はじめに
地方公務員である「岐阜県庁」の平成30年度の公務員採用試験情報について紹介します。
岐阜県職員の「大学卒業程度採用」は、試験の区分が複数あり、試験区分「行政」では、2次試験と3次試験に個別面接による「口述試験」、および、3次試験に「集団討論試験」が実施されます。
「岐阜県庁」で働く公務員として知っておきたいこと
岐阜県は、中部地方のほぼ中央に位置し、人口は全国で第17位の約200万人(平成27年国勢調査情報)の県です。
面積は、おおよそ愛知県と千葉県を足した広さの第7位で、市町村数は42エリア、21市19町2村です。県庁所在は岐阜市で、中核市です。中核市とは、日本の地方公共団体のうち、地方自治法第252条の22第1項に定める政令による指定を受けた市で、現在は「法定人口が20万人以上」が指定要件となっています。
ほかに、中山道の宿場町として栄えた各務原市、江戸時代の木造商家が立ち並ぶ高山市などがあります。
岐阜県の強み(産業の特徴)
岐阜県は、全国の都道府県と比較すると製造業の占める割合の高い県です。第1次産業の割合は約1%、第2次産業は約30%、第3次産業は約69%です。
具体的な各産業の特徴として、農業では、「クリ」の収穫量が全国第4位、「モロヘイヤ」「柿」は全国第5位、「ほうれん草」は全国第6位、「トマト」は全国第7位に入っています。
水産業では、内水面漁業漁獲量は、「アユ」が全国第4位、「フナ」が全国第13位、内水面養殖生産量は、「アユ」が全国第3位、「ニジマス」が全国第7位、「その他のマス類」が全国第2位となっています。
工業では、輸送用機械器具製造業、プラスチック製品製造業、金属製品製造業、化学工業が盛んです。
「岐阜県」が募集する職種紹介
平成30年度の岐阜県庁の採用募集職種は、「行政職」、「技術職」、「資格免許職」、「小中学校等事務職」などがあります。
岐阜県職員「大学卒業程度採用」の採用試験情報
平成30年度に実施される採用試験では、岐阜県職員「大学卒業程度採用」の試験区分は、「行政Ⅰ」「行政Ⅱ」「警察行政」「福祉」「心理」「農学」「畜産」「森林科学」「土木」「建築」「農業土木」「電気」「機械」での募集を予定しています。
岐阜県職員「大学卒業程度採用」の受験資格は、22~29才の年齢での資格があります(※試験実施年度の4/1の年齢)。また、21才の年齢までで、学校教育法に基づく大学を卒業、または、2019年3月31日までに卒業見込みの人、および、人事委員会がこれと同等の資格があると認める人にも受験資格があります。
試験内容は、1次試験は、択一式「教養試験」、択一式「専門試験」、「論文試験(2次試験として評価)」で、2次試験は、個別面接による「口述試験」、「集団討論試験」、「適性検査」です。
なお、試験区分「行政Ⅱ」については、1次試験の「論文試験」は、教養試験の得点が一定の基準に達しない場合には採点されません。また、3次試験の内容は、個別面接による「口述試験」と「集団討論試験」となっています。
申込期間は、1次試験の日程は、6月24日(日)、2次試験の日程は、7月中旬~8月上旬を予定しています。なお、試験区分「行政Ⅱ」の2次試験の日程は、7月下旬~8月上旬、3次試験の日程は、8月下旬~9月上旬を予定しています。
最終合格発表は、8月下旬の予定で、試験区分「行政Ⅱ」の最終合格発表は、9月下旬の予定です。
岐阜県職員「短大卒程度採用」の採用試験情報
平成30年度に実施される採用試験では、岐阜県職員「短大卒程度採用」の試験区分は、「土木」での募集を予定しています。
岐阜県職員「短大卒程度採用」の受験資格は、20~23才の年齢での資格があります(※試験実施年度の4/1の年齢)。ただし、学校教育法に基づく大学を卒業または卒業見込みの人、および、人事委員会がこれらに相当する資格を有すると認める人は受験できません。
試験内容は、1次試験は、択一式「教養試験」、択一式「専門試験」、「作文試験(2次試験として評価)」で、2次試験は、個別面接による「口述試験」、「適性検査」です。
申込期間は、1次試験の日程は、6月24日(日)、2次試験の日程は、7月中旬~8月上旬を予定しています。
