選挙が実施、NNP政権が成立、ミッチェル首相が就任しました。

1999年に総選挙が実施、第2次NNP政権が成立、ミッチェル首相が再任、2003年に総選挙が実施、第3次NNP政権が成立、ミッチェル首相が3期目再任、2008年に総選挙が実施、NDC政権が成立しました。

2013年に総選挙が実施、NNP政権が成立、ミッチェル首相が4期目に就任、2018年に総選挙が実施、第2次NNP政権が成立、ミッチェル首相が5期目に再任しました。


「グレナダ」の国民・宗教・言語について

「グレナダ」の国民について

「グレナダ」の人種割合は、約8割以上はアフリカ系で、ヨーロッパ人により連れて来られた奴隷の子孫で、このほか、南アジア系やヨーロッパ人などもいます。

「グレナダ」の宗教について

「グレナダ」の国家宗教は、ローマ・カトリックが約6割程度を占めており、残りは、ほとんどプロテスタントです。

「グレナダ」の言語について

「グレナダ」の公用語は、英語で、広く使われています。

このほか、稀に、フランス語が混じったパトワと呼ばれるクレオール語が使用されています。

「グレナダ」の経済状況について

「グレナダ」の通貨は東カリブドルで、GNIは約11億180万米ドルで、世界179位です。そして、一人当たりのGDPは約9,185.56米ドルで、世界67位です。

「グレナダ」の貿易について

「グレナダ」の貿易相手は主に、輸出が、ドミニカ国、米国、EU、セントルシアで、輸入が、米国、トリニダード・トバゴ、EU、日本となっています。

「グレナダ」の主な輸出品目は、バナナ、ココア、ナツメグ、果実、野菜、衣類、魚介類で、輸入品目は、食料品、機械・輸送機器、工業製品、化学製品、燃料です。

「グレナダ」の政治・政策について

政治体制について

「グレナダ」は、立憲君主制で、議会は二院制、上院は13議席、下院は15議席です。

「グレナダ」の政策

「グレナダ」は、独立前の1950年に普通選挙が開始されて以来、グレナダ統一党(GULP)のエリック・ゲイリーが政権を維持していました。

1979年になると、新宝石運動(NJM)によるクーデターが起こり、モーリス・ビショップが首相に就任、人民革命政府が誕生しましたが、次第にNJMの内紛によって崩壊しました。

1983年の米国によるグレナダ侵攻を受け、1984年に総選挙が行われ、新国民党(NNP)政権が発足し、1990年の総選挙の結果、国民民主会議(NDC)と新党国民党(TNP)の連立政権が成立し、NDC党首ブラフィットが首相に就任しました。

1995年の総選挙の結果、ミッチェルNNP党首が首相に就任、1999年および2003年の総選挙においてもNNPは勝利し、2008年7月の総選挙では、野党国民民主党(NDC)が勝利、13年ぶりに政権交代が行われました。

2013年2月に総選挙が行われ、野党新国民党(NNP)が15議席中15議席全てを獲得して5年ぶりに政権を奪還し、2018年3月の総選挙でも、NNPが15議席中15議席獲得し、政権を維持しています。

「グレナダ」の元首・首相・外相について

「グレナダ」の元首について

「グレナダ」の元首は、エリザベス二世女王です。

「グレナダ」の首相・外相について

「グレナダ」の首相は、キース・ミッチェルで、外相は、オリバー・ジョセフです。


「グレナダ」の国防・軍事制度・兵役について

「グレナダ」は、親米・英の穏健外交路線で、英連邦の一員であり、カリブ共同体(CARICOM)、カリブ諸国連合(ACS)、東カリブ諸国機構(OECS)の加盟国でもあります。

また、中国承認国で、1985年~1989年は外交関係にあり、2005年1月に外交関係が再開されました。

軍事力は、1983年に軍隊が解体され、現在はグレナダ警察軍が国内治安維持にあたっています。

また、1996年3月にOECS6か国およびバルバドスの7か国の間で域内安全保障システム(RSS)が設立されました。

「グレナダ」と「日本」の関係は?

「グレナダ」と「日本」の政治関係は、1974年2月7日に独立と同時に日本はこれを承認、1975年4月11日に外交関係が開設され、在ベネズエラ大使館が兼轄しました。

1979年12月より在トリニダード・トバゴ大使館が兼轄しましたが、グレナダ側では駐日大使館は設置されていません。

経済関係は、対日貿易は、2019年現在、貿易額は、対日輸出が約208万円、日輸入が約9.1億円で、主要品目は、対日輸出が原動機、カカオ豆で、対日輸入が自動車、原動機で、日本からの直接投資はありません。

文化関係は、文化無償協力として1998年に楽器の供与があり、在留邦人数は2018年現在で0名、在日当該国人数は、2019年現在で4名です。

まとめ

以上、国特集「グレナダ」でした。

ちなみに、「グレナダ」の男子サッカーFIFAランキングでは、2020年11月の時点では「160位」でした。

本記事は、2022年12月4日時点調査または公開された情報です。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと、安全性・有用性を考慮の上、ご利用ください。

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この記事を書いた人

2021年に公務員総合研究所に入所した新人研究員。

好きな言葉は、「つまづいたっていいじゃないか にんげんだもの」

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