「バルバドス」ってどんな国?
「バルバドス」の正式名称は、英語で「Barbados」です。漢字では「巴巴突」と表記し、その他「巴波徳斯、巴佩道斯、波耳波徳斯、抜爾抜度斯、抜而抜読私、巴巴多斯、 巴貝多」などとも表記されます。
「バルバドス」の広さ 面積・場所について
「バルバドス」の面積は約430平方キロメートルで、種子島とほぼ同じ大きさです。
「バルバドス」の場所はカリブ海、西インド諸島内の小アンティル諸島東端にあり、全体が珊瑚礁で出来ている島国で、海を隔てて約200キロメートルの北西にセントルシア、西にセントビンセント・グレナディーン、南西にグレナダとトリニダード・トバゴが存在します。
「バルバドス」の首都について
「バルバドス」の首都は「ブリッジタウン」で、「ブリッジタウン」は、北緯13度7分、西経59度37分に位置しています。
「ブリッジタウン」の人口は、2014現在、約11万人です。
「バルバドス」の人口について
「バルバドス」の人口は、世界銀行が2018年に調べた時点で約28.6万人万人であり、人口密度は、約669.77人で、第9位です。
「バルバドス」の成り立ちについて
「バルバドス」は、1627年に英国植民地、1652年に英国直轄領となり、1951年に普通選挙制が施行、1961年に英国自治領、1966年に独立しました。
1976年に総選挙が実施、バルバドス労働党(BLP)政権が成立、アダムス首相が就任、1981年に総選挙が実施、BLP政権が継続、アダムス首相が再任されました。
1986年に総選挙が実施、民主労働党政権(DLP)が成立、バロゥ首相が就任、1987年にバロゥ首相の逝去により、サンディフォード首相が就任、1991年に総選挙が実施、DLP政権が継続、サンディフォード首相が再任されました。
1994年に総選挙が実施、BLP政権が成立、アーサー首相が就任、1999年に総選挙が実施、BLP政権が継続、アーサー首相が再任、2003年に総選挙が実施、BLP政権が継続、アーサー首相が再任されました。
2008年に総選挙が実施、DLP政権が成立、トンプソン首相が就任、2010年にトンプソン首相の逝去によってスチュアート首相が就任しました。
2013年に総選挙が実施、DLP政権が成立、スチュアート首相が再任、2018年に総選挙が実施、BLP政権が成立、モトリー首相が就任しました。
「バルバドス」の国民・宗教・言語について
「バルバドス」の国民について
「バルバドス」の人種割合は、アフリカ系が約90パーセント、ヨーロッパ系が約4パーセント、アジア系および混血が約6パーセントです。
「バルバドス」の宗教について
「バルバドス」の国家宗教は、プロテスタントが約67パーセント、ローマ・カトリックが約4パーセント、無宗教が約17パーセント、その他が約12パーセントとなっています。
「バルバドス」の言語について
「バルバドス」の公用語は、英語で、バヤン語と呼ばれる英語系のクレオール言語も使用されています。
「バルバドス」の経済状況について
「バルバドス」の通貨は、バルバドス・ドルで、GNIは約44億1,700米ドルで、世界154位です。そして、一人当たりのGDPは約15,162.57米ドルで、世界50位です。
「バルバドス」の貿易について
「バルバドス」の貿易相手は主に、輸出が米国、トリニダード・トバゴ、ガイアナ、EU、ジャマイカで、輸入が米国、トリニダード・トバコ、EU、中国、日本となっています。
「バルバドス」の主な輸出品目は、燃料、アルコール飲料(蒸留酒)、薬剤、宝飾品類部品で、輸入品目は、燃料、輸送機械、宝飾品類部品、薬剤、加糖飲料、アルコール飲料です。
「バルバドス」の政治・政策について
政治体制について
「バルバドス」は、立憲君主制で、議会は二院制、上院は21議席、下院は30議席です。
「バルバドス」の政策
「バルバドス」は、独立前の1961年以来,民主労働党(DLP)およびバルバドス労働党(BLP)の二大政党による政治運営が行われてきました。
2013年2月の総選挙(下院選挙)では、DLPが30議席中16議席を獲得して辛勝し、スチュアート首相が再任されました。
しかし、直近2018年5月の総選挙において、経済の悪化や選挙日決定の遅れなどから強い批判を受けたそれまでの与党DLPが全ての議席を失い、BLPが30議席全てを獲得して10年ぶりに政権交代し、モトリー政権が発足されましした。
「バルバドス」の元首・首相・外相について
「バルバドス」の元首について
「バルバドス」の元首は、エリザベス2世女王です。
「バルバドス」の首相・外相について
「バルバドス」の首相は、ミア・モトリーで、外相は、ジェローム・ウォルコットです。
「バルバドス」の国防・軍事制度・兵役について
「バルバドス」は、外交関係において、カリブ共同体(CARICOM)域内国との協調が基軸で、米、加との関係を重視しつつ、英国を中心に欧州諸国とも友好関係が維持されています。
また、キューバ、中国、北朝鮮とも国交を有しています。
軍事力は、1996年3月に東カリブ諸国機構(OECS)6か国との間に地域安全保障システム(RSS)が設立されました。
予算は、2017年現在、約38百万米ドルで、兵役は志願制で、兵力は、約610人で、その内訳は、陸軍が約500人、沿岸警備隊が約110人、予備軍が約430人です。
「バルバドス」と「日本」の関係は?
「バルバドス」と「日本」の政治関係は、1966年11月30日の独立と同時に、日本はこれを承認しました。
1967年9月27日外交関係が開設、当初、日本では在ベネズエラ大使館が兼轄していました。
1980年2月より在トリニダード・トバゴ大使館が兼轄、日本は在ブリッジタウン名誉総領事を任命していましたが、2016年1月に在バルバドス大使館が開設されました。
同年10月に初代バルバドス常駐の品田光彦特命全権大使が着任し、バルバドスは駐日大使館は未設置で、2019年に在東京バルバドス名誉領事館が設置されました。
経済関係は、対日貿易において、2019年現在、貿易額は、対日輸出が約1,724万円、対日輸入が約69億2,000万円で、主要品目は、対日輸出がアルコール飲料(蒸留酒)、バッグ類で、対日輸入が自動車(中古乗用車)、自動車の部分品です。
文化関係は、1989年に国際交流基金事業日本舞踊公演以降、2020年の日本カレンダー展が開催されるなど、継続して交流があります。
在留邦人数は、2018年10月現在、29人、在日当該国人数は、2019年6月現在、38人です。
まとめ
以上、国特集「バルバドス」でした。
ちなみに、「バルバドス」の男子サッカーFIFAランキングでは、2020年11月の時点では「162位」でした。
FIFAデータ
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