最終合格発表は、8月下旬の予定です。
岐阜県職員「資格免許職」の採用試験情報
平成30年度に実施される採用試験では、岐阜県職員「資格免許職」の試験区分は、「薬剤師」「管理栄養士」「保健師」「臨床検査技師A」での募集を予定しています。
岐阜県職員「資格免許職」の受験資格は、下記の通りです。
区分:「薬剤師」
試験区分「薬剤師」は、31才の年齢までで(※試験実施年度の4/1の年齢)、資格の免許を有する人、または、2019年に実施される国家試験による当該免許を取得する見込みの人に受験資格があります。
区分:「管理栄養士」
試験区分「管理栄養士」は、29才の年齢までで(※試験実施年度の4/1の年齢)、資格の免許を有する人、または、2019年に実施される国家試験による当該免許を取得する見込みの人に受験資格があります。
区分:「保健師」
試験区分「保健師」は、29才の年齢までで(※試験実施年度の4/1の年齢)、資格の免許を有する人、または、2019年に実施される国家試験による当該免許を取得する見込みの人に受験資格があります。
区分:「臨床検査技師A」
試験区分「臨床検査技師A」の受験資格は、下記のいずれかの要件を満たしている人に資格があります。
【区分:「臨床検査技師A」の受験資格要件】
(1)試験区分「臨床検査技師A」は、22~29才の年齢で(※試験実施年度の4/1の年齢)、当該免許を有する人、または、2019年に実施される国家試験による当該免許を取得する見込みの人に受験資格があります。
(2)試験区分「臨床検査技師A」は、21才の年齢までで(※試験実施年度の4/1の年齢)、当該免許を有する人、または、2019年に実施される国家試験による当該免許を取得する見込みの人で学校教育法に基づく大学を卒業、または、2019年3月31日までに卒業見込みの人、もしくは、人事委員会がこれと同等の資格があるものと認める人に受験資格があります。
岐阜県職員「資格免許職」の試験内容
岐阜県職員「資格免許職」の試験内容は、1次試験は、択一式「教養試験」、択一式「専門試験」、「論文試験(2次試験として評価)」で、2次試験は、個別面接による「口述試験」、「集団討論試験」、「適性検査」です。
申込期間は、1次試験の日程は、6月24日(日)、2次試験の日程は、7月中旬~8月上旬を予定しています。
最終合格発表は、8月下旬の予定です。
岐阜県「市町村立小中学校等事務職員大学卒程度」の採用試験情報
岐阜県職員「市町村立小中学校等事務職員大学卒程度」の受験資格は、22~29才の年齢での資格があります(※試験実施年度の4/1の年齢)。また、21才の年齢までで、学校教育法に基づく大学を卒業、または、2019年3月31日までに卒業見込みの人、および、人事委員会がこれと同等の資格があると認める人にも資格があります。
試験内容は、1次試験は、択一式「教養試験」、択一式「専門試験」、「論文試験(2次試験として評価)」で、2次試験は、個別面接による「口述試験」、「集団討論試験」、「適性検査」です。
申込期間は、1次試験の日程は、6月24日(日)、2次試験の日程は、7月中旬~8月上旬を予定しています。
最終合格発表は、8月下旬の予定です。
岐阜県職員「身体障がい者対象」の採用試験情報
平成30年度に実施される採用試験では、岐阜県職員「身体障がい者対象」の試験区分は、「行政」での募集を予定しています。
岐阜県職員「身体障がい者対象」の受験資格は、22~29才の年齢での資格があります(※試験実施年度の4/1の年齢)。なお、自力で通勤でき、介護者なしに一般事務職としての職務を遂行が可能であって、身体障害者手帳の交付を受け、岐阜県内に在住し、活字印刷文による出題に対応できる人であることが要件となっています。
試験内容は、1次試験は、択一式「教養試験」、択一式「専門試験」、「論文試験(2次試験として評価)」で、2次試験は、個別面接による「口述試験」、「適性検査」です。
申込期間は、4月27日(金)~5月18日(金)、1次試験の日程は、6月24日(日)、2次試験の日程は、7月中旬~8月上旬を予定しています。
最終合格発表は、8月下旬の予定です。
