「国土交通省で働く国家公務員一般職」の仕事内容や給料レポート

国土交通省で働く、キャリア3年の男性の「国家公務員一般職」によるキャリアレポートです。

今回は、その男性「一般職」の仕事内容や一日のスケジュール、年収(給料・ボーナス)や残業状況・職場恋愛などについてインタビューしたものを編集して掲載します。


はじめに

国土交通省で働く、男性でキャリア3年の国家公務員一般職によるキャリアレポートです。

「国家公務員」を目指した理由

私は、特に国土交通省に勤めようと思っていたというわけではありません。

しかし、昔から公務員にはつきたいと考えていました。親も公務員でしたし、公務員は自分の性格的にも向いていると思っていたことも確かです。

公務員にホンキでなろうと思ったのは地元の公務員募集の応募を見たためです。

国土交通省を選んだのは仕事内容が学業内容と関係していただけでなく、地元に事務所があったことも関係しています。他に、警察官も考えましたが、結局は公務員にすることにしました。

「国土交通省で働く国家一般職」の仕事内容について

会計課の係長として働いていますが、仕事内容は通常の会計の仕事とはかなり異なっていると思います。

会計として財務管理や出金チェックなどもしますが、他にも他の部署と合同でプロジェクトにも携わります。

デスクワークが多いですが、会計ソフトを用いるのであまり頭は使いません。とはいえ、会計はかなり責任が重い仕事なので気は抜けません。

また、自分の事務所では仕事を定期的にローテーションすることも特徴だと思います。

例えば、半期ごとに財務管理の仕事から、予算チェックの仕事に変わるといったようにコロコロと業務内容が一変します。これは「いろいろなことが学べる」という良い点もあるものの、業務が変わった後は事務所の効率性もかなり落ちるという難点もあります。

「国土交通省で働く国家一般職」の1日の仕事の流れ

7時半 家を出る
8時 到着、デスクまわりの整頓、掃除
8時30分 職員会議、今日の各担当のスケジュール確認と共有、課長からのお話
8時40分 仕事開始、デスクワークやミーティング、窓口対応、電話対応、訪問、市役所の外で会議など
12時 お昼休憩(60分)
13時 仕事開始、デスクワークやミーティング、窓口対応、電話対応、訪問、市役所の外で会議など
17時 終業、掃除、場合によっては残業、会議など
18時半 帰宅


「国土交通省で働く国家一般職」の給料・残業・有給休暇について

私の場合ですが、国土交通省での「国家一般職」の給料は、月給が27万円で、ボーナスは50万円です。

そこまで忙しい部署ではないので、有給休暇はほとんど制限なく取れます。

また、残業は月に1日しないといけないことがあるかないかといったくらいです。残業代もきっちり出ますから、こうした点では心配いらないのはやはり利点です。

この仕事で、働いているときに困ったこと

働いていて困ったことは結構あります。

例えば、部署間の隔たりが激しいのは、気になるところだと思います。部署が違うだけでプロジェクトの際にも、いがみ合ったり、思わぬ口論になることもあります。

他の事務所で働いている友人からはこうした話は聞かないので、これは自分が働いている事務所限定の話かもしれません。

また、残業もほとんどありませんが、残業しないといけない日は深夜にまで仕事が及ぶこともあります。これは仕方のないところですが、普段は残業が少ないこともありそのギャップが激しいです。それでも慣れていくことは確かです。

改善したいのは昇進についてです。昇進の制度は明確ではなく、かなり運や裁量が左右する面が多いです。これではやる気も削がれますからこの点はなんとかしたいところです。

この仕事や職場でよかったこと

やはりリストラなどの心配がないのは嬉しいところです。

これは公務員の特権といっても良いですが、それだけ仕事にも集中しやすいです。転職なども考えなくて良いことも、良いことかもしれません(とはいえ、もしも公務員を辞めないといけなくなった際にはどうなることになるかと少し心配しています)。

また、給料も安定しているのも良い所です。

給料はそこまで高給ではないですが、額も安定していますし、ボーナスもしっかり出ます。それだけ家などの購入計画なども建てやすいです。これは自分にとってはかなり大事なポイントの一つです。

「国土交通省で働く国家一般職」の仕事エピソード

会計の仕事は年度末がかなり大変です。

年度末になると通常の業務が忙しくなるだけでなく、他の仕事も舞い込んできます。このため、年末や年度末は徹夜しないといけないこともあるくらいです。

また、会計の仕事は失敗が許されないことも大変なことかもしれません。会計担当が計算を間違えると他の部署にも多大な影響を与えますし、事務所がストップしてしまうこともあります。


こうした責任感の重さはありますから、時々仕事をしていて強いストレスを感じることもあるくらいです。こうしたことをを除けば通常の業務はそこまで大変ではありません。

職場恋愛について教えてください

自分の職場では職場恋愛はほとんどありません。理由としては、恋人は職場外で見つけるという考えの人が多いからだと思います。

職場以外だと他の公務員の人と知り合うことが多いのですが、実際に結婚している同僚も、他の公務員と結婚している人が大半です。

また、職場恋愛している人も同オフィス内に一人いますが、公務員の場合には、恋愛関係もなるべく隠すようにする傾向が強いと思います。これはちょっとしたことでも知られるとすぐに広まるからかもしれません。

まとめ ー「国土交通省の国家一般職」を目指す方へメッセージ

公務員を目指すのは簡単なことではありませんが、それだけの価値はあるかもしれません。

とはいえ、誰にでも向いているとはとても言えないので、必ず仕事の実態を確かめてから目指すようにしてください。

逆に内情を知っておけば後悔することも防げると思います。

本記事は、2018年8月23日時点調査または公開された情報です。
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