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「鳥取県」の「町役場で働く公務員」の仕事内容・給料レポート

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町役場で働く公務員


目次

はじめに

「鳥取県」の「町役場」で働く公務員(男性)によるキャリアレポートです。

レポート者のプロフィール
公務員としての職業・勤務先:町役場職員(鳥取県にある町役場勤務)
性別:男性
雇用体系:正規雇用
所有資格:自動車運転免許証、図書館司書、博物館学芸員

「町役場で働く公務員」を目指した理由

父親が地元の町役場に勤務しておりました。そんな父親の姿を見て育っていた事もありますが、自分の専門分野(歴史学)を生かしたい思いや、地元のために働きたいという思いが強く、中途採用でしたが30歳で合格することができました。

「町役場で働く公務員」の仕事内容について

教育委員会で文化財保護、郷土資料館および町史編さんを担当しております。いわば町の歴史の専門家的な仕事をしております。

文化財保護は、町の文化財の保護管理や周知を行っています。町にとって大事な文化財をみんなの共有の宝物として守りつつ活用した事業を考えています。

郷土資料館は町が持つたくさんの歴史的な資料を保管し、見学に来る方への対応をしています。収蔵しているだけでなく、その収蔵物に対しての十分な知識を持たなければいけないので、常に町の歴史や文化、民俗について個人的に情報収集や勉強を行っています。

町史編さんというのは町の記念誌を発刊する業務です。町の歴史の記録を残すために専門家の方々に原稿を書いていただいて、編集会議を何度も行い正確な情報をつづった記録を作成するという業務です。どうしても原稿が用意できないという部部にについては、自ら原稿の執筆を行ったりもしています。

文化財や郷土資料館という業務は行政職であれば、だれでも担当する可能性のある業務ですが、非常に専門分野が要求される業務になります。

「町役場で働く公務員」の1日の仕事の流れ

6:00起床・朝食
7:00自宅を出発し、自動車で勤務先に向かう。
8:00勤務先到着
8:10職場朝礼
8:15勤務開始
メールチェックを行い、前日までの仕事の確認や関係先への回答を行います。
どこかで連絡が途絶えていないか、忘れていないかを確認します。
業務はかならず同僚や上司の決裁を取り、並行して上司に説明を行います。自分の仕事を十分に把握していないと説明する際に上司につっこまれます。
きちんと仕事の説明ができるように資料を準備します。
12:00昼休憩(60分)
13:00午後始業
食後の眠気が来るころですが集中します。どこで住民の方が見ているかわかりませんので気が抜けない時間帯です。
どうしても眠たくなった時にはコーヒーブレイクをします。短時間であれば、直属の上司や同僚と相談がてら小休憩を行ったらよいアイディアが生まれる事があります。
また、普段話づらい人でもこんな時であれば、相談ができると思います。
17:00就業
18:00帰宅

「町役場で働く公務員」の給料・残業・有給休暇について

月給29万(残業代抜)ボーナス約80万円(年間)、年収約430万円でした。残業は申告したら(会議など時間が決まったもの)残った時間分が支給されます。

ただし、肉体労働的な勤務は代休扱いとなります。有給休暇は比較的取りやすいとおもいますが、忙しい時期は難しいと思います。

この仕事で、働いているときに困ったこと

困ったことは、小さな町役場ですので複数人で同じ業務をするという事はほとんどなく、1人がいくつもの仕事を掛け持ちしなければ業務が回りません。


なので、違った業務をいくつも並行して行わなくてはいけませんので、予算作成の時期には頭が混乱することがあります。また、日常業務を行いながら議会が開催されるときには対応をしなくてはならず、過去の仕事の資料を用意したり質問が来た時の説明を行う際にはとても疲労を感じてしまいます。

この仕事や職場でよかったこと

小さい町なので、誰もが顔見知りという部分があります。仕事柄心を病む人が多い職種ではあるのですが、そんなときに心配してもらい仕事を助けてもらえたりするのは、田舎の顔見知りがいるからというのも心の助けになります。

中には厳しい事を言われる上司や住民の方もいらっしゃるのですが、フォローしてくださったり応援してくださる人も多いので、そんな方々の姿を見ているととても助けになります。

ただ、これは普段の業務をまじめにこなしているからこそ、周囲が助けてあげようと思ってくださるという部分があると思いますので、やることはきっちりとやるという事が大前提になると思います。

「町役場で働く公務員」の仕事エピソード

やはり、住民の方から感謝されるという事が一番感動できると思いますし、公務員冥利に尽きるのではないでしょうか。

私は仕事柄「歴史」という部分に深くかかわる事があり、町内の方々の質問や歴史の講座を行う際には、納得していただいたりご意見をいただいたりする機会が多くあります。

中でも、〇〇君がこの担当でいてくれてよかった。ありがとう。という感謝の言葉をいただけると、自分もうれしくなりますし、次はどんな事をしようかと考える励みにもなります。そこから、よかった部分・悪かった部分などを考えながら次回にさらに良い事業が行えるのではないでしょうか。

「町役場で働く公務員」の職場恋愛について

十分にありえます。同じ職場であれば休日も合いますので、気が合う人がいれば必然的に遊ぶ事ができると思いますし。自分も食事に行ったり、カラオケにいったり買い物に行ったりとデートしていました。

休みが合いやすいという事と、自分がどんな仕事をしているのか把握しているので悩みなどを共有してもらえやすいというところだと思います。結婚して共働きの場合は二人とも安定した収入と、田舎でも大企業並みの福利厚生があるので良い生活ができるのではないかと思います。

まとめ ー「町役場で働く公務員」を目指す方へメッセージ

基本的には住民のために仕事をするという強い思いが必要です。しかし、自分の生活もかかっていますのでメリハリが必要だと思います。良い収入をと考えれば一般企業をお勧めします。地域住民のために何かのために働きたいという思いがあれば、どんな業務であってもやっていけると思います。

本記事は、2019年10月29日時点調査または公開された情報です。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと、安全性・有用性を考慮の上、ご利用ください。

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この記事を書いた人

公務員総研の編集部です。公務員の方、公務員を目指す方、公務員を応援する方のチカラになれるよう活動してまいります。

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