岐阜県職員「民間企業等職務経験者」の採用試験情報
平成30年度に実施される採用試験では、岐阜県職員「民間企業等職務経験者」の試験区分は、「電気」での募集を予定しています。
岐阜県職員「民間企業等職務経験者」の受験資格は、59才の年齢まで資格があります(※試験実施年度の4/1の年齢)。
試験内容は、1次試験は、択一式「教養試験」、「論文試験」、「経歴審査」で、2次試験は、個別面接による「口述試験」、「適性検査」です。なお、「経歴審査」では、申込書の「職務経験について」の記載内容によって審査が行われます。
申込期間は、4月27日(金)~5月18日(金)、1次試験の日程は、6月24日(日)、2次試験の日程は、7月中旬~8月上旬を予定しています。
最終合格発表は、8月下旬の予定です。
岐阜県職員「資格免許職(司書)」の採用試験情報
岐阜県職員「資格免許職(司書)」の受験資格・試験内容については、後日掲載予定です。
申込期間は、7月23日(月)~8月14日(火)、1次試験の日程は、9月23日(日)、2次試験の日程は、10月中旬~10月下旬を予定しています。
最終合格発表は、11月中旬の予定です。
なお、試験案内の配布開始日は、7月6日(金)を予定しています。
岐阜県職員「短大・高校卒程度」の採用試験情報
岐阜県職員「短大・高校卒程度」の受験資格・試験内容は、後日掲載予定です。
申込期間は、7月23日(月)~8月14日(火)、1次試験の日程は、9月23日(日)、2次試験の日程は、10月中旬~10月下旬を予定しています。
最終合格発表は、11月中旬の予定です。
なお、試験案内の配布開始日は、7月6日(金)を予定しています。
「市町村立小中学校等事務職員 短大・高卒程度」の採用試験情報
短大・高校卒程度の採用岐阜県職員「市町村立小中学校等事務職員」の受験資格・試験内容は、後日掲載予定です。
申込期間は、7月23日(月)~8月14日(火)、1次試験の日程は、9月23日(日)、2次試験の日程は、10月中旬~10月下旬を予定しています。
最終合格発表は、11月中旬の予定です。
なお、試験案内の配布開始日は、7月6日(金)を予定しています。
岐阜県職員「身体障がい者(事務)」の採用試験情報
岐阜県職員「身体障がい者(事務)」の受験資格・試験内容は、後日掲載予定です。
申込期間は、7月23日(月)~8月14日(火)、1次試験の日程は、10月21日(日)、2次試験の日程は、11月中旬を予定しています。
最終合格発表は、11月下旬の予定です。
なお、試験案内の配布開始日は、7月6日(金)を予定しています。
岐阜県職員「身体障がい者(小中等事務)」の採用試験情報
岐阜県職員「身体障がい者(小中等事務)」の受験資格・試験内容は、後日掲載予定です。
申込期間は、7月23日(月)~8月14日(火)、1次試験の日程は、10月21日(日)、2次試験の日程は、11月中旬を予定しています。
最終合格発表は、11月下旬の予定です。
なお、試験案内の配布開始日は、7月6日(金)を予定しています。
その他注目情報「『清流の国ぎふ』創生総合戦略」について
岐阜県では、急速な少子高齢化に対応し、特に地方の人口減少に歯止めをかけ、それぞれの地域で住みやすい環境を確保するため、平成27年に目標や施策の基本的な方向をまとめた「『清流の国ぎふ』創生総合戦略」を策定しました。
具体的には、「ひとを育む」「しごとをつくる」「岐阜に呼び込む」「安心をつくる」「まちをつなぐ」の5つを基本目標とし、人材の育成・確保、結婚・出産・子育て支援、販路拡大・海外展開、移住定住・企業誘致の促進、医療や福祉の充実・連携、地域の活性化などに取り組み、岐阜県では、清流に感謝し、自然・歴史・伝統・文化・技をふるさとの宝として生かし、伝えていくことに尽力しています。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、岐阜県の平成30年度の採用試験情報をお届けしました。
参考になれば幸いです。
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