国立大学法人「豊橋技術科学大学」の基本情報(沿革・職員数など)

国立大学法人の職員を目指す方に知っておいてほしい国立大学法人「豊橋技術科学大学」の基本情報について解説します。

国立大学法人「豊橋技術科学大学」は、愛知県豊橋市にある国立大学法人で、大学院に重点が置かれた工学系の国立大学です。


はじめに

国立大学法人「豊橋技術科学大学」は、本拠地(大学本部/キャンパス)は、愛知県豊橋市にあり、1976年(昭和51年)に設置された国立大学で、実践的な技術開発を中心とした教育研究が行われています。

国立大学法人「豊橋技術科学大学」の入試の偏差値は、学部によって変わりますが、52程度のようです。

今回は国立大学法人「豊橋技術科学大学」に関する基本的な情報について解説します。

国立大学法人「豊橋技術科学大学」の沿革について

国立大学法人「豊橋技術科学大学」の沿革は、「技術科学大学院(仮称)」の豊橋市設置が決定された1974年(昭和49年)に遡ります。

その後、1976年(昭和51年)に「豊橋技術科学大学」が開学し、1977年に6課程が設置、1980年(昭和55年)に大学院工学研究科修士課程に6専攻が設置、1986年に大学院工学研究科博士後期課程に2専攻が、翌年の1987年には1専攻が設置されました。

この後も、1995年(平成7年)に大学院工学研究科博士後期課程が再編集されています。

国立大学法人「豊橋技術科学大学」の理念・スローガンについて

国立大学法人「豊橋技術科学大学」の理念・スローガンは、「技術を支える科学の探究によって新たな技術を開発する学問、技術科学の教育・研究」です。

この理念のもと、国立大学法人「豊橋技術科学大学」は、大きく5つの目標を掲げています。

1)専門学校卒業生や高等学校卒業生を受け入れ、大学院に重点を置く
2)実践的で指導力にすぐれた技術者・研究者を育成する
3)次代に寄与できる技術科学を研究する
4)社会的な多様性を尊重する
5)地域社会との連携を強化する

国立大学法人「豊橋技術科学大学」の学章・校歌について

学章について

国立大学法人「豊橋技術大学」の学章は、開学20周年を機に公募が行われ、決定されました。

この学章は、大学の英語表記「Toyohashi University of Technology」の頭文字である「T・U・T」をモチーフとした波形のデザインで、実践的な技術研究と学生の独創的な姿が表現されています。


なお、国立大学法人「豊橋技術科学大学」には、この学章のほかに、コミュニケーションマークがあります。

このマークは、大学の理念・使命を広く伝えるために「世界の産業を支える強い力(人材)の育成」をコンセプト にして、「豊橋(Toyohashi)」「技術(Technology)」の頭文字「T」を赤と黒で配色したデザインとなっています。

なお、このマークの赤は「基礎」と「人間力」を、黒は「専門」や「技術力」を意味し、これらが重なって太い幹となり、世界の産業を支える人材が育つとの願いが込められています。

校歌について

国立大学法人「豊橋技術科学大学」に校歌はありませんが、開学40周年を機に「希望の丘」が記念歌として選定されました。

この記念歌は、作詞・作曲は、「T. Akashi」さんによって創作されました。

国立大学法人「豊橋技術科学大学」の学長について

現在の国立大学法人「豊橋技術科学大学」の学長は、「大西 隆(おおにし たかし)」さんです。

「大西 隆」さんの経歴は、1980年(昭和55年)に東京大学大学院工学系研究科博士課程を修了(工学博士)、1982年長岡技術科学大学の工学部助教授に就任、1987年にマサチューセッツ工科大学都市建築研究所客員研究院に就任、1988年に東京大学工学部助教授に就任、1995年(平成7年)に東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻教授に就任しました。

その後、2006年(平成18年)に日本都市計画学会会長に就任、2011年に東日本大震災復興構想会議委員に就任、2013年に慶応義塾大学大学院政策・メディア研究科特任教授、東京大学名誉教授に就任した後、2014年(平成26年)に国立大学法人「豊橋技術科学大学」の学長に就任しました。

学長の「大西 隆」さんは、大きく7つの「持続可能な開発目標」を掲げ、国立大学法人「豊橋技術科学大学」の科学技術による成果によって世界の抱える課題に対処できるよう取り組んでいます。

