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地方公共団体「都道府県庁」シリーズ

【兵庫県庁】1世帯あたりの純資産が日本一の「兵庫県」の地方公共団体(2017年9月情報)

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※本記事は、2017年9月調査の内容です(今後更新予定です)。

目次

「兵庫県庁」について

兵庫県は、約553万人で全国で7位、国土は、8,400.93平方キロメートルで全国で12位です。地方公共団体としての業務の中心となる役所「兵庫県庁」は政令指定都市に指定されている神戸市にありますが、姫路市・西宮市・尼崎市が中核市、明石市・加古川市・宝塚市が特例市に指定されています。

県には、地域ごとに設置している7の「県民局」と、3の「県民センター」の総合出先機関があります。「県民局」と「県民センター」の違いは、管内に政令市・中核市を擁し県から多くの業務が移譲され「県民局」よりも組織がスリム化されている地域を「県民センター」といいます。市町村は29市12町になります。

※人口:平成27年調査(国勢調査)
※面積:2016年10月1日調査(全国都道府県市区町村別面積調査)

「兵庫県」の成り立ち

県域の歴史は古く、比較的早くから農耕が始まりました。地域の有力者の存在を示す古墳などの遺跡や銅鏡のような遺物が県内各地から数多く発見されていることがそれを示しています。平安時代には、「大輪田の泊」という港が作られたことで、兵庫は瀬戸内海を往来する船の寄港地となっていました。鎌倉時代になると「大輪田の泊」の名が次第に廃れていき、「兵庫津」という名で呼ばれるようになりました。この頃は東大寺などの寺院が港を出入りする船から税を徴収し、港の修理等を行っていました。

兵庫津は江戸時代、上方と日本海側地域を結んで交易を行う北前船の基地として再生し、寄港地となった但馬沿岸も賑わいました。工楽松右衛門や高田屋嘉兵衛、北風荘右衛門といった大商人が生まれたことで、蝦夷地(今の北海道)の開発や交易で活躍しました。

神戸が開港してまもなく江戸幕府が倒れ、明治新政府ができ、その明治新政府は外国と交渉を行い、神戸港や神戸港周辺の旧幕府領を管理するために、慶応4年(明治元年)1月22日に兵庫鎮台を置きました。

当初の県域は、神戸港を中心にした小さなものだったため、いくつもの飛地からなる島のような形をしていました。明治4年の廃藩置県によって大名が支配する地域がなくなり、明治9年の府県の統廃合によって飾磨県(播磨全域)と豊岡県の一部(但馬全域と丹波の氷上・多紀2郡)、名東県の一部(淡路全域)が併合されました。こうしてほぼ現在の兵庫県の県域が誕生しました。

兵庫県庁のリーダー兵庫県知事「井戸 敏三」さんはどんな人?

平成13年から兵庫県知事を務める井戸敏三さんは、昭和20年8月10日に兵庫県の揖保郡新宮町で生まれました。家族は妻と娘1人です。

キャリアは東京大学法学部を卒業後、昭和43年に自治省に採用されました。鳥取県、佐賀県、宮城県、静岡県、国土庁土地局、自治省税務局を経て、運輸省航空局、自治省行政局、財政局、大臣官房各課長を歴任しました。その後、平成8年に兵庫県副知事、平成13年に兵庫県知事となりました。平成22年関西広域連合長(第1期)、平成28年関西広域連合長(第4期)も務めています。

座右の銘は「誠心誠意」だそうです。


公式ホームページ:http://www.idotoshi.net/

兵庫県の行政、ここを知っておこう!「全県ビジョン」

兵庫県では「全県ビジョン」が掲げられ、以下の5つの行動目標が挙げられています。

(1)「ふるさと」をつくる

生まれ育つ人はもとより、学ぶ人、働く人、訪れる人にとっても夢と愛着の持てる「ふるさと」をつくる
例)人と人、人と地域のつながりが希薄化する中、いのちの尊重や人への思いやりを育む原点である家族や地域におけるつながりを育んでいく

(2)いきいき暮らす

一人ひとりの健康・生きがい・しごとづくりを応援し、誰もがいきいき暮らせる社会をつくる
例)少子高齢化が進み、社会の担い手の減少が危惧される中、地域ぐるみで、高齢者の見守り・支え合いや子育て応援等を行う仕組みをつくり、安心で暮らしやすい地域づくりを進める。

(3)資源を生かし躍進する

多彩な人材や、高度な科学技術など多様な地域資源を生かし、内外で躍進する兵庫経済をつくる
例)世界との交流が拡大・深化する中、国際的に活躍できるグローバル人材の育成を図る

(4)リスクに備える

様々な自然災害に対し、充実した社会基盤と地域ぐるみの自助・共助・公助で備え、「いのち」を守る
例)高い確率で発生が予想される南海トラフ巨大地震等に対応した津波・地震対策

(5)環境・エネルギーを支える

暮らしから産業まで資源循環のしくみを創り、豊かな自然、エネルギーの安心を支える
例)温暖化防止対策の推進、資源循環の促進、生物多様性の確保、野生動植物との共生等により、 自然の恵みを将来にわたって生かす社会構造を構築していく。

まとめ

いかがでしたか?

兵庫県といえば明石焼きが人気の食べ物ですが、実は兵庫県では「明石焼き」は「玉子焼き」と呼ばれているんだとか。他の県ではあまり口にする機会がありませんが、多くの人に愛される名物料理です。兵庫県では阪神タイガースを応援する人も非常に多く、地元愛の強い都道府県でもあります。

本記事は、2017年7月26日時点調査または公開された情報です。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと、安全性・有用性を考慮の上、ご利用ください。

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この記事を書いた人

公務員総研の編集部です。公務員の方、公務員を目指す方、公務員を応援する方のチカラになれるよう活動してまいります。

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