地方公共団体「都道府県庁」シリーズ

【島根県庁】人口当たりの民俗文化財が日本一多い「島根県」の地方公共団体(2017年9月情報)

島根県といえば、出雲大社!石見銀山遺跡!隠岐島!足立美術館・・・

都道府県庁特集の第三十一回は「島根県庁」です。

島根県は古い伝統を残した田舎ということもあり、人口当たりの民俗文化財が日本で一番多い都道府県です。今回はその島根県の都道府県地方自治体の行政機関「島根県庁」についてです。


※本記事は、2017年9月調査の内容です(今後更新予定です)。

「島根県庁」について

島根県は、約69万人で全国で46位、国土は、6,708.24平方キロメートルで全国で19位です。地方公共団体としての業務の中心となる役所「島根県庁」は特例市に指定されている松江市にあります。

市町村は8市10町10村になります。

※人口:平成27年調査(国勢調査)
※面積:2016年10月1日調査(全国都道府県市区町村別面積調査)

「島根県」の成り立ち

島根県は出雲・石見・隠岐の三国から成り立っています。出雲は神話の舞台にもなっており、出雲大社をはじめとする数多くの古社があります。鎌倉幕府が成立すると、全国に守護が置かれ、近江の佐々木氏が出雲、石見、隠岐の守護でした。関ヶ原の合戦後、出雲、隠岐の太守として入国した堀尾吉晴は、富田城を廃して松江に築城しました。その後、寛永15年(1638)徳川家康の孫、松平直政が入城したことで親藩松江藩が誕生しました。この親藩松江藩は、明治維新まで続きました。

明治2年(1869)2月隠岐県が成立し、8月には浜田藩と隠岐県を含めた大森県が生まれました。翌3年2月に浜田県と改称されましたが、4年(1871)6月には津和野藩も浜田県に編入されました。一方、出雲では明治4年の廃藩置県によって7月に松江、広瀬、母里の3県が成立しましたが、11月には松江、広瀬、母里の3つは合併しました。このとき島根県が生まれましたが、明治14年(1881)9月、鳥取県が再置されたことで現在の島根県が誕生しました。

島根県庁のリーダー島根県知事「溝口 善兵衛」さんはどんな人?

平成19年4月から島根県知事を務める溝口善兵衛さんは、昭和21(1946)年1月20日に島根県の益田市で生まれました。家族は妻と娘2人です。

キャリアは東京大学経済学部を卒業後、昭和43年4月に大蔵省に入省しました。平成10年5月に同大臣官房長、平成15年1月に財務省財務官を経て、平成19年4月に島根県知事に就任しました。平成27年4月には島根県知事3期目を務めています。

座右の銘は「着眼大局、着手小局」だそうです。

公式ホームページ:
http://www.pref.shimane.lg.jp/admin/pref/koho/tijisitu/tijinoprofile.html

島根県の行政、ここを知っておこう!「島根県総合戦略」

人口減少に歯止めをかけ、島根の地方創生を目指す戦略として「まち・ひと・しごと創生島根県総合戦略」が策定されています。


「まち・ひと・しごと創生島根県総合戦略」は、次の4つの基本目標と関連施策を掲げ、市町村との連携をさらに進めながら、県民の総力を結集し「子育てしやすく活力ある地方の先進県しまね」の実現に向け、推進しています。

(1)しごとづくりとしごとを支えるひとづくり

(1)地域産業の振興
(2)企業立地の推進
(3)観光の振興
(4)農林水産業の振興
(5)雇用対策
(6)産業振興に必要な社会資本整備等

(2)結婚・出産・子育ての希望をかなえる社会づくり

(1)結婚支援の充実
(2)妊娠・出産・子育てへの切れ目ない支援
(3)仕事と子育ての両立支援
(4)女性の活躍推進

(3)しまねに定着、回帰・流入するひとの流れづくり

(1)移住・定住の推進
(2)地域を担うひとづくり
(3)県内高等教育機関等との連携

(4)地域の特性を活かした安心して暮らせるしまねづくり

(1)中山間地域・離島対策
(2)地方都市を核とした圏域の機能確保
(3)健康で安心して暮らせる地域づくり

まとめ

いかがでしたか?

島根県は介護福祉士が多く、子育て期の男性の家事参加率も高い都道府県です。また、老衰死亡率も高く、島根県で暮らしている人は島根の住み良さを口にする人が多いといいます。まさに「良い田舎」の代表ともいえるような都道府県ですが、今後もその魅力を保っていきたいですね。

本記事は、2017年8月3日時点調査または公開された情報です。
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