はじめに
「千葉県」の「市役所」で働く公務員(女性)によるキャリアレポートです。
- レポート者のプロフィール
- 公務員としての職業・勤務先:市役所
性別:女性
雇用体系:正規雇用
所有資格:普通自動車免許、秘書検定2級
「市役所で働く公務員」を目指した理由
学生時代に児童館でアルバイトをしていたことをきっかけに地域のためにする仕事に関心を持つようになりました。
公務員は産休や育休の制度がしっかりしており、学生時代はどういった人生を送りたいかも決めていなかったため、仕事一本でバリバリ働くことも、家族も仕事も大事にしながら働くことも選択しやすい公務員は魅力的だと感じました。
「市役所で働く公務員」の仕事内容について
生涯学習系の部署にいました。主な業務は子ども会・青少年相談委員・住民会議といった地域の子どもたちのために活動するボランティアの支援です。地域活動のための共済保険の案内や、イベントの企画・準備・運営などを行いました。
成人式も担当であり、新成人の運営ボランティアを集め、会議を行い記念品選びや式典について決める会議のサポートを行いました。もちろん成人式当日に必要な物品の準備や安全確保への配慮なども行います。
市役所の仕事はルーティーンワークと思われがちですが、生涯学習系の部署は非ルーティーンワークであり、年間のイベントは毎年のサイクルはある程度決まっているものの、毎日違う業務を行い、小さなものから大きなものまで月に3回程度あるイベントのために準備をしていくというイメージです。
非ルーティーンワークではあるものの、難しい文書を読んだり、会議の資料を作ったり、上司に説明する資料を作ったりという事務仕事はあります。
「市役所で働く公務員」の1日の仕事の流れ
毎日やることが異なりよくあるパターンというのがないので、ある1日の例ということで記載します。
7時:自宅を出て、自転車・電車で通勤
8時15分:到着 ※当番のときには掃除を行います。
8時30分:始業 打ち合わせ・メールチェック・午前中の会議の準備
9時:会議のセッティング
9時30分:会場に待機して会議に参加する人のお迎え・受付・事前説明
10時:会議
12時:昼休み(60分)
13時:午後の業務開始
午前中に行われた会議の報告書の作成 週末にイベントがあることが多いので、イベントの準備を行います。 ボランティアさんに配る資料作成、イベントに必要なものの準備・宣伝用のチラシやポスターの作成・印刷、関係者との連絡調整など。
17時15分:定時
※業務が終わらなかったり、ボランティアさんが夜にしか集まれない団体は時間外に会議をすることもあります。
「市役所で働く公務員」の給料・残業・有給休暇について
月給22万円・ボーナス50万円で、年収は380万円程度でした。
残業は繁忙期にはありますし、イベントのため決まっている土日出勤があります。 代休が取れなければ残業代は出ました。残業代は毎月ばらつきが多かったので上記に含んでいません。
代休や有給休暇は上司によって取りやすさが異なります。
この仕事で、働いているときに困ったこと
無駄の多い工程でも上司からそうやってほしいと言われてしまうと変えにくいことです。 上司が変わって効率を重視する人になってからどんどん改善できましたが数年無駄なことをやっていた時間がありました。
また子どものためにやっていることが本当に子どものためになっているのか目に見えにくい部分があり、前年の反省を活用して少しずつ毎年良くしていくよう工夫はしていたものの、本当に子どものためになっているかは数年経たないとわからない部分もあり難しかったです。
この仕事や職場でよかったこと
高い給料ではないものの、贅沢をしなければ生活できるだけの給与は出ていました。 ボーナスが年に2回きちんと出ていました。
産休・育休の制度がしっかりしており、子どもを産んでから復帰して働き続ける女性も多かったです。
公務員というのは信用が高いようでクレジットカードを作りやすかったです。
病気休職の制度もしっかりしていたので、メンタルヘルスで休職した職員で一時期きちんと休むことでその後元気に働いている職員もいました。
「市役所で働く公務員」の仕事エピソード
イベントで関わっていた子どもの成長が見られたことです。 お世話される側であった子どもが、年々と活動を続けていくうちに年少の子の面倒を見るようになっていく成長を見られるのは感動しました。
地域の方のボランティアでの協力をいただくことも多く、地域の方との距離が近く、一緒に地域をよくするために考えたり、感謝の言葉を直接いただけたりすることはやりがいを感じました。
大変だったことは土日出勤が多くて体調管理に気を付けないと体調を崩してしまうことがあったことです。 イベントに合わせて自分でスケジュール管理をしていかないと間に合わなくなってしまうので、スケジュール管理を常にしっかりしなくてはいけないというのも大変な部分でした。
「市役所で働く公務員」の職場恋愛について
職場内恋愛は年齢が上の人ほど多く、若い人はそこまで多くはなかったです。 知られるとすぐに噂になり広まるので隠している人もいました。
職場以外では学生時代からお付き合いしている人や転職組で前職のときに出会った人と、公務員に転職してから結婚した人もいます。
1年目から男性がどんどん結婚していったことは印象的でした。 私は恋愛に興味がないので聞いた話ですが、合コンや友人からの紹介、結婚式の二次会といった場で出会う人もいたようです。
まとめ ー「市役所で働く公務員」を目指す方へメッセージ
市役所職員は地域を良くしたいという思いのある人に向いていると思います。がんばってください。
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