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【目指せ!外交官】ポルトガル語で「緑の岬」を意味する「カーボベルデ共和国」の基礎知識(2021年5月調査情報)

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目次

「カーボベルデ共和国」ってどんな国?

「カーボベルデ共和国」の正式名称はポルトガル語で「Republica de Cabo Verde」、カーボベルデ・クレオール語で「Republika di Kabu Verdi」です。

英語では「Republic of Cape Verde」です。漢字では「辺瑠出角」と表記されます。

「カーボベルデ共和国」の広さ 面積・場所について

「カーボベルデ共和国」の面積は約4,033平方キロメートルで、およそ日本の滋賀県程度の大きさです。

「カーボベルデ共和国」の場所は、大西洋の中央、北西アフリカの西沖合いのマカロネシアに位置しており、バルラヴェント諸島とソタヴェント諸島によって構成される島国です。

「カーボベルデ共和国」の首都について

「カーボベルデ共和国」の首都は「プライア」で、「プライア」は、南部のソタヴェント諸島にあるサンティアゴ島に位置しています。

「都市名」の人口は、「カーボベルデ共和国」の総人口の約四分の一に相当する約12.5万人で、都市規模は国内で最大で、サンティアゴ島の南島岸に位置することから港湾都市になっています。

「カーボベルデ共和国」の人口について

「カーボベルデ共和国」の人口は、世界銀行が2019年に調べた時点で約55.0万人であり、人口密度は、約138.11人で、第61位です。

「カーボベルデ共和国」の成り立ちについて

「カーボベルデ共和国」は、15世紀頃にポルトガル船が来航、1963年にポルトガルの海外州となり、1975年7月にポルトガルより独立、1985年12月に総選挙によってペレイラ大統領が3選されました。

1990年9月に憲法改正によって複数政党制に移行、1991年2月の大統領選挙によってモンテイロ大統領が選出、1996年2月の大統領選挙によってモンテイロ大統領が再選されました。

2001年2月の大統領選挙によってピレス大統領が選出、2006年2月の大統領選挙によってピレス大統領が再選、2011年8月の大統領選挙によってフォンセカ大統領が選出、2016年10月の大統領選挙によってフォンセカ大統領が再選されました。

「カーボベルデ共和国」の国民・宗教・言語について

「カーボベルデ共和国」の国民について

「カーボベルデ共和国」の人種割合は、ポルトガル人とアフリカ系とのクレオール(ムラート)が約71パーセント、アフリカ系が約28パーセント、ヨーロッパ系が約1パーセントです。


「カーボベルデ共和国」の宗教について

「カーボベルデ共和国」の国家宗教は、国民の約85パーセントが通常のローマ・カトリックで、その他のカトリック教徒はアフリカの宗教の影響を受けて習合しています。

ほかにプロテスタント諸宗派が存在し、プロテスタントの宗派で最大のものはナザレン教会で、このほか、セブンスデー・アドベンチスト教会、末日聖徒イエス・キリスト教会、アッセンブリーズ・オブ・ゴッド、ペンテコステ派と福音派の教会がなどが少数存在しています。

また、小規模なバハーイー教のコミュニティと小規模で成長中のムスリムのコミュニティが存在し、無神論者は人口の約1パーセント以下と見積もられています。

「カーボベルデ共和国」の言語について

「カーボベルデ共和国」の公用語は、ポルトガル語ですが、理解度は必ずしも高くありません。

もっとも広く使われているのは、カーボベルデ・クレオール語です。

「カーボベルデ共和国」の経済状況について

「カーボベルデ共和国」の通貨はカーボベルデ・エスクードで、GDPは約19.82億で、世界170位です。そして、一人当たりのGDPは約3,147.69ドルで、世界129位です。

「カーボベルデ共和国」の貿易について

「カーボベルデ共和国」の貿易相手は主に、輸出がスペイン、ポルトガル、イタリアで、輸入がポルトガル、オランダ、スペインとなっています。

「カーボベルデ共和国」の主な輸出品目は、肉類、魚介類、靴、衣類等で、輸入品目は、燃料、機械類、電気機器等です。

「カーボベルデ共和国」の政治・政策について

政治体制について

「カーボベルデ共和国」は、共和制、議会は一院制で、国民議会は72議席で任期は5年です。

内政は、1975年に独立して以来、カーボベルデ独立アフリカ党(PAICV)による一党政治が安定して継続されてきましたが、1990年9月に複数政党制が導入されました。

1991年1月に複数政党制の下で初めての国民議会議員選挙が行われ、新興政党「民主運動党(MPD)」が勝利し、同年2月の大統領選挙でモンテイロ新大統領が選出されました。

1995年12月の国民議会選挙においても、与党(MPD)が大勝し、1996年2月の大統領選でモンテイロ大統領が再選された。

しかし、2001年1月の国民議会選挙ではPAICVが勝利を収め、同年2月の大統領選挙ではピレスPAICV候補が当選、1991年以降野党の座にあったPAICVが完全に与党の座に返り咲き、2006年の大統領選挙でもピレス大統領が再選、同国史上最年少でネーヴィス首相が就任しました。

2011年2月には国民議会選挙が実施され、ネーヴィス首相が再任、2011年8月には大統領選挙が実施され、野党MPD候補のフォンセカ氏が選出、2016年3月の国民議会選挙ではMPDが勝利して与野党が交代し、コレイア首相が就任しました。

2016年10月に大統領選挙が実施され、現職のフォンセカ大統領が再選されました。


「カーボベルデ共和国」の元首・首相・大臣について

国の体制に合わせて変更 リーダーが誰かわかればOK

「カーボベルデ共和国」の元首について

「カーボベルデ共和国」の元首は、ジョルジュ・カルロス・フォンセカ大統領です。

「カーボベルデ共和国」の首相・大臣について

「カーボベルデ共和国」の首相は、ジョゼ・ユリス・ドゥ・ピナ・コレイア・エ・シルヴァで、地域統合大臣兼外務・共同体大臣兼国防大臣が、ルイ・アルベルト・ドゥ・フィギュレイド・ソアレシュです。

「カーボベルデ共和国」の国防・軍事制度・兵役について

「カーボベルデ共和国」は、伝統的に欧米・西アフリカ諸国との関係が強いが、ポルトガル語圏諸国、アジア諸国との関係も重視しており、全方位外交を展開している。

軍事力については、2020年の予算は、約970万ドル、兵役は選抜徴兵制、兵力は、約1,200人で、その内訳は陸軍約1,000人、空軍約100人、海上保安隊約100人です。

「カーボベルデ共和国」と「日本」の関係は?

「カーボベルデ共和国」と「日本」の関係は、1975年7月に日本はカーボべルデを承認し、双方とも実館は開設しておらず、日本側は在セネガル大使館が兼轄しています。

人的・経済的交流は未だ小さいものの、経済協力を通じて両国関係は概ね良好です。

経済関係は、2019年現在、対日輸出は0円、対日輸入は4億2,927万円で、主要輸入品目は、機械類・輸送用機器、化学製品等で、進出企業は、2020年現在で0社です。

文化関係は、2000年にヴァヴァ・ドゥアルテ競技場に対するスポーツ器材の購入を支援しており、在留邦人数は、2021年2月現在で2人、在日当該国人数は2019年6月現在で12人です。

まとめ

以上、国特集「カーボベルデ共和国」でした。

ちなみに、「カーボベルデ共和国」の男子サッカーFIFAランキングでは、2020年11月の時点では「81位」でした。

FIFAデータ

https://fifaranking.net/ranking/

本記事は、2022年11月4日時点調査または公開された情報です。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと、安全性・有用性を考慮の上、ご利用ください。

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この記事を書いた人

2021年に公務員総合研究所に入所した新人研究員。

好きな言葉は、「つまづいたっていいじゃないか にんげんだもの」

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