日本初!6名の「女性戦闘機パイロット」が誕生
宮崎県新富町にある航空自衛隊・新田原基地の女性自衛官が、F15戦闘機の訓練課程を終了し、「国内初となる女性戦闘機パイロット」に任用されました。
女性戦闘機パイロットに任用されたのは、松島美紗2等空尉(26)を含む6名の航空自衛官です。戦闘機パイロットに任用された6名は、8月24日より新田原基地に所属する第5航空団に配属され、九州・四国の空を防衛することになるそうです。
松島さんら6名の女性航空自衛隊は、3年前に防衛省が、それまで男性に限ってきた戦闘機のパイロットに女性を登用する方針を示したことを受けて、一昨年から戦闘機の訓練課程を行っていたそうです。
松島さんらは、1年1ヶ月に渡り男性と同じ訓練をこなしたそうです。訓練で使用されるF15戦闘機は、航空自衛隊の主力戦闘機として、全国に約200機が配備されています。F15戦闘機の最大速度はマッハ約2.5に到達し、パイロットの体には最大で自分の体重の9倍の重力がかかるといいます。
松島美紗2等空尉は、身長159センチの細身でありながらも、F15戦闘機の速度とそれに伴う重力に耐えうる訓練を終え、今回初の女性戦闘機パイロットに任用されています。これまで女性自衛官には難しいと考えられていた戦闘機のパイロットですが、松島美紗2等空尉を始め6名の女性戦闘機パイロットが誕生したことで、今後増え続けるのかもしれません。
参照:日本初の女性戦闘機パイロットが誕生|毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20180824/k00/00m/040/183000c
航空自衛隊のパイロットの人数は?
航空自衛隊のパイロットの人数ですが、防衛機密に関わるとされているため具体的な人数は公開されていません。
松島さんがパイロットを目指した背景には映画『トップガン』
松島美紗2等空尉は、映画『トップガン』に憧れ戦闘機パイロットを目指したそうです。
映画『トップガン』は、1986年に制作されたアメリカ海軍の戦闘機パイロットの青春群像を描いたアクション映画です。本作で主演を務めたトム・クルーズは、本作の大ヒットによりトップスターへと仲間入りしました。
本作のタイトルでもある「トップガン」とは、1969年3月に創立されたアメリカ海軍戦闘機兵器学校のことです。トップガンにはエリート戦闘機パイロットのみが入学することができ、空中戦技などを学びます。
トップガンには、トム・クルーズ演じるピート・マーヴェリック・ミッチェルを始め、エリートパイロットたちが登場します。本作では、若きパイロットたちがトップを目指して時に競争、時に熱い友情を結ぶ姿や、マーヴェリックと教官の恋、マーヴェリックの挫折と復活への道のりなどが描かれています。
なお本作は、シリーズ続編となる『トップガン2』の制作が決定しており、2019年7月12日には全米での公開が予定されています。日本での公開はおそらくまだ先になることでしょうが、この機会に『トップガン』をチェックしてみてはいかがでしょうか?
まとめ
今回は、「航空自衛隊に初の女性パイロットが誕生」に関するニュースをお届けしました。
松島美紗2等空尉を含む6名の女性戦闘機パイロットが誕生したことで、今後、女性パイロットが続々と誕生していくのかもしれません。
時代の流れに合わせて自衛隊は、変革を遂げつつあります。自衛隊を目指す方は、日本の未来のために代わり続ける自衛隊の今後にも注目するといいかもしれません。
コメント
コメント一覧 (3件)
女性パイロット誕生のテーマは面白いと感じました。自衛隊員という職業が大変そうというイメージがあるので、明るい話題に感じました。男性、女性が平等な社会のイメージに好感を持てました。
堅いイメージの自衛隊ですが、女性も多く活躍していることが分かってよかったです。戦闘機のパイロットという、自衛官の中でも特に過酷な訓練を要するであろう任務に、若い女性が挑戦し任用されたというのは、注目すべきことだと思います。
憧れと実際になれるというのは時にあきらめなくてはならないとことも多く、特に自衛隊パイロットは体力的にも性差があると思っていましたが、能力や努力でそれを補えるということを知りました。