「セントクリストファー・ネイビス連邦」ってどんな国?
「セントクリストファー・ネイビス連邦」の正式名称は英語で「Federation of Saint Christopher and Nevis」です。漢字では「聖基茨和尼維斯」と表記し、その他「聖克里斯多福及尼維斯、聖尼、聖克里斯多福」などとも表記されます。
「セントクリストファー・ネイビス連邦」の広さ 面積・場所について
「セントクリストファー・ネイビス連邦」の面積は約260平方キロメートルで、西表島とほぼ同じ大きさです。
「セントクリストファー・ネイビス連邦」の場所は、西インド諸島の小アンティル諸島内のリーワード諸島にあり、海を隔てて北西にイギリス領アンギラ、東にアンティグア・バーブーダ、南西にイギリス領モントセラトが存在する島国です。
「セントクリストファー・ネイビス連邦」の首都について
「セントクリストファー・ネイビス連邦」の首都は「バセテール」で、「バセテール」はセントクリストファー島の南西部沿岸に位置しています。
「バセテール」の人口は、2005年現在、1万5,500人です。
「セントクリストファー・ネイビス連邦」の人口について
「セントクリストファー・ネイビス連邦」の人口は、世界銀行が2018年に調べた時点で約5.2万人であり、人口密度は、約218.39人で、第45位です。
「セントクリストファー・ネイビス連邦」の成り立ちについて
「セントクリストファー・ネイビス連邦」は、1493年にコロンブスにより発見され、1623年に英国植民地となり、1958年~1962の間、英領西インド諸島連邦に加盟しました。
その後、1967年に英国自治領となり、1983年に独立、1984年に総選挙が実施、国民行動党(PAM)とネービス改革党(NRP)との連立政権が成立、シモンズ首相が就任しました。
1989年に総選挙が実施、PAMとNRPの連立政権が成立、シモンズ首相が再任されました。
1993年に総選挙が実施、PAMとNRPの連立政権が成立、シモンズ首相が再任、1995年に総選挙が実施、セントクリストファー・ネービス労働党(SKNLP)政権が成立、ダグラス首相が就任しました。
2000年に総選挙が実施、第2次SKNLP政権が成立、ダグラス首相が再任、2004年に総選挙が実施、第3次SKNLP政権が成立、ダグラス首相が再任しました。
2010年に総選挙が実施、第4次SKNLP政権が成立、ダグラス首相が再任、2015年に総選挙が実施、野党連合「チーム統一」(TU)政権が成立、ハリス首相が就任しました。
「セントクリストファー・ネイビス連邦」の国民・宗教・言語について
「セントクリストファー・ネイビス連邦」の国民について
「セントクリストファー・ネイビス連邦」の人種割合は、アラワク族、カリブ族(カリナゴ族)らが入植していましたが、ついで白人が入植し、現在は奴隷の末裔であるアフリカ系黒人がほとんどで白人は少数です。
なお、奴隷として連れて来られた当初と比べると、かなり混血(ムラート)が進んでいます。
「セントクリストファー・ネイビス連邦」の宗教について
「セントクリストファー・ネイビス連邦」の国家宗教は、聖公会、ローマ・カトリック、救世軍などです。
「セントクリストファー・ネイビス連邦」の言語について
「セントクリストファー・ネイビス連邦」の公用語は、英語であり、最も使用されています。
「セントクリストファー・ネイビス連邦」の経済状況について
「セントクリストファー・ネイビス連邦」の通貨は東カリブ・ドルで、GDPは約9億6,100万米ドルで、世界181位です。そして、一人当たりのGDPは約14,918.75米ドルで、世界51位です。
「セントクリストファー・ネイビス連邦」の貿易について
「セントクリストファー・ネイビス連邦」の貿易相手は主に、輸出が、米国、セントルシア、トリニダード・トバゴ、アンティグア・バーブーダで、輸入が、米国、EU、トリニダード・トバゴ、カナダとなっています。
「セントクリストファー・ネイビス連邦」の主な輸出品目は、電子機器、機械、飲料、たばこで、輸入品目は、電子機器、機械類、燃料、食料品です。
「セントクリストファー・ネイビス連邦」の政治・政策について
政治体制について
「セントクリストファー・ネイビス連邦」は、立憲君主制で、議会は一院制、定員は14名です。
「セントクリストファー・ネイビス連邦」の元首・首相・外相について
「セントクリストファー・ネイビス連邦」の元首について
「セントクリストファー・ネイビス連邦」の元首は、エリザベス二世女王です。
「セントクリストファー・ネイビス連邦」の首相・外相について
「セントクリストファー・ネイビス連邦」の首相は、ティモシー・ハリスで、外相は、マーク・アンソニー・G・ブラントリーです。
「セントクリストファー・ネイビス連邦」の国防・軍事制度・兵役について
「セントクリストファー・ネイビス連邦」は、親米・英の穏健外交路線で、英連邦の一員であり、カリブ共同体(CARICOM)・カリブ諸国連合(ACS)・東カリブ諸国機構(OECS)の加盟国です。
また、台湾承認国であり、北朝鮮との国交もあります。
軍事力は、1996年3月にOECS6か国およびバルバドスの7か国の間で域内安全保障システム(RSS)が設置され、1997年に歩兵部隊及び沿岸警備隊からなる国防軍が再編されました。
「セントクリストファー・ネイビス連邦」と「日本」の関係は?
「セントクリストファー・ネイビス連邦」と「日本」の政治関係は、1983年9月19日の独立と同時に日本は同国を承認し、1985年1月14日に外交関係が開設されました。
日本では、在トリニダード・トバゴ大使館が同国を兼轄し、セントクリストファー・ネービスは、台湾から日本を兼轄しています。
経済関係は、対日貿易において、2019年現在、貿易額は、対日輸出が約159万円、対日輸入が約10.2億円、主要品目は、対日輸出が精密機械類、対日輸入が自動車、建設用機械となっています。
在留邦人数は、2018年10月現在、1名、在日当該国人数は、2019年6月現在、12名です。
まとめ
以上、国特集「セントクリストファー・ネイビス連邦」でした。
ちなみに、「セントクリストファー・ネイビス連邦」の男子サッカーFIFAランキングでは、2020年11月の時点では「135位」でした。
コメント