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【エリカの部屋(5)】公務員と民間の違いを教えて!

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質問者(10代♂) 公務員と民間の違いを教えて!

英語教師、貿易実務、海外営業を経た後、30代前半で社会人枠の市役所採用試験を受け公務員へ転職した筆者が公務員にこれからなる方や現場の方からの質問や相談に本音トークで徹底回答していきます。民間と公務員を両方経験した筆者だからこそ語れる応援パワーを皆様にお届けします。

第五回の質問は、「公務員と民間の違いを教えて!」です。それでは、エリカ様の登場です。

エリカ様回答:「ズバリ・・・」

公務員と民間の違いを教えてという質問は公務員時代大変よく聞かれる質問でした。

特に私は民間を経て公務員に途中入庁した人間なので周りも私には聞きやすかったのだと思います。

私の回答としては、ズバリ民間と公務員の違いは無かった、というのが正直な感想です。笑

残念ですか?

ですがこれが市役所に10年間勤めた私の相対的な感想で、実際それより新たな視点が見えたので今回はそのあたりも触れようと思います。

では、この結論に至った経緯を順番にみていきましょう。

社長と市長の違い

民間の場合、トップは社長であり、公務員の場合は所属する公共団体により変わりますが市町村であれば市町村長がトップです。

両者ともトップの方針をの元、予算が組まれ組織運営されていきます。

その船員が民間であれば社員となって利益追求し、公務員なら職員になり社会の奉仕として努めます。


従事する内容に立ち位置で違いはあれど、会社として公務としてその地域に根ざし社会貢献することに違いは無いと思われます。

福利厚生の違い

では、次に福利厚生をみていきましょう。

福利厚生は間違いなく公務員時代が最高でした笑。

ですがそれは公務員前の民間時代に働いていた会社の福利厚生が低かったから尚更良く思えているというのもあると思います。

実際私が頂いていた公務員時代の福利厚生の例を挙げていきます。

住宅手当・・自分が世帯主となっている場合住宅手当が数万円加算されます。

寒冷地手当・・冬の数ヶ月期間のみプラスアルファ手当てが付けられます。ただ出勤しているだけでいきなり冬期間に入ると手当てが自動的に付いてきていたのでちょっとしたお小遣い気分で嬉しかったです。

扶養手当・・私は子どもを複数人扶養につけていましたので毎月数万円の手当てを頂いていました。

通勤手当・・自動車で通勤し通勤距離も片道2km以上だったので毎月決められていた額の手当てを頂いていました。1年に1回数千円の駐車場代がとられます。

時間外手当・・俗にいう残業代です。残業した分きちんと頂いていました。これは課のリーダの性格や、予算、財政上により働いた分もらえるかどうか大きく変動します。

宿日直代・・毎月1回当番が日直で回ってきます。その分の手当てとして支払われます。

見ていただいてお分かりの通り毎月手当てが数多くあり、他にも財形や貯金の利率、お金を借りる際のローンや育児休暇や介護休暇等挙げればキリが無い程の満足度が高い福利厚生になっています。

私は行政事務員として入庁したので民間で事務員として働くよりは断然の安定感と内容であったと満足しています。

ですが、もし民間でこの公務員を上回る最高の福利厚生を得ることが可能な会社を見つけれていたらまた話は違います。

なので、自分の特技は何か、何の職種に就きたいかによっては民間、公務員関係無く最高の福利厚生を得る環境はどちらも有ということになります。


まとめ

組織図、福利厚生、と見てきましたが最後に人間関係について触れたいと思います。

公務員は定期的に異動します。毎回転職を定年まで繰り返していくイメージです。

なので民間で就職するにしろ、公務員になろうが毎回人間関係上での苦労話は永年ありますし、私は運と捉えています。

どちらにしろピンで自営業として働く以外は常に他人と机をつけ合わせ周りと連携協力を取り合いながら組織の一員となって大きな船を全員で動かしていくのが民間であり公務員であり、とにかく組織に雇用された者ということです。

組織人として雇用される側に回るなら、福利厚生や人間関係等少々の差異はあれどどちらも「拘束された中でトップの舵の補助を手助けする一員となって同じ方向を向いて働く」という働き方は民間も公務員もどちらも同じ環境といえます。

一日のうちに自分の時間を一番多く捧げる場が職場であり、ということは貴方の人生に大きく関与します。

民間と公務員のどちらに自分を捧げるかに踏み込んで「自分が何をしたいのか。自分はどういう形で自分を発揮するのが楽しいか」自分の人生の過ごし方を働き方を通して再度じっくり立ち止まって考えると尚一層より深く自分のトータルライフプランがみえてくるかもしれません。

本記事は、2017年8月19日時点調査または公開された情報です。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと、安全性・有用性を考慮の上、ご利用ください。

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この記事を書いた人

公務員総研の編集部です。公務員の方、公務員を目指す方、公務員を応援する方のチカラになれるよう活動してまいります。

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