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国立大学法人「京都工芸繊維大学」の基本情報(沿革・職員数など)

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京都工芸繊維大学


目次

はじめに

国立大学法人「京都工芸繊維大学」は、本拠地(大学本部/キャンパス)は、京都府京都市にあり、1949年(昭和24年)に設置された国立大学です。

国立大学法人「京都工芸繊維大学」の入試の偏差値は、学部によって変わりますが、57~63程度のようです。

今回は国立大学法人「京都工芸繊維大学」に関する基本的な情報について解説します。

国立大学法人「京都工芸繊維大学」の沿革について

国立大学法人「京都工芸繊維大学」の沿革は、1899年(明治32年)に開設された「京都蚕業講習所」と、1902年(明治35年)に開設された「京都高等工芸学校」まで遡ります。

1つめの「京都蚕業講習所」は、1914年(大正3年)に「京都高等蚕業学校」と改称、1931年(昭和6年)に「京都高等蚕糸学校」と改称、1944年(昭和19年)に「京都繊維専門学校」と改称されました。

2つめの「京都高等工芸学校」は、1944年に「京都工業専門学校」と改称されました。

その後、1949年(昭和24年)に「京都繊維専門学校」と「京都工業専門学校」が統合されて、「京都工芸繊維大学」が設置されました。

国立大学法人「京都工芸繊維大学」の理念・スローガンについて

国立大学法人「京都工芸繊維大学」の理念・スローガンは、下記の3つです。

1)人類が他の生命体とその周囲の環境に支えられていることを認識し、人間と自然の調和を目指す。
2)人間の感性と知性が新たな活動への礎であることを認識し、知と美の融合を目指す。
3)社会に福祉と安泰をもたらす技術の必要性を認識し、豊かな人間性と高い倫理性に基づいた技術の創造を目指す。

この基本理念のもと、国立大学法人「京都工芸繊維大学」は、4つの分野「研究」「教育」「社会貢献」「運営」において、それぞれ使命を掲げました。

研究

国立大学「京都工芸繊維大学」は、科学と芸術の融合を目指し、研究者の自由な発想を基に美の探求と知の構築によって、未来を切り拓く学術と技芸を創成する。


教育

国立大学「京都工芸繊維大学」は、長い歴史のある京都の文化を深く敬愛するとともに、変化する世界の現状を洞察し、科学技術を習熟した国際性豊かな人材を育成するため、自らの感動を普遍的な知の力に変換できる構想力と表現力を涵養する。

社会貢献

国立大学法人「京都工芸繊維大学」は、人的資源と知的資源とを活かし、地域文化の継承と未来の産業の発展に貢献し、国際社会における学術文化の交流に貢献する。

運営

国立大学法人「京都工芸繊維大学」は、資源の適正な配置を心がけて高い透明性を保ち、機動的な判断と柔軟な行動によって使命を達成する。

国立大学法人「京都工芸繊維大学」の学章・校歌について

学章(シンボルマーク)について

国立大学法人「京都工芸繊維大学」の学章(シンボルマーク)は、2004年(平成16年)の法人化を機に学内公募・選定が行われ、翌年の2005年に制定されました。

この学章(シンボルマーク)は、国立大学法人「京都工芸繊維大学」の理念を具体的にビジュアル化した色彩の異なる相対図形によってデザインされ、以下の3つの理念が込められています。

1)左部分の丸みを帯びた図形は、芸術と柔軟な感性や豊かな人間性が、右部分のシャープな図形は、科学・知性・理性が表現されています。さらに、これら2つの図形の融合が「科学と芸術の出会い」を示し、左部分を自然環境、右部分を技術と捉えた自然と科学技術の共生の意味が込められています。

2)根元から大きく広がる図形の形態は、歴史都市である京都から世界に個性的な先端テクノロジーを発信する様子と、それを可能にする力量と感性のひろがりを示しています。

3)「感性」を表す左部分の色彩には柔らかく伸びやかなイメージの暖色系が、「理性」を表す右部分の色彩には冷静で堅実なイメージの寒色系が配され、京都の伝統と落ち着きを感じさせる統一感が表されています。

校歌について

国立大学法人「京都工芸繊維大学」の校歌(学歌)は、「真理(まこと)栄えあれ」で、作詞は、「鈴木 国夫」さん、作曲は、「京都音楽短期大学」によって創作されました。

国立大学法人「京都工芸繊維大学」の学長について

現在の国立大学法人「京都工芸繊維大学」の学長は、「森迫 清孝(もりさこ きよたか)」さんです。

「森迫 清孝」さんの経歴は、1979年(昭和54年)に京都工芸繊維大学助手に就任、1991年(平成3年)に同大学助教授に就任、2000年(平成12年)に同大学教授に就任、2012年に同大学理事・副学長に就任した後、2018年(平成30年)に国立大学法人「京都工芸繊維大学」学長に就任しました。

学長の「森迫 清孝」さんは、日本文化の本質を生み出した京都の伝統工芸などのものづくりの思想を現代の技術革新に生かし、国立大学法人「京都工芸繊維大学」が工学の研究・教育として実践することに力を入れています。

なお、「森迫 清孝」さんは、国立大学法人「京都工芸繊維大学」の第12代目の学長です。

国立大学法人「京都工芸繊維大学」の本拠地・キャンパスについて

国立大学法人「京都工芸繊維大学」には、本拠地(本部キャンパス)を含め、2つのキャンパス「松ヶ崎キャンパス」「嵯峨キャンパス」があります。

松ヶ崎キャンパス

国立大学法人「京都工芸繊維大学」の「松ヶ崎キャンパス」には、工芸科学部、工芸科学研究科があります。


このほかに、附属図書館、美術工芸資料館、情報科学センター、創造連携センター、ものづくり教育支援センター、高度技術支援センターなどが置かれています。

なお、「松ヶ崎キャンパス」は、京都府京都市左京区にあり、最寄り駅は、地下鉄烏丸線「松ヶ崎駅」です。

嵯峨キャンパス

国立大学法人「京都工芸繊維大学」の「嵯峨キャンパス」には、生物資源フィールド科学教育研究センター、ショウジョウバエ遺伝資源センターが置かれています。

この「嵯峨キャンパス」は、京都府京都市右京区にあり、最寄り駅は、JR嵯峨野線「嵯峨嵐山駅」です。

国立大学法人「京都工芸繊維大学」の教職員数について

国立大学法人「京都工芸繊維大学」の教職員数の総数は、435人で、このうち職員数は、147人で、教員数は、288人です。

教職員採用に関する情報は、下記ページをご覧ください。

> 国立大学法人「京都工芸繊維大学」の教職員数
URL https://www.kit.ac.jp/uni_index/data/

国立大学法人「京都工芸繊維大学」の学生数について

国立大学法人「京都工芸繊維大学」の平成30年5月1日現在の学生数は、学部学生数は、2,669名(外国人学生を含む。)で、大学院学生数は、1,294名(外国人学生を含む。)です。

参考データ https://www.kit.ac.jp/uni_index/data/

国立大学法人「京都工芸繊維大学」の学部について

国立大学法人「京都工芸繊維大学」には、「工芸科学部」があり、さらに5つの学域に分かれています。

1)応用生物学域
2)物質・材料科学域
3)設計工学域
4)デザイン科学域
5)基礎教育学域

国立大学法人「京都工芸繊維大学」大学院について

国立大学法人「京都工芸繊維大学」の大学院には、「工芸科学研究科」があり、さらに5つの学域に分かれています。

1)応用生物学域
2)物質・材料科学域
3)設計工学域
4)デザイン科学域
5)基礎教育学域

国立大学法人「京都工芸繊維大学」の財務状況について

平成29年度の、国立大学法人「京都工芸繊維大学」の収入は、90億5,800万円でした。

その主な内訳は、運営費交付金、授業料・入学料および検定料、産学連携等研究収入および寄付金収入などです。

参考URL:https://www.kit.ac.jp/wp/wp-content/uploads/2018/10/kessanhoukoku_h29.pdf

まとめ

いかがでしたか?

国立大学法人「京都工芸繊維大学」は、緑と歴史に恵まれた環境の中で、ものづくりを基盤とする「実学」を目指し、先端科学技術から建築・デザインまで幅広い分野での個性ある教育研究を特徴とする国立大学です。

ちなみに、国立大学法人「京都工芸繊維大学」出身の有名人は、漫画家のサトウ サンペイさん、建築家の白井 晟一さんなどがいらっしゃいます。


国立大学法人「京都工芸繊維大学」のウェブサイトのURL

https://www.kit.ac.jp/

そのほかの「国立大学法人」の基本情報はこちらです。

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本記事は、2019年7月17日時点調査または公開された情報です。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと、安全性・有用性を考慮の上、ご利用ください。

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この記事を書いた人

公務員総研の編集部です。公務員の方、公務員を目指す方、公務員を応援する方のチカラになれるよう活動してまいります。

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