はじめに
地方公務員である「愛知県庁」の平成30年度の公務員採用試験情報について紹介します。
愛知県職員の大卒程度採用は、行政Ⅰ・Ⅱおよび技術職、資格免許職など複数の試験区分があります。行政Ⅱでは1次試験で「論文試験」が実施されますが、同日に行われる1次試験の「教養試験」の成績が一定の水準に達しない場合には採用されません。なお、行政Ⅰおよび技術系職種には、2次試験で論文試験が行われます。
「愛知県庁」で働く公務員として知っておきたいこと
愛知県は、日本のほぼ中央に位置し、人口は全国で第4位の約752万人(平成27年国勢調査情報)の県です。
面積は、第27位で、市町村数は54エリア、38市14町2村です。県庁所在は名古屋市で、政令指定都市でもあります。
その他、トヨタ自動車の本社のある豊田市、八丁味噌で知られる岡崎市などがあります。
愛知県の強み(産業の特徴)
愛知県は、県内総生産が東京都、大阪府に次いで全国第3位の県です。産業別では、サービス業などの第3次産業が全体の約6割を占め、製造業などの第2次産業の割合は約4割です。特に、他の都道府県と比べて製造業の構成比が極めて高いところが、愛知県の産業構造の特徴となっています。
各産業の特徴として、農業では、「しそ」「ふき」「とうがん」「いちじく」の農業産出額は全国第1位、「キャベツ」「ぎんなん」が第2位、「小麦」は第3位、「かき」は第5位、「大豆」「みかん」「ぶどう」が第7位に入っています。
水産業では、海面漁業・養殖業の総生産額は、全国でほぼ中位ですが、「あさり類」、「養殖あゆ」の生産量が全国第1位のほか、「しらす」くるまえび」「養殖うなぎ」などが全国でも上位を占めています。
工業では、全国有数の工業県で、製造業の製造品出荷額等は、38年連続して全国第1 位です。具体的な商品は、「輸送用機械」「毛織物機械染色・整理」「精紡機」「鉄道用貨車」などの出荷額が全国で第1位となっています。
「愛知県」が募集する職種紹介
平成30年度の愛知県庁の採用募集職種は、「行政職」、「技術職」、「資格免許職」、「警察職員」「小中学校職員」などがあります。
愛知県職員「大学卒業程度」の採用試験情報
平成30年度では、愛知県職員「大学卒業程度採用」の試験区分は、「行政Ⅰ」「行政Ⅱ」「司書」「心理」「社会福祉」「薬剤師」「電気」「機械」「化学」「環境工学」「農学」「畜産」「水産」「林学」「農業土木」「土木」「建築」での募集を予定しています。
愛知県職員「大学卒業程度採用」の受験資格は、22~29才の年齢での資格があります(※試験実施年度の4/1の年齢)。また、21才の年齢までで、短期大学を除く学校教育法による大学を卒業した人、または、2019年3月31日までに卒業する見込みの人、または、これと同等の資格があると愛知県人事委員会が認める人にも資格があります。
なお、試験区分「司書」「社会福祉」「薬剤師」については、年齢に関する資格に加えて、下記の資格・免許が必要です。
区分:「司書」
試験区分「司書」の受験資格は、図書館法第5条1項各号に該当する司書の資格を有する人、または、2019年3月31日まで同資格を取得する見込みのある人が該当します。
区分:「社会福祉」
試験区分「社会福祉」の受験資格は、社会福祉法第19条1項各号に該当する社会福祉主事の任用資格を有する人、または、2019年3月31日まで同資格を取得する見込みのある人が該当します。
区分:「薬剤師」
試験区分「薬剤師」の受験資格は、薬剤師法の規定による薬剤師免許を有する人、または、2019年3月31日まで同資格を取得する見込みのある人が該当します。
また、愛知県職員「大学卒業程度採用」の試験内容については、試験区分「行政Ⅱ」と「行政Ⅱ以外の区分」とで異なります。
区分:「行政Ⅱ」
試験区分「行政Ⅱ」の試験内容は、1次試験は、択一式「教養試験」と「論文試験」で、2次試験は、面接および集団討論による「口述試験」と「適性試験」です。
区分:「行政Ⅱ以外の区分」
試験区分「行政Ⅱ以外の区分」の試験内容は、1次試験は、択一式「教養試験」と「専門試験」で、2次試験は、「論文試験」、面接による「口述試験」、「適性試験」です。
申込期間は、4月25日(水)~5月23日(水)、1次試験の日程は、6月24日(日)、2次試験の日程は、7月14日(土)と、7月20日(金)~8月2日(木)の間で平日1日の計2日間を予定しています。
