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【目指せ!外交官】2016年に「バハマ文書」で注目された「バハマ国」の基礎知識(2021年7月調査情報)

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目次

「バハマ国」ってどんな国?

「バハマ国」の正式名称は、英語では「Commonwealth of The Bahamas」です。

漢字では「巴哈麻」と表記し、その他「巴哈馬、巴哈瑪、巴哈摩、抜法瑪、波巴馬斯、馬浜」などとも表記されます。

「バハマ国」の広さ 面積・場所について

「バハマ国」の面積は約1万3,880平方キロメートルで、700余りの小島によって構成され、福島県とほぼ同じ大きさです。

「バハマ国」の場所は、西インド諸島のバハマ諸島にあり、海を隔てて北西にアメリカ合衆国のフロリダ半島が、南西にキューバが、南東にハイチが存在し、バハマ諸島は約700の島々と2,400の岩礁からなるほぼサンゴ礁の群島です。

「バハマ国」の首都について

「バハマ国」の首都は「ナッソー」で、「ナッソー」は、ニュープロビデンス島に位置し、座標は、北緯25度3分36秒、西経77度20分42秒です。

「ナッソー」の人口は、2000年現在、約21万832人です。

「バハマ国」の人口について

「バハマ国」の人口は、世界銀行が2019年に調べた時点で約38.9万人万人であり、人口密度は、約27.74人で、第149位です。

「バハマ国」の成り立ちについて

「バハマ国」は、1492年 コロンブスによって「発見」され、1782年にスペイン領となり、1783年にヴェルサイユ条約により正式に英領となり、1964年に英国自治領となり、1973年に独立しました。

「バハマ国」の国民・宗教・言語について

「バハマ国」の国民について

「バハマ国」の人種割合は、アフリカ系黒人が約85パーセント、白人が約12パーセント、アジアやラテンアメリカ系人が約3パーセントとなっています。

「バハマ国」の宗教について

「バハマ国」の国家宗教は、キリスト今日で、バプティストが約32パーセント、英国国教会が約20パーセント、ローマ・カトリック教会が約19パーセント、メソジスト教が約6パーセント、チャーチ・オブ・ゴッドが約6パーセント、他のプロテスタントが約12パーセントす。

また、その他の宗教が約2パーセント、無宗教または不明が約3パーセントとなっています。


「バハマ国」の言語について

「バハマ国」の公用語は、英語で、このほかにクレオール語がハイチからの移民者の間で使用されています。

「バハマ国」の経済状況について

「バハマ国」の通貨は、バハマ・ドルで、GNIは約123.08億米ドルで、世界139位です。そして、一人当たりのGDPは約29,220.54米ドルで、世界29位です。

「バハマ国」の貿易について

「バハマ国」の貿易相手は主に、輸出が米国、EU、カナダ、南アフリカで、輸入が米国、EU、ドミニカ、日本となっています。

「バハマ国」の主な輸出品目は、化学製品、工業製品、粗製塩、ザリガニ、ポリエスチレン製品で、輸入品目は、鉱物・燃料、工業製品、輸送機器、食品です。

「バハマ国」の政治・政策について

政治体制について

「バハマ国」は、立憲君主制で、議会は二院制で、上院は16名、下院は38名です。

「バハマ国」の政策

「バハマ国」は、イギリス議会制度の下で安定した民主主義が継続しており、主要政党は自由国民党(中道右派)と進歩自由党(中道左派)で、1973年の英国からの独立以来、この二つの政党による二大政党政治が続いています。

英国自治領時代の1967年よりPLPのピンドリング首相による長期政権が続いていましたが、1992年の総選挙でFNMが圧勝し、25年振りに政権が交代しました。

FNMのイングラハム首相が10年間政権を担っていましたが、2002年の総選挙では政権交代によりPLPが政権が発足されました。

2002年以降は総選挙の度にPLPとFNMの政党間による政権交代が続いており、2017年5月の総選挙では高失業率や汚職疑惑等に対するPLP政権批判から、FNMが全39議席のうち35議席を獲得して圧勝し、ミニス首相が就任しました。

ミニス現政権は、治安改善で、グランド・バハマ島の経済活性化、教育分野への投資、若年層の失業率削減、観光産業の強化・発展等が主要政策として掲げられています。

「バハマ国」の元首・首相・外相について

「バハマ国」の元首について

「バハマ国」の元首は、エリザベス2世女王です。

「バハマ国」の首相・外相について

「バハマ国」の首相は、ヒューバート・ミニスで、外相は、ダレン・アラン・ヘンフィールドです。

「バハマ国」の国防・軍事制度・兵役について

「バハマ国」は、英連邦の一員で、近隣国であり、経済的に関係の深い米国及び英国との友好、協調が基軸となています。

政府は、政策目標の1つとして外交関係の多角化を図っており、カリブ共同体(カリコム)加盟国で、1997年に台湾と断交し、中国と国交を樹立しました。

軍事力は、予算は、2017現在、約99百万米ドルで、兵役は志願制、兵力は、国防軍が約1,300人です。


「バハマ国」と「日本」の関係は?

「バハマ国」と「日本」の政治関係は、1973年7月10日の独立後、日本は同月27日これを承認し、1975年3月11日外交関係が開設されました。

日本は、在ジャマイカ大使館が同国を兼轄し、首都ナッソーには、名誉総領事が設置されています。

1997年4月シドニー・ポワチエ初代駐日大使(本国常駐)の信任状捧呈が行われ、2004年8月、東京にバハマ名誉領事館が設置されましたが、現在は不在です。

経済関係は、対日貿易において、2019年現在、貿易額は、対日輸出が約67.7億円、対日輸入が約1,404.5億円で、主要品目は、対日輸出が有機化合物、対日輸入が船舶、自動車です。

在留邦人数は、2018年10月現在、21人で、在日当該国人数は、2019年12月現在、22人です。

まとめ

以上、国特集「バハマ国」でした。

ちなみに、「バハマ国」の男子サッカーFIFAランキングでは、2020年11月の時点では「200位」でした。

FIFAデータ

https://fifaranking.net/ranking/

本記事は、2023年4月19日時点調査または公開された情報です。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと、安全性・有用性を考慮の上、ご利用ください。

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この記事を書いた人

2021年に公務員総合研究所に入所した新人研究員。

好きな言葉は、「つまづいたっていいじゃないか にんげんだもの」

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