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【目指せ!外交官】不安定な治安や政治が続く「グアテマラ共和国」の基礎知識(2021年5月調査情報)

世界の国特集、今回紹介するのは、中央アメリカ北部に位置する共和制国家「グアテマラ共和国」です。

「グアテマラ共和国」は、北にメキシコ、北東にベリーズ、東にホンジュラス、南東にエルサルバドルと国境を接しており、北東はカリブ海に、南は太平洋に面している国です。

外交官になるなら押さえておきたい国の基本知識です。


「グアテマラ共和国」ってどんな国?

「グアテマラ共和国」の正式名称はアイスランド語で「…(読み仮名)」、英語では「…」です。漢字では「…」と表記し、その他「…、…」などとも表記されます。

「グアテマラ共和国」の広さ 面積・場所について

「グアテマラ共和国」の面積は約108,889平方キロメートルで、北海道と四国を合わせた広さよりやや大きい広さです。

「グアテマラ共和国」の場所は、中央アメリカ北部に位置し、北にメキシコ、北東にベリーズ、東にホンジュラス、南東にエルサルバドルと国境を接しており、北東はカリブ海に、南は太平洋に面しています。

「グアテマラ共和国」の首都について

「グアテマラ共和国」の首都は「グアテマラシティ」で、「グアテマラシティ」は中央部の南にある谷に位置しています。

「グアテマラシティ」の人口は、2006年現在、約101万253人です。

「グアテマラ共和国」の人口について

「グアテマラ共和国」の人口は、世界銀行が2019年に調べた時点で約1,660万人であり、人口密度は、約165.04人で、第55位です。

「グアテマラ共和国」の成り立ちについて

「グアテマラ共和国」は、1523年にスペインによって征服され、1573年にスペイン王領の総督領となり、1821年にスペインから独立し、1823年に中米諸州連合が結成、1838年に中米諸州連合より分離独立しました。

1960年に内戦が勃発し、1986年に民政が移管、1987年に中米和平が合意、1996年に内戦が終結、2000年にポルティージョ大統領が就任、2004年にベルシェ大統領が就任、2008年にコロン大統領が就任しました。

2012年にペレス・モリーナ大統領が就任、2015年にマルドナド大統領が就任、2016年にモラレス大統領が就任、2020年にジャマテイ大統領が就任しました。

「グアテマラ共和国」の国民・宗教・言語について

「グアテマラ共和国」の国民について

「グアテマラ共和国」の人種割合は、約60.7%が非先住民族で、その内訳は、ラディーノが約51パーセント、ヨーロッパ系が約8パーセントとなっています。

マヤ系先住民族が約41.3パーセントで、その内訳は、キチェが約 9.1パーセント、カクチケル族が約8.4パーセント、マムが約7.9パーセント、ケクチが約6.3パーセント、その他のマヤ系民族が約10.6パーセント、先住民族のシンカが約0.22パーセント、アフリカ人と先住民族の混血のガリフナが約0.04パーセントです。


先住民は、おもにマヤ系住民が多数を占め、人種的に先住民でもスペイン語を使用した非先住民的な生活様式を行う先住民はラディーノと呼ばれ、メスティーソと同様に扱われています。

白人系住民は、植民地時代以来からのスペイン人の子孫が最も多く、19世紀にプランテーション農業のためにヨーロッパから移民が導入された以降は、ドイツ人、フランス人、イタリア人、スイス人、ギリシャ人、アジアからのシリア人、レバノン人、パレスチナ人などのアラブ人、トルコ人、ユダヤ人、中国人、日本人などが導入されました。

「グアテマラ共和国」の宗教について

「グアテマラ共和国」の国家宗教は、国民のおよそ3人に2人がローマ・カトリック教徒でもっとも多いものの、近年ではプロテスタント信者の人口の伸びが著しく、特に、その傾向は、福音派の牧師であるエフライン・リオス・モント将軍政権下で顕著でした。

グアテマラ人の約3分の1はプロテスタント信者で、福音派とペンテコステ運動派が特に多く、少数ながら、ユダヤ教徒やムスリムも居住しています。

ゲリラとグアテマラ政府の間で締結された1996年の平和条約によって、先住民族の文化が保護されるようになって以来、伝統的なマヤ民族の宗教も復興の勢いを見せ、グアテマラ政府はすべてのマヤ遺跡で宗教儀式を行えるように祭壇を整備する条例を制定しています。

