【エリカの部屋(1)】社会人から公務員になるって大変?に徹底回答!

社会人から公務員になった「エリカさま」が公務員に関する質問にざっくり回答するコーナー <エリカの部屋>、第一回の質問は、「社会人から公務員になるって大変?」です。30代前半で社会人枠の市役所採用試験を受け公務員へ転職したエリカ様が回答してくれます。


質問者(20代後半♂) 社会人から公務員になるって大変?

英語教師、貿易実務、海外営業を経た後、30代前半で社会人枠の市役所採用試験を受け公務員へ転職した筆者が公務員にこれからなる方や現場の方からの質問や相談に本音トークで徹底回答していきます。民間と公務員を両方経験した筆者だからこそ語れる応援パワーを皆様にお届けします。

第一回の質問は、「社会人から公務員になるって大変?」です。それでは、エリカ様の登場です。

エリカ様回答:「大変です・・・笑。」

「社会人から公務員になるって大変?」という質問は実は現場内外から共に多く聞かれる質問です。

早速、お答えします。

「大変です・・・笑。」

と言ったら、気分は萎えますか?

がっかりされた方、やっぱりな~的な方、だから?全然平気~な方、様々でしょう。

貴方はどんな感想を持たれましたか?

実は、がっかりしていいし勿論がっかりしなくてもいいし、なんでも大丈夫です。

なーんじゃそりゃ!! 叱られますね。

答えを導くのは誰でしょう?乗り越える鍵は・・・

何がいいたかいというと実際公務員になってみて大変と感じるか大変じゃなかったと感じるかはどういう対応が出来る自分になっているかにより答えは如何様にも変わります。


目の前の問題をどう乗り越えられる自分になっているかによってこの質問から導かれる答えは自由自在です。

答えを導くのは誰でしょうか?

そう。自分自身です。乗り越える鍵は自分が既に持っているということですね。

では、この鍵をどうやったら見つけられることが出来るかですよね。

なかなか自分が大変と感じる時は何事もきっかけ作りが難しくなります。

では、そもそも何故このような質問が生じやすいのか市役所の持つ背景から紐解いていきましょう。

新卒者VS社会人経験者

まず、私のいた市役所ですが市役所に入庁される方は殆どが新卒者でした。

そして、一旦入庁すると定年までほぼ大多数の方が働き続けます。

定年退職前に退職される方はかなりな若干数でした。

それほど技師や社会人採用等の30代前後のある程度の社会人経験者が入庁してくるのは大変稀であり、そして一旦この組織に入るとなかなか出ていなかいという環境下があります。

新卒者であれば全く例年通り皆と横一線で入庁しますが社会人採用で入庁した場合、自分が意としていようがいまいが完全に年齢見た目、社会人経験があるという経歴実績だけで何もしなくともスタート地点から目立ってしまうのです。

これは、当市だけでなくとも公務員という組織下ではどこの市町村もそして、県であれ国であれいえることだと思われます。

民間と違い、公務員という職場環境下が殆ど新卒者で組織化されているという現状がまずあります。

キャリア入社が珍しい

民間であれば社会人採用は日常茶飯事で珍しくもなく、むしろ即戦力が常に求められるので目立てば尚更華であり好都合です。

目立つということはお客様にも顔を覚えられそれが成績業績に繋がりそれは自分の立ち位置をとても居心地良いものにし、且つ、給料にも反映してくるでしょう。


ですが、公務員はほぼ横一線でかつ、外の風をあまり受けない組織です。

その中で稀な社会人経験というキャリアを持ち目立つ存在に自分がなってしまった場合、どんな弊害が来るか・・・。

何をするにしても目立つ故弾かれる元を自分が意識せずとも作り出し良くも悪くも噂の種になりやすく、常に尾ひれがついて周ります。

劇的変化を見せる魔法はどこに?

ここまで書くと「超最悪やん!!社会人採用なんてやってられん!」と思われる方もいるかもしれませんがここまではネガテイブを書いてみました。

所詮、ネガテイブはこれ位です。

あっけなくないですか?

社会人を経験されている方なら「なーんだ。この程度か!」と思われた方も多いのではないでしょうか?

ようは、自分の「志」一つが全てを大きく変える鍵ということです。

社会人採用こそ、そこが強みなのです。

色々経験してきたからこそ並みのバイタリテイではなく、社会人採用を目指そうとしている貴方は志高き努力者です。

試験というなら現役学生が主役であり、学生から遠に遠ざかっている社会人が真っ向から勝負して勝てる戦ではありません。

そんな負け戦の可能性が高いと誰の目からみても濃厚な中、それでも、一人、学生を差し置き社会人採用枠でもう一度一から試験勉強をやり直し忘れていた試験勉強に再度挑もうとしている貴方は間違いなく紛れもなく回りを恐れず自分を信じて果敢に立ち向かう孤高の勇者です。

現在仕事を持ちながら試験勉強の時間を捻出をするのも、家庭を持ちながら試験勉強をするのも、何をどうやっても社会人の方が試験勉強に挑むというのは物理的に不利な材料しかありません。

そんな不利な状況にも関わらず突破しよう、突破したい!と願い社会人採用枠に挑もうとするその貴方の志はどこから来るものですか?

どうしてそんなにも公務員になろうと思われましたか?

そこまでして社会人採用試験を受けようと思ったきっかけはなんでしたか?

狭き門でトライするのは周りの反対の意見を伴ったはずです。それでも貫けられたのは何故ですか?

だんだん見えてきましたか?

そうです。全てを変える魔法の鍵は「自分のなりたい公務員像」をイメージすることです。


まとめ ネガティブからの宝箱

いかがでしたでしょうか?

新卒者であれ社会人採用枠であれ、流動が多い職場であれ固定された組織であれ、プー太郎も一国の長も、結局は何をしてても「自分」という人間が環境を作ります。

自分が今、社会人枠を目指すならその目指したい像を強くイメージしてください。

今、現役で公務についている方なら最初の抱いた自分の公務員像を思い出してください。

そこには自分のなりたい姿、なろうとした姿があったはずです。

強く目指す自分がいて、かつて強く目指した自分がいた貴方なら立ち向かう必要性の場面が来た時こそきっと貴方の持つその像が貴方を救ってくれるでしょう。

その像こそが「信念」だと私は思っています。

自分の見た像こそ、自分のイメージした姿こそが公務員を生き抜く上で最も大事になります。

民間であれ、公僕であれ、自分のなりたい像を見失っている時は何をしても「大変」という言葉にはまってしまいます。

そういう時期も生きる上で大事なものです。

私は社会人から公務員を目指し入庁し、先に書いたネガティブを体験しましたがお陰でだからこそ、今大変感謝しています。

ネガテイブからの宝箱でした。思いがけずいい拾い物をしたと思っています。

どれをとっても無駄なものはないものだな、とつくづく実感しています。

今の自分のなりたい像を大事にしてください。

素敵な貴方の未来が待っています。

本記事は、2017年6月19日時点調査または公開された情報です。
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