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農林水産省所管の独立行政法人「農業・食品産業技術総合研究機構」に就職するには?

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目次

はじめに – 「農業・食品産業技術総合研究機構」とは?

「農業・食品産業技術総合研究機構」は、農作物・食品の国内安定供給と自給率の向上の推進、農業・食品産業のグローバル競争力の強化などを行っています。

「農業・食品産業技術総合研究機構」のプロフィール

設立:2006年4月
予算:641億円(2018年度)
組織:農林水産省所管
所在地:茨城県つくば市観音台三丁目1番地1
公式ホームページ:http://www.naro.affrc.go.jp/

「農業・食品産業技術総合研究機構」の事業内容

「農業・食品産業技術総合研究機構」の事業内容を、2つのポイントに分けて、ご紹介します。

ポイント1:研究

1つ目は、「研究」に関する業務です。

この業務は、下記の14の業務に細分化されています。

1)水田営農・畑作営農に関する研究
2)革新的な生産技術に関する研究
3)生産基盤を強化し、競争力のある畜産の構築に関する研究
4)肉用牛生産・繁殖技術体系の確立に関する研究
5)先導的作物品種の開発に関する研究
6)ゲノム育種技術の高度化に関する研究
7)農業生物の生産性向上および有用物資生産・機能性新素材の開発に関する研究
8)果樹・茶・野菜・花を対象とする付加価値向上に関する研究
9)国民の健康志向・高品質化・食べやすさの追求に関する研究
10)食品・畜産・作物における安全・信頼の確保に関する研究
11)動物疾病・作物病害虫に関する研究
12)気候変動に関する研究
13)農業生産力の底力向上に関する研究
14)持続的な農業の主流化に関する研究

ポイント2:産学連携・品種・特許

2つ目は、「産学連携・品種・特許」に関する業務です。

この業務は、農業・食品産業におけるイノベーションの創出のため、産学連携を推進するもので、具体的には「農業・食品産業技術総合研究機構」が開発した品種・技術を紹介するための各種イベントを開催しています。

「農業・食品産業技術総合研究機構」に就職するには?

「農業・食品産業技術総合研究機構」には、毎年不定期に行われる採用試験に合格し採用されることで、就職することができます。

主に、中途採用による任期付職員、契約職員について、不定期で募集が行われています。

「農業・食品産業技術総合研究機構」の募集職種

「農業・食品産業技術総合研究機構」には、任期付職員・契約職員の職種があります。


毎年全ての職種に募集があるわけではなく、年度によって、募集している職種は異なります。くわしくは、公式ホームページをご参照ください。

直近の募集・採用情報

参考までに、2020年上半期に募集のあった職種をご紹介します。

次世代作物開発センター契約社員(補助員)

「次世代作物開発センター契約社員」(補助員)は、採用日から令和3年3月31日まで勤務し、下記の業務を行う職員です。

1)屋内でのイネの栽培管理・調査
2)PCを使った簡単なデータ取りと入力作業
3)野外における収穫作業や調査
4)実験室内での試薬作製などのサポート業務

応募資格は、パソコン操作ができ、温室や野外での作業ができることです。

なお、「次世代作物開発センター契約社員」(補助員)は、履歴書による1次選考後、面接による2次選考に合格し、採用されれば就職できます。

野菜花き研究部門 契約職員(補助員)

「野菜花き研究部門 契約職員」(補助員)は、令和2年5月1日から令和3年3月31日まで勤務し、下記の業務を行う職員です。

1)ダリア育種研究における育苗・日持ち調査に関する試験の準備、管理に関する研究補助
2)トルコギキョウ立枯病抵抗性研究における試験の準備、管理に関する研究補助
3)ツバキ遺伝資源の管理補助
4)実験器具の洗浄等の研究補助
5)ダリア日持ち調査・特性調査の実験データに関する入力業務
6)実験圃場での軽作業業務

応募資格は、エクセル・ワード等のパソコン操作ができ、夏期における圃場作業補助ができることです。

なお、「野菜花き研究部門契約職員」(補助員)は、履歴書による1次選考後、面接による2次選考に合格し、採用されれば就職できます。

高度解析センター契約職員(研究補助)

「高度解析センター契約職員」(研究補助)は、令和2年5月1日から令和3年3月31日まで勤務し、下記の業務を行う職員です。

1)イネの粒形を制御するタンパク質の構造決定および機能解析に関する研究の補助
2)実験室内でタンパク質の発現
3)タンパク質の精製・活性測定およびデータの入力

応募資格は、タンパク質の発現、精製の経験があり、エクセル・ワード等の簡単なパソコン操作ができることです。

なお、「高度解析センター契約職員」(研究補助)は、履歴書による1次選考後、面接による2次選考に合格し、採用されれば就職できます。

R2-第4業-重/契約職員(研究補助)

「R2-第4業-重/契約職員」(研究補助)は、令和2年5月1日から令和3年3月31日まで勤務し、機械作業を含む除草や種まき、薬剤散布補助等の圃場および温室における一般管理業務を行う職員です。


応募資格は、特にありません。

なお、「R2-第4業-重/契約職員」(研究補助)は、履歴書による1次選考後、面接による2次選考に合格し、採用されれば就職できます。

野菜花き研究部門 契約職員(研究助手)

「野菜花き研究部門 契約職員」(研究助手)は、令和3年3月31日まで勤務し、下記の業務を行う職員です。

1)花き研究における有用物質に関する試験の実験材料の準備、管理に関する研究補助
2)実験器具の洗浄等の研究補助
3)DNA抽出およびPCR実験等の研究補助
4)得られた実験データの整理・PC作業に関する業務

応募資格は、大学学部卒以上もしくは同等の経験のあることです。

なお、「野菜花き研究部門 契約職員」(研究助手)は、履歴書による1次選考後、面接による2次選考に合格し、採用されれば就職できます。

任期付職員(研究職員)/中央農業研究センター北陸研究拠点

「任期付職員」(研究職員/中央農業研究センター北陸研究拠点)は、令和2年7月1日~令和3年7月31日まで新潟県上越市の「中央農業研究センター」に勤務し、下記の業務を行う職員です。

1)大麦の高品質・安定多収栽培技術の開発に関する研究
2)大麦子実の硝子率増加要因の解明と対策技術の確立
3)試験圃場やポットを用いた大麦の栽培
4)大麦に関する生育調査および収穫期調査
5)大麦に関する分析用試料の採取・調製と品質分析
6)大麦に関する生理学的実験
7)大麦に関するデータの入力と解析

応募資格は、作物栽培学系の分野で大学院修士課程以上の学歴を有する人など、諸条件がありますので、くわしくは、ホームページを確認してください。

なお、「任期付職員」(研究職員/中央農業研究センター北陸研究拠点)は、
各種提出書類による1次選考後、面接による2次選考に合格し、採用されれば就職できます。

採用に関する詳細

上記に記載してある情報は、2020年4月に調査したものです。詳細は、公式ホームページの採用情報をご覧ください。

▼参考URL:http://www.naro.affrc.go.jp/acquisition/

まとめ

以上、「農林水産省所管の独立行政法人「農業・食品産業技術総合研究機構」に就職するには?」でした。

「農業・食品産業技術総合研究機構」は、農作物・食品の国内安定供給と自給率の向上の推進、農業・食品産業のグローバル競争力の強化などを行う役割を担っています。

「農業・食品産業技術総合研究機構」への就職を希望されている方は、ぜひこの記事をご参考ください。

本記事は、2020年6月25日時点調査または公開された情報です。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと、安全性・有用性を考慮の上、ご利用ください。

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この記事を書いた人

公務員総研の編集部です。公務員の方、公務員を目指す方、公務員を応援する方のチカラになれるよう活動してまいります。

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