最終合格発表は、8月21日(火)頃の予定です。
愛知県職員「警察職員」の採用試験情報
平成30年度では、愛知県職員「警察職員」の試験区分は、「行政Ⅰ」「行政Ⅱ」「情報管理」「電気」「農芸化学」「建築」での募集を予定しています。
愛知県職員「警察職員」の受験資格は、22~29才の年齢での資格があります(※試験実施年度の4/1の年齢)。また、21才の年齢までで、短期大学を除く学校教育法による大学を卒業した人、または、2019年3月31日までに卒業する見込みの人、または、これと同等の資格があると愛知県人事委員会が認める人にも資格があります。なお、日本国籍を有している人であることが要件となっています。
試験内容は、1次試験は、択一式「教養試験」と「専門試験」で、2次試験は、「論文試験」、面接による「口述試験」、「適性試験」です。
申込期間は、4月25日(水)~5月23日(水)、1次試験の日程は、6月24日(日)、2次試験の日程は、7月14日(土)と、7月20日(金)~8月2日(木)の間で平日1日の計2日間を予定しています。
最終合格発表は、8月21日(火)頃の予定です。
愛知県職員「高卒程度」の採用試験情報
愛知県職員「高卒程度採用」の申込期間は、8月13日(月)~8月29日(水)、1次試験の日程は、9月23日(日)、2次試験の日程は、10月17日(水)~10月19日(金)を予定しています。
最終合格発表は、11月7日(水)頃の予定です。
なお、受験案内の配布開始は、6月26日(火)頃で、詳細については後日掲載予定です。
愛知県職員「職務経験者」の採用試験情報
愛知県職員「民間企業等の職務経験者採用」の受付期間は、7月30日(月)頃~8月10日(金)頃、1次試験の日程は、9月16日(日)頃、2次試験の日程は、10月21日(日)頃、3次試験の日程は、11月22日(木)頃を予定しています。
最終合格発表は、12月12日(水)頃の予定です。
受験案内の配布開始は、6月26日(火)頃で、詳細については後日掲載予定です。
愛知県職員「社会人対象」の採用試験情報
愛知県職員「社会人対象」の受付期間は、7月30日(月)頃~8月10日(金)頃、1次試験の日程は、9月16日(日)頃、2次試験の日程は、10月17日(水)頃~10月19日(金)頃を予定しています。
最終合格発表は、11月7日(水)頃の予定です。
受験案内の配布開始は、6月26日(火)頃で、詳細については後日掲載予定です。
愛知県職員「市町村立小中学校職員」の採用試験情報
愛知県職員「市町村立小中学校職員」の受付期間は、8月13日(月)頃~8月29日(水)頃、1次試験の日程は、9月23日(日)頃、2次試験の日程は、10月17日(水)頃~10月19日(金)頃を予定しています。
最終合格発表は、11月7日(水)頃の予定です。
受験案内の配布開始は、6月26日(火)頃で、詳細については後日掲載予定です。
愛知県職員「身体障害者対象」の選考試験情報
愛知県職員「身体障害者対象」の受付期間は、8月31日(金)頃~9月18日(火)頃、1次試験の日程は、10月14日(日)頃、2次試験の日程は、11月14日(水)頃を予定しています。
最終合格発表は、12月12日(水)頃の予定です。
受験案内の配布開始は、8月17日(金)頃で、詳細については後日掲載予定です。
その他注目情報「あいちビジョン2020」について
愛知県では、2030年頃の社会経済を展望し、2020年までの愛知県内各地域の取組方向を示す「あいちビジョン2020」を策定しました。
具体的には、「リニアを生かし、世界の中で存在感を発揮する中京大都市圏」、「日本の成長をリードする産業の革新・創造拠点」、「人が輝き、女性や高齢者、障害のある人など、すべての人が活躍する愛知」の実現を目指しています。
その実現に向けて、愛知県は、鉄道ネットワーク・広域道路網の整備や強化、モノづくり産業の育成・振興、産業の新技術や新品種の開発推進、各種イベントの開催、教育制度改善、女性の活躍支援、保育施設・ケアシステムの整備・障害者支援などの様々な政策課題に取り組んでいます。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、愛知県の平成30年度の採用試験情報をお届けしました。
参考になれば幸いです。
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