1)大学の経営改革促進
2)博士課程全体の改組・発展
3)先行的な企業との連携
4)高等専門学校との連携の強化
5)産学連携における企業との共同研究の促進と連携の強化
6)男女共同参画、海外での研究・実務経験者の登用
7)学生活動の支援

なお、「大西 隆」さんは、国立大学法人「豊橋技術科学大学」の第7代目の学長です。

国立大学法人「豊橋技術科学大学」の本拠地・キャンパスについて

国立大学法人「豊橋技術科学大学」には、本拠地(本部キャンパス)のある「豊橋キャンパス」があります。

豊橋キャンパス

国立大学法人「豊橋技術科学大学」の「豊橋キャンパス」には、工学部、工学研究科のほかに、附属図書館、エレクトロニクス先端融合研究所、教育研究基盤センター、情報メディア基盤センター、国際交流会館などがあります。

この「豊橋キャンパス」は、愛知県豊橋市にあり、最寄り駅は「豊橋駅」です。

国立大学法人「豊橋技術科学大学」の教職員数について

国立大学法人「豊橋技術科学大学」の教職員数の総数は、366人で、このうち職員数は、138人で、教員数は、228人です。


教職員採用に関する情報は、下記ページをご覧ください。

> 国立大学法人「豊橋技術科学大学」の教職員数
URL https://www.tut.ac.jp/about/organize.html#anc06

国立大学法人「豊橋技術科学大学」の学生数について

国立大学法人「豊橋技術科学大学」の平成30年5月1日現在の学生数は、学部学生数は、1145名(外国人学生を含む。)で、大学院学生数は、917名(外国人学生を含む。)です。

参考URL https://www.tut.ac.jp/about/capacity.html

国立大学法人「豊橋技術科学大学」の学部について

国立大学法人「豊橋技術科学大学」の学部は、「工学部」で、下記の15の専攻に分かれています。

1)機械工学専攻
2)電気・電子情報工学専攻
3)情報・知能工学専攻
4)環境・生命工学専攻
5)建築・都市システム学専攻
6)総合教育院専攻
7)機械システム工学専攻(平成21年度以前の入学者のみ)
8)生産システム工学専攻(平成21年度以前の入学者のみ)
9)情報・電子工学専攻(平成21年度以前の入学者のみ)
10)情報工学専攻(平成21年度以前の入学者のみ)
11)物質工学専攻(平成21年度以前の入学者のみ)
12)建設工学専攻(平成21年度以前の入学者のみ)
13)知識情報工学(平成21年度以前の入学者のみ)
14)エコロジー工学専攻(平成21年度以前の入学者のみ)
15)人文・社会工学専攻(平成21年度以前の入学者のみ)

国立大学法人「豊橋技術科学大学」大学院について

国立大学法人「豊橋技術科学大学」の大学院は、「工学研究科」で、下記の9つの専攻があります。

1)機械工学専攻
2)電気・電子情報工学専攻
3)情報・知能工学専攻
4)環境・生命工学専攻
5)建築・都市システム学専攻
6)機械・構造システム工学専攻(平成23年度以前の入学者のみ)
7)機能材料工学専攻(平成23年度以前の入学者のみ)
8)電子・情報工学専攻(平成23年度以前の入学者のみ)
9)環境・生命工学専攻(平成23年度以前の入学者のみ)

国立大学法人「豊橋技術科学大学」の財務状況について

平成29年度の、国立大学法人「豊橋技術科学大学」の収入は、73億8,200万円でした。

その主な内訳は、運営費交付金、産学連携等研究収入および寄付金収入、授業料・入学料および検定料、補助金等収入などです。

参考URL:https://www.tut.ac.jp/about/docs/29kessan.pdf

まとめ

いかがでしたか?

国立大学法人「豊橋技術科学大学」は、高度技術者・先導的な人材の育成や、らせん型教育・長期実務訓練などの教育、および、活発な高裁交流を特徴とする国立大学です。

ちなみに、国立大学法人「豊橋技術科学大学」出身の有名人は、小説家の乙一さんなどがいらっしゃいます。

国立大学法人「豊橋技術科学大学」のウェブサイトのURL

https://www.tut.ac.jp/index.html

そのほかの「国立大学法人」の基本情報はこちらです。

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本記事は、2019年4月21日時点調査または公開された情報です。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと、安全性・有用性を考慮の上、ご利用ください。

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