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厚生労働省所管の独立行政法人「国立成育医療研究センター」に就職するには?

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目次

はじめに – 「国立成育医療研究センター」とは?

「国立成育医療研究センター」は、難病に苦しむ患者や家族に対する高度で先駆的な医療の提供、および、全国展開を見据えたチーム医療・継続的医療の確立などを行っています。

「国立成育医療研究センター」のプロフィール

設立:2002年3月1日
予算:501億4,183万8,998円(平成28年度)
組織:厚生労働省所管
所在地:東京都世田谷区大蔵2-10-1
公式ホームページ:https://www.ncchd.go.jp/

「国立成育医療研究センター」の事業内容

「国立成育医療研究センター」の事業内容を、11のポイントに分けて、ご紹介します。

ポイント1:妊娠と薬情報

1つ目は、「妊娠と薬情報」に関する業務です。

この業務は、下記の5つの業務に細分化されています。

1)妊娠中の薬剤使用に不安を持つ女性への安全情報の提供
2)集積した相談者の服用データおよび妊娠転帰データによるエビデンスの創出
3)妊娠と薬外来における情報の提供
4)欧米ネットワークとの妊娠・薬剤に関する情報の提供および協働研究
5)医師や薬剤師に対する研修会・講演会の開催

ポイント2:子どもの心の診療ネットワーク事業

2つ目は、「子どもの心の診療ネットワーク事業」に関する業務です。

この業務は、子どもの心の診療の均てん化の推進や、重い病気を持つ子どもと家族のための「もみじの家」事業の運営を行います。

ポイント3:エコチル調査

3つ目は、「エコチル調査」に関する業務です。

この業務は、環境省、厚生労働省、文部科学省、諸外国の調査・国際機関と連携し、環境因子が子ども達の成長・発達に与える影響を調べることを目的として、母親や子どもの健康状態や環境に関する全国調査の支援を行います。

ポイント4:在宅医療連携拠点事業

4つ目は、「在宅医療連携拠点事業」に関する業務です。


この業務は、小児等が地域で安心して療養できるよう、関係機関との連携による在宅医療・福祉サービスを提供し、地域における在宅医療体制の構築を構築し、小児等の在宅医療の均てん化を行います。

また、「バイオバンク」を設立し、成育疾患を克服するための研究を支援する業務も行われています。

ポイント5:小児地域AMR対策ネットワーク事業

5つ目は、「小児地域AMR対策ネットワーク事業」に関する事業です。

この業務は、薬剤耐性菌の取組として、急性気道感染症や胃腸炎の診療などを行う地域感染対策ネットワークを確立し、地域ネットワークの標準モデルを検証して全国に普及するための研究を行います。

ポイント6:子ども・子育て支援推進調査研究事業

6つ目は、「子ども・子育て支援推進調査研究事業」に関する業務です。

この業務は、乳幼児の健康診査のための調査・研究や、子どもの身体的・社会的な健康課題に関する調査・研究を行います。

また、標準的と考えられている医療が行われているかどうかを客観的に数値化し、医療の質を改善するための業務や、データから算出可能な小児領域の臨床指標を開発する業務も行われています。

ポイント7:ヒト体性幹細胞原料の安定供給モデル事業

7つ目は、「ヒト体性幹細胞原料の安定供給モデル事業」に関する業務です。

この業務は、医療機関からヒト体性幹細胞の原料を安定して受けるため、仲介機関として医療機関を支援し、細胞製造企業への原料供給を仲介します。

ポイント8:腸管出血性大腸菌感染症に関する臨床研究

8つ目は、「腸管出血性大腸菌感染症に関する臨床研究」に関する業務です。

この業務は、腸管出血性大腸菌感染症に続発する溶血性尿毒症症候群の発症・予後規定因子を検討し、医療提供体制を構築するための研究を行います。

ポイント9:遺伝子細胞治療の推進

9つ目は、「遺伝子細胞治療の推進」に関する業務です。

この業務は、最先端医療として、小児領域を中心に遺伝視細胞治療を実施し、研究開発を行い、製薬会社や医療機関からコンサルテーションを受け付けます。

ポイント10:小児慢性特定疾病登録管理データ運用事業

10番目は、「小児慢性特定疾病登録管理データ運用事業」に関する業務です。

この業務は、小児慢性特定疾病児童等の治療や療養生活を改善するため、主に下記の3つの業務に細分化されています。


1)小児慢性特定疾病に係るデータベースの構築・運用
2)小児慢性特定疾病の治療研究を推進するための基礎データの提供
3)小児慢性特定疾病児童等の治療・療養生活を改善するためのポータルサイト「小児慢性特定疾病情報センター」の構築および情報の発信

ポイント11:小児と薬情報収集ネットワーク整備事業

11番目は、「小児と薬情報収集ネットワーク整備事業」に関する業務です。

この業務は、小児医療情報収集システムを整備し、小児領域における医薬品の安全対策を向上させ、小児用医薬品を開発します。

「国立成育医療研究センター」に就職するには?

「国立成育医療研究センター」には、毎年不定期に行われる採用試験に合格し採用されることで、就職することができます。

「国立成育医療研究センター」では、下記の7つの施設・部門に分かれて募集が行われています。

1)手術・集中治療部
2)周産期・母性診療センター
3)器官病態系内科部
4)総合診療部
5)生体防御系内科部
6)小児がんセンター
7)医療連携・患者支援センター

「国立成育医療研究センター」の募集職種

「国立成育医療研究センター」には、医師、レジデント・フェロー、看護師、看護助手、保育士、栄養士、薬剤師、薬剤師レジデント、視能訓練士、事務職員、共済事務職員、事務補助員、医師事務作業補助者、電話交換手、研究補助員、研究員などの職種があります。

これらの職種は、主に非常勤職員で、年度によって募集している施設や部門等は異なります。くわしくは、公式ホームページをご参照ください。

直近の募集・採用情報

参考までに、2020年上半期に募集のあった職種のうち、事務部門についてご紹介します。

小児がんゲノム診療科事務職員(任期付常勤職員)

「小児がんゲノム診療科事務職員」(任期付常勤職員)は、「小児がんセンター」に令和2年6月1日付で入所し、主に下記の5つの業務を行う職員です。

1)がんゲノム医療の診療情報管理
2)がんゲノム医療連携病院との診療情報の授受とその管理
3)がんゲノム医療に関するその他の事務作業
4)病理部門との連携による検体情報の整理
5)JCCG固形腫瘍観察研究の事務作業補助

任期は、2021年3月31日までです。

応募資格は、大学・短期大学卒業以上の人など、諸条件がありますので、くわしくは、ホームページをご確認ください。

なお、「小児がんゲノム診療科事務職員(任期付常勤職員)」は、書類審査および面接に合格し、採用されれば就職されます。

提出書類・書類送付先等については、ホームページをご確認ください。

在宅医療支援室 事務補助員(非常勤職員)

「在宅医療支援室 事務補助員」(非常勤職員)は、2020年5月1日に入所し、「医療連携・患者支援センター」の在宅医療支援室に勤務する職員で、主に、下記の4つの業務を行います。

1)小児在宅医療関連事業に関する事務
2)医療機関からの問合せ対応 
3)エクセルを使用した統計資料などの作成 
4)各種院内調整業務 
5)院内プレゼンテーション等

任期は、2021年3月31日までです。

応募資格は、パソコン操作に精通している人など、諸条件がありますので、くわしくは、ホームページをご確認ください。


なお、「在宅医療支援室 事務補助員」(非常勤職員)は、履歴書・職務経歴書による書類審査および面接に合格し、採用されれば就職されます。

書類送付先等については、ホームページをご確認ください。

小児がんセンター 事務補助員(非常勤職員)

「小児がんセンター 事務補助員」(非常勤職員)は、令和2年5月16日より入所する職員です。

応募資格は、エクセル・ワード・メール等の基本操作ができる人など、諸条件がありますので、くわしくは、ホームページをご確認ください。

なお、「小児がんセンター 事務補助員」(非常勤職員)は、履歴書・職務経歴書による書類審査および面接に合格し、採用されれば就職されます。

書類送付先等については、ホームページをご確認ください。

事務職員(常勤職員)

「事務職員」(常勤職員)は、「国立成育医療研究センター」に入所し、総務、人事・労務、企画経営、財務、経理、契約等に関する業務を行う職員です。

応募資格は、大学卒業以上の人など、諸条件がありますので、くわしくは、ホームページをご確認ください。

なお、「事務職員」(常勤職員)は、履歴書・職務経歴書・卒業証書または卒業証明書による書類審査に合格し、採用されれば就職できます。

書類送付先等については、ホームページをご確認ください。

医師事務作業補助者(非常勤職員)

「医師事務作業補助者」(非常勤職員)は、令和2年5月1日以降に入所し、「国立成育医療研究センター」の診療情報管理室に勤務する職員です。

業務内容は、病棟や外来の診察ブースなどで、医師の事務的業務の支援を行います。

応募資格は、パソコンの基本操作を行える人など、諸条件がありますので、くわしくは、ホームページをご確認ください。

なお、「医師事務作業補助者」(非常勤職員)は、履歴書・職務経歴書・医療系の免許・資格の写しによる書類審査と面接に合格し、採用されれば就職できます。

書類送付先等については、ホームページをご確認ください。

採用に関する詳細

上記に記載してある情報は、2020年4月に調査したものです。詳細は、公式ホームページの採用情報をご覧ください。

▼参考URL:https://www.ncchd.go.jp/recruitment/adoption/

まとめ

いかがでしたでしょうか?

「国立成育医療研究センター」は、難病に苦しむ患者や家族に対する高度で先駆的な医療の提供、および、全国展開を見据えたチーム医療・継続的医療の確立を行う役割を担っています。

「国立成育医療研究センター」への就職を希望されている方は、ぜひこの記事をご参考ください。


本記事は、2020年6月25日時点調査または公開された情報です。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと、安全性・有用性を考慮の上、ご利用ください。

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この記事を書いた人

公務員総研の編集部です。公務員の方、公務員を目指す方、公務員を応援する方のチカラになれるよう活動してまいります。

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