「ガボン共和国」ってどんな国?
「ガボン共和国」の正式名称はフランス語で「République Gabonaise」、英語では「Gabonese Republic」です。漢字では「加蓬」と表記されます。
「ガボン共和国」の広さ 面積・場所について
「ガボン共和国」の面積は約26万7,667平方キロメートルで、日本の約3分の2に相当する大きさです。
「ガボン共和国」の場所は、北西に赤道ギニア、北にカメルーン、南と東にコンゴ共和国と国境を接し、西は大西洋のギニア湾に面しています。
「ガボン共和国」の首都について
「ガボン共和国」の首都は「リーブルビル」で、「リーブルビル」は首都としては、ガボン川大河口に面し、ギニア湾にも近く、交易の中心地で、北緯0度22分30秒、東経9度25分に位置しています。
「リーブルビル」の2013年時点の人口は、約73万人です。
「ガボン共和国」の人口について
「ガボン共和国」の人口は、世界銀行が2019年に調べた時点で約217万人であり、人口密度は、約7.88人で、第180位です。
「ガボン共和国」の成り立ちについて
「ガボン共和国」は、1960年8月に独立し、1961年2月にレオン・ムバ初代大統領が就任、1964年2月にクーデター未遂事件が発生、1967年11月にオマール・ボンゴ大統領が就任、1973年2月に大統領選挙、オマール・ボンゴ大統領が再選されました。
1990年4月に複数政党制への移行が決定、9月同制度で初の国民議会選挙が実施、1991年3月に新憲法、政党法がを国民議会で採択、1993年12月に複数政党下初の大統領選挙が実施、オマール・ボンゴ大統領が5選されました。
1997年3月に二院制へ移行、1998年12月に大統領選挙、オマール・ボンゴ大統領が6選され、2001年12月に国民議会選挙が実施、2002年1月「開かれた内閣」が発足、2005年11月に大統領選挙が実施、オマール・ボンゴ大統領が7選されました。
2009年6月にオマール・ボンゴ大統領が死去、2009年8月に大統領選挙が実施、アリ・ボンゴ国防大臣が当選、2009年10月にアリ・ボンゴ大統領が就任、2011年12月に国民議会選挙が実施されました。
2013年12月に地方選挙が実施、2016年8月に大統領選挙が実施、2016年9月にアリ・ボンゴ大統領が再選されました。
「ガボン共和国」の国民・宗教・言語について
「ガボン共和国」の国民について
「ガボン共和国」の人種割合は、北西部のファン人が約28.6パーセントで最も多く、そのほかに南部のプヌ人が約10.2パーセント、ンゼビ人が約8.9パーセント、エシラ人、オバンバ人、ドゥマ人などのバントゥー系民族が多数を占め、北東にバカ人が存在しています。
フランス人は、約1万人ほどですが、強い影響力を保っており、Okuyi という儀式を行う民族が存在しています。
「ガボン共和国」の宗教について
「ガボン共和国」の国家宗教は、カトリック教会を中心としたキリスト教が約73パーセントを占め、約12パーセントがイスラム教、約10パーセントを伝統宗教、約5パーセントを無宗教と無神論が占めています。
「ガボン共和国」の言語について
「ガボン共和国」の公用語は、フランス語で、そのほかにファン語などのバントゥー語群の言語、アダマワ=ウバンギ語派のバカ語が使用されています。
「ガボン共和国」の経済状況について
「ガボン共和国」の通貨はCFAフランで、GDPは約166.6億米ドルで、世界第121位です。そして、一人当たりのGDPは約7,421.18ドルで、世界第79位です。
「ガボン共和国」の貿易について
「ガボン共和国」の貿易相手は主に、輸出が米国、中国、スペイン、フランスで、
輸入がフランス、ベルギー、米国、イタリアとなっています。
「ガボン共和国」の主な輸出品目は、原油、マンガン鉱、木材などで、輸入品目は、機械類、車両、食料品などです。
「ガボン共和国」の政治・政策について
政治体制について
「ガボン共和国」は共和制です。
議会は、二院制で、国民議会は143議席、任期は5年で、上院議会は67議席、任期は6年になっています。
「ガボン共和国」の元首・首相・外相について
「ガボン共和国」の元首について
「ガボン共和国」の元首は、アリ・ボンゴ・オンディンバ大統領です。
「ガボン共和国」の首相・外相について
「ガボン共和国」の首相は、ローズ・クリスティアンヌ・オスカ・ラポンダで、外相は、パコム・ムベレ・ブベヤです。
「ガボン共和国」の国防・軍事制度・兵役について
「ガボン共和国」は、旧宗主国の仏等欧米や中国などの伝統的なパートナーにとどまらず、シンガポール、トルコ、モロッコ、韓国などの多様な経済パートナーを希求しているため、積極的なトップ外交が展開されています。
中部アフリカ地域の安定勢力として、伝統的に地域の紛争解決に積極的な役割を果たしており、近年は同国に本部を置く中部アフリカ諸国経済共同体(ECCAS)を通じたギニア湾海賊、中央アフリカ情勢への関与も行われています。
軍事力は、予算は2.67億米ドルで、兵役は志願兵制で、兵力は6,700人です。
また、兵力の内訳は、陸軍が約3,200人、海軍が約500人、空軍が約1,000人、憲兵隊が約2,000人で、このほか、駐留仏軍が約450人となっています。
「ガボン共和国」と「日本」の関係は?
「ガボン共和国」と「日本」の政治関係は、1960年8月17日に日本はガボンを承認し、1972年に在ガボン大使館が開設、1968年にガボンに在京大使館が開設されました。
二国間の関係は一貫して良好で、故オマール・ボンゴ大統領は、1984年の国賓を含め5度来日、アリ・ボンゴ大統領は、2010年10月に実務訪問賓客として訪日したほか、TICAD Vでも来日した実績があります。
経済関係は、2019年現在、対日貿易額は、輸出が約61.2億円、輸入が約34.4億円
で、主要輸出品目は、石油、マンガン鉱、木材、輸入品目は、自動車、建設用・鉱山用機械、タイヤ・チューブです。
文化関係は、文化無償協力として教育機材、視聴覚機材、印刷機材、柔道機材などの供与実績があり、毎年、在外公館文化事業としてガボン柔道連盟と共催の日・ガボン杯柔道大会およびガボン空手連盟と共催の日本大使杯空手大会が開催されています。
在留邦人数は、2021年現在で41人、在日当該国人数は、2019年現在で64人です。
まとめ
以上、国特集「ガボン共和国」でした。
ちなみに、「ガボン共和国」の男子サッカーFIFAランキングでは、2020年11月の時点では「86位」でした。
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