「グアテマラ共和国」の言語について

「グアテマラ共和国」の公用語は、スペイン語で、国民の約6割程度が使用しています。

残りの4割は、先住民族の言語を使用し、地方では特に約21種類のマヤ系言語が用いられているほか、シンカ語やアラワク語族のガリフナ語など、非マヤ系言語も用いられており、23種類の言語がグアテマラの国語として認められています。

「グアテマラ共和国」の経済状況について

「グアテマラ共和国」の通貨はケツァルで、GDPは約766.9億米ドルで、世界68位です。そして、一人当たりのGDPは約4,288.77米ドルで、世界103位です。

「グアテマラ共和国」の貿易について

「グアテマラ共和国」の貿易相手は主に、輸出が米国、エルサルバドル、ホンジュラス、メキシコ、ニカラグアで、輸入が、米国、中国、メキシコ、エルサルバドル、コスタリカとなっています。

「グアテマラ共和国」の主な輸出品目は、衣類・繊維、バナナ、コーヒー、砂糖、カルダモン、食用油脂で、輸入品目は、自動車、機械類、プラスチック製品、ガソリン、ディーゼルです。

「グアテマラ共和国」の政治・政策について

政治体制について

「グアテマラ共和国」は、立憲共和制、議会は一院制で、定員は160名、任期は4年です。

「グアテマラ共和国」の元首・首相・外相について

「グアテマラ共和国」の元首について

「グアテマラ共和国」の元首は、アレハンドロ・エドゥアルド・ジャマテイ・ファジャ大統領で、任期は4年、再選は禁止されています。

「グアテマラ共和国」の首相外相について

「グアテマラ共和国」の首相は、首相職がなく、外相は、ペドロ・ブロロ・ビラです。

「グアテマラ共和国」の国防・軍事制度・兵役について

「グアテマラ共和国」は、対米関係重視で、2018年5月、モラレス政権(当時)は、米国に追従する形で在イスラエル・グアテマラ大使館をエルサレムへ「帰還」させました。

また、米国、メキシコおよび中米北部三カ国で連携し、米国への移民発生の防止・減少や開発、中米統合に向けた税関統一等に取り組んでいます。


1991年9月に、隣国ベリーズの独立を承認し、外交関係を開始ましたが、領土問題が未解決のため、両国は国際司法裁判所への付託の是非を問う国民投票が各国で実施されました。

両国での賛成多数の結果を受け、2019年6月に同裁判所へ付託され、2020年12月、グアテマラ政府は国際司法裁判所へ訴答書面が提出され、2022年6月までに同裁判所へベリーズから反対文書の提出が行われる予定です。

1998年1月にキューバと国交が正常化し、2007年9月に台湾、北朝鮮と外交関係がありました。

軍事力は、予算は、2019年現在、約334百万米ドル、兵役は、志願制で、兵力は約18,050人で、その内訳は陸軍が約15,550人、海軍が約1,500人、空軍が約1,000人です。

「グアテマラ共和国」と「日本」の関係は?

「グアテマラ共和国」と「日本」の政治関係は、伝統的に友好関係で、1935年外交関係が樹立、1954年10月16日に外交関係が再開、1964年にグアテマラが本邦大使館が開設、日本側は1967年にグアテマラ大使館を開設しました。

経済関係は、対日貿易の貿易額は、2019年現在、グアテマラからの輸出が約134億円、輸入が約330億円で、主要輸出品目は、コーヒー、胡麻、アルコール飲料、バナナなど、輸入品目は、自動車、鉄鋼、一般機械、タイヤ・チューブなどのゴム製品です。

文化関係は、2019年までで、一般・草の根の文化無償資金協力は、累計30件で約15.14億円で、在留邦人数は、2021年2月現在で304人、在日グアテマラ人数は、2020年6月現在で156人です。

まとめ

以上、国特集「グアテマラ共和国」でした。

ちなみに、「グアテマラ共和国」の男子サッカーFIFAランキングでは、2020年11月の時点では「131位」でした。

本記事は、2022年11月30日時点調査または公開された情